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論文試験の問題処理が遅い原因は複数あり、今から改善できるものと、今からでは改善できないものがあります。 私が考える問題処理が遅い原因は以下の5つです。 ①記憶が定着していない 〇 ②記憶した知識を使うことに慣れていない 〇 ③事案類型や判断枠組みの理解が曖昧 〇 ④問題文の読み方のコツを掴んでいない 〇 ⑤元々の情報処理速度が遅い ✕or△ ①条文・論点の記憶が定着していないと、問題文を読んで問われている条文・論点に気が付くまで時間がかかります。 ある条文・論点を知っていることと、その条文・論点を具体的事例から素早く確実に抽出できるくらい記憶が定着していることとは、区別しましょう。 合格レベル […]

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私が大学3年次に司法試験を目指してから8年後に司法試験に超上位合格するまでの過程について、私の失敗談も含めて、お話しいたします。 特に、今年から法科大学院に進学する方々に参考にして頂きたいと思います。 . 1.伊藤塾入塾から法科大学院合格まで 私は、第3年次の春に、伊藤塾に入塾しました(22期)。 当時は、旧司法試験コース(100万円前後)と法科大学院専願コース(60万円前後)とがあり、私は法科大学院専願コースを選択しました。 法科大学院入試まで1年数カ月しかなかったため、旧司法試験合格を目指さないで、法科大学院入試一本に絞ろうと考えたからです。 私は、文章の読み書きや要約に慣れていなかったた […]

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人生のいかなる場面においても全力を尽くすことができる人もいれば、そこまではできないという人もいます。 私自身、常に全力を尽くすことができたわけではありません。 人にはそれぞれ、人生の中で、ここは絶対にやり抜かなければいけないという時があります。 私は、幼稚園から高校卒業まで器械体操と新体操をやっており、大学入学後1年間はボクシングをやっていましたが、長いスポーツ人生の中で本気で頑張ることができたのは新体操をやっていた高校2年半だけでした(「私の新体操人生」)。 大学3年から司法試験の勉強を始め、司法試験合格まで8年かかりましたが、その中で後悔のないくらい本気で頑張ることができたのは、法科大学院 […]

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新年明けましておめでとうございます。 旧年中は大変お世話になりました。 受験生の方々は、Twitter・ブログを参考にして頂き、そして各種講座・加藤ゼミをご利用頂き、誠にありがとうございます。 令和2年司法試験・予備試験を受験された方々、これから令和3年以降の司法試験・予備試験・法科大学院入試を受験される方々が、ご自身の目標を達成することできるよう祈念しております。 旧年は、令和2年司法試験リアル解答速報、令和2年予備試験論文速報、令和2年司法試験短答過去問完全解説講義のリリース、質問機能等を実装した新しいブログの公開など、新しい取り込みをすることができました。 今年は、秒速・総まくり、秒速・ […]

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平成22年司法試験では、甲が乙に対する拳銃譲渡を公訴事実として起訴され、罪証認否において甲が「自分は、乙に対して拳銃を譲り渡したことはない」旨述べて否認しているという事案において、検察官が、「甲乙間の本件拳銃譲渡に関する甲乙間の会話の存在と内容」を立証趣旨として、甲乙間における拳銃譲渡を窺わせる甲乙間の会話部分を含む捜査報告書を証拠調べ請求しています(説明の便宜上、甲丙間の会話部分は度外視します)。 拳銃譲渡に関する甲乙間の会話の使い方としては、①要証事実を甲乙間の会話の内容の真実性を前提としたものにする(甲乙間の会話の内容たる事実を要証事実とする)、②甲乙間でそのような内容の会話がなされたこ […]

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論文試験でも短答試験でも、勉強の量だけでなく、勉強のやり方も重要です。 特に、論文試験の場合、勉強のやり方を間違えていると、比較的早い段階で成長が止まってしまい、合格水準まで到達しなくなってしまいます。 勉強量が多いのに論文試験の実力・成績が上がらないという方は、以下のことを確認してみましょう。 . 1つ目は、記憶する機会をちゃんと設けているかです。 論文試験では思考力が重視されていますが、ここで想定されている「思考」とは法律知識を前提とした思考です。 物理・数学の問題で、数式・公式等のルールを前提とした思考が問われているのと同じです。 論文試験で規範等のルールを記憶しないで問題を解こうとする […]

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来年から法科大学院(既修者コース)に進学される方は、今から、制限時間2~3時間で令和2年司法試験過去問を解いてみましょう。 とても勇気のいることですが、2~3年後に倒すべき敵(司法試験の問題)に体当たりして、敵の特徴と敵に及ばない原因と正面から向き合い、今後の対策を考えましょう。 予備校を利用している方であれば、①予備校の入門講座のインプット講座(伊藤塾なら基礎マスター)を一通り受講し、②予備校のアウトプット講座(伊藤塾なら論文マスター)も一通り受講したという段階から、司法試験過去問に着手するべきであると考えます。 短文事例問題(分量は旧司法試験くらい、難易度は旧司法試験よりも低い)で6~7割 […]

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論文試験における時間の計り方は様々です。 私は、以下の3つの計り方を想定した上で、3つ目の計り方を選択していました。 . 1つ目は、時計の時刻を試験の時刻に一致させる方法です。 例えば、司法試験初日の選択科目であれば、開始時刻が9時30分ですから、時計の時刻を9時30分ちょうどに合わせます。 この計り方には、試験中に試験開始時刻を勘違いしてしまうリスクがあります。 試験開始時刻は科目等により異なります。 〇時00分開始の科目もあれば、〇時15分開始、〇時30分開始、〇45分開始の科目もあります。 問題を解くことに集中している試験中に、14時45分開始の刑事訴訟法の開始時刻を15時00分だと勘違 […]

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先ほど、第73期司法修習生の二回試験の合否発表がありました。 今年の二回試験を受験した方々にお伝えしたいことが、4つございます。 1.進路選択の正解は1つではない 合格者の多くは、所属先も含めて第一次的な進路が決まっていると思いますが、これから仕事をしながら今後の進路について悩むことがあると思います。 まだ第一次的な進路が決まっていないという方は、就活等もやりながら今後の進路について考えることになります。 進路選択における正解は人ごとに異なります。 自分にとってのベストな選択が、業界の多数派のイメージと一致する人もいれば、一致しない人もいます。 司法試験合格者というグループに属する人たちにも、 […]

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資格スクエアと日本評論社様との間で成立した和解には、以下の重要な取り決めがございます。 以下は、2020年12月8日に日本評論社様が発表した文章の抜粋です(下線は私が付したものです)。全文はこちらからご覧ください。 . 当社公表文で既にお知らせしたとおり、当社らは、真の意味で再発防止が確保できないのであれば、訴訟もためらわないという強い姿勢でサイトビジットとの交渉を進めて参りました。そして、サイトビジットが、本件侵害事件を受けた再発防止策として、司法試験受験講座及び司法試験予備試験受験講座のメインテキストを少なくとも当面の間は市販品とし、オリジナルテキストを作成するための知識及び体制が整わない […]

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司法試験・予備試験のいずれにおいても、行政法論文の対策では、行政法・処分性・原告適格の三大頻出分野について、過去問の演習・分析を通じて、判断枠組みを正しく使いこなせるようになることが一番重要です。 去年、法学書院様の受験新報2019年10月号で特集を組んで頂き、合計56頁にわたる「特集1  合格答案を書くための 『行政法集中演習』」を執筆させて頂きました。 本特集では、①行政法の出題の特徴とそれを踏まえた勉強方法について説明した上で、②行政裁量・処分性・原告適格の三大頻出分野について、司法試験・予備試験過去問の事案・参照条文を適宜簡略化した問題を使って、丁寧な解説及び答案例により説明するととも […]

本日、本ブログのリニューアルを完了しました。 リニューアルした点は、以下の2つです。 . 1.検索機能の強化 これまでは、検索機能は、「記事」だけに対応しており、かつ、「1つのキーワードでのみ検索できる」という状態でした。 今回のリニューアルにより、検索機能は「記事」に加えて「質問コーナー」にも対応し、かつ、「2つのキーワードでの検索も可能」となりました。 以下では、検索機能の使い方について、説明いたします。 . 使い方① 例えば、「憲法」と入力して「検索」ボタンを押すと、「憲法」というキーワードが含まれる「記事」と「質疑応答」の一覧が表示されます(手順1)。 その後で、「記事+追加」を押すと […]

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2020年8月31日に資格スクエアから正式公表された「予備試験講座・司法書士講座における書籍の不正利用」について、資格スクエアと全ての著作権者様・出版社様との間で和解が成立いたしました。 先週末、資格スクエアの取締役の方から私へ報告があり、週明けに速やかに和解成立について正式公表するとのことでしたので、資格スクエアによる正式公表を確認した後に、私のブログでも公表させて頂きました。 資格スクエアのウェブサイトによる「和解合意のお知らせ」はこちらからご覧いただけます。 . 今回、書籍の不正利用が問題となった講座等は以下の5つです。 . 「司法試験予備試験講座」4期(販売期間2017年12月~201 […]

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多くの合格者に共通するのことが、主体的に取り組む姿勢です。 例えば、どんなに予備校講座にお金を使っても、単に講座を最初から最後まで聴いただけでは、講座を合格に役立てることができないどころか、時間を無駄にすることになります。 講義内容をインプットしたり、方法論を自分にとって常識化することまでやって初めて、その講座を合格に役立てることができます。 また、これは答案添削付きのゼミによくありがちなことですが、添削を受けること(あるいは、添削で良い講評を得ること)自体を目的化してしまいがちです。 特に、受験回数が多い方は、「この講座・ゼミについて行くだけで合格できるのではないか。」という考えに陥りやすい […]

「令和2年司法試験リアル解答速報」企画で作成した手書き答案を文字起こししたものを公開いたします。 科目ごとの雑感については、下記の記事をご覧ください。 労働法 憲法 行政法 民法  商法 民事訴訟法 刑法  刑事訴訟法 . 刑法 所要時間 120分(読む17分 構成21分 答案82分) 想定順位 100番前後 答案(手書き答案を文字起こししたもの) 約3800文字、1行あたり平均39文字 PDF化した答案はこちら 設問1 甲がBに対して自分が暴力団組員であるかのように装い、「Aから債権の取り立てを頼まれた。債権は600万円だとAから聞いている。その金を指定する口座に入金しろ。金を返さないのであ […]

「令和2年司法試験リアル解答速報」企画で作成した手書き答案を文字起こししたものを公開いたします。 科目ごとの雑感については、下記の記事をご覧ください。 労働法 憲法 行政法 民法  商法 民事訴訟法 刑法  刑事訴訟法 . 民法 所要時間 120分(読む27分 構成13分 答案80分) 想定順位 100番以内 答案(手書き答案を文字起こししたもの) 約3700文字、1行あたり平均38文字 PDF化した答案はこちら 設問1 1.Aは、契約①に基づく残代金債権(民法555条)をCに対して譲渡し(466条1項)、同債権譲渡についての通知がBに到達した(467条1項)。他方で、Bは、契約①の目的物であ […]

「令和2年司法試験リアル解答速報」企画で作成した手書き答案を文字起こししたものを公開いたします。 科目ごとの雑感については、下記の記事をご覧ください。 労働法 憲法 行政法 民法  商法 民事訴訟法 刑法  刑事訴訟法 . 憲法 所要時間 119分(読む21分 構成21分 答案77分) 想定順位 100位以内 答案(手書き答案を文字起こししたもの) 約3400文字、1行あたり平均40文字 PDF化した答案はこちら 第1.規制① 1.規制①には、高速専業だった乗合バスの事業者の選択した高速路線バス事業を継続する自由を侵害するものとして憲法22条1項に反し違憲ではないかという問題がある。 2.狭義 […]

「令和2年司法試験リアル解答速報」企画で作成した手書き答案を文字起こししたものを公開いたします。 科目ごとの雑感については、下記の記事をご覧ください。 労働法 憲法 行政法 民法  商法 民事訴訟法 刑法  刑事訴訟法 . 労働法第1問 所要時間 81分(読む9分 構成14分 答案58分) 想定順位 10位以内 答案(手書き答案を文字起こししたもの) 約2300文字、1行あたり平均37文字 PDF化した答案はこちら 設問1 1.まず、月間180時間以内の労働時間中の時間外労働に対する割増賃金請求権(以下、「本件割増賃金請求権」とする)が発生しているか。 (1) XはY社との間で本件雇用契約(民 […]

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刑事訴訟法における「強制の処分」の判断基準は、3つあります。 ①「個人の意思を制圧し、身体、住居、財産等に制約を加え」るかどうかという昭和51年決定が示した基準 ②「相手方の意思に反して、重要な権利・利益を実質的に制約する処分」かどうかという現在の有力な学説の示す基準 ③「個人の意思を制圧して憲法の保障する重要な法的利益を侵害する」か否かという平成29年大法廷判決が示した基準 ②は、重要権利利益実質的侵害説とも呼ばれる学説です。 ②では、「強制の処分」の要件は、㋐相手方の意思に反して、㋑重要な権利利益を実質的に制約するという2つに整理されます。 平成27年・平成30年司法試験の出題趣旨・採点実 […]

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刑事訴訟法では、来年以降も、学説の対立が出題される可能性があります。 学説対立が問われる可能性がある分野の一つとして、無令状捜索・差押えが挙げられます。 無令状捜索・差押えについては、実質的根拠について相当説(合理説)と緊急処分説が対立しており、両説の対立が無令状捜索・差押えの許容範囲(時間的範囲・場所的範囲・物的範囲)に影響します。 無令状捜索・差押えについては、相当説と緊急処分説の違い(特に、緊急処分説の立場)について、正確に理解する必要があります。 相当説は、逮捕に伴う捜索・差押えが無令状で許容される実質的根拠について、逮捕の現場には証拠が存在する蓋然性が一般的に高く、令状裁判官の事前審 […]

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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)

加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年  新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立

執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
 答案を書くための 行政法集中演習」
 (法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
 25年」行政法(法学書院)

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