選択科目
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労働法では、判例(裁判例を含みます)の事実関係を意識した出題が頻繁になされる上に、判例を踏まえて当てはめが非常に重視されているため(例えば、判例と真逆の事実評価をするとほぼ点が入りません)、判例を踏まえた当てはめをするために、判例の規範の正しい意味と、判例がどの事実をどう評価したのかという当てはめのポイントを学習することは非常に重要です。 判例を踏まえた論証をするだけでなく、論証後の当てはめも判例を踏まえた論述をしなければならないというのが、労働法の特徴の1つです。 こうした意味で、労働法では、判例百選をはじめとする判例集を使って判例の事案と判旨を確認することも意味があります。 このような科目 […]
司法試験・予備試験における選択科目の選び方についての私の見解をご紹介いたします。 選択科目をどの科目にするのかについて悩んでいる方に参考にして頂きたいと思います。 私が考える選択科目を選ぶ際の重要な考慮要素は、以下の4つです。 1. 受験生としての自分との相性 2. 基本7科目との共通性 3. 自分が関心を持つことができるか 4. 教材・講座が充実しているか 1. 受験生としての自分との相性 受験生としての選択科目の勉強は、あくまでも試験対策としてやるものですから、自分が関心を持つことができるか、実務でどれだけ使う可能性・頻度が高いのかといったことだけではなく、受験生としての自分 […]
ブログで質問コーナーで「労働法重要問題100選の問題のうち令和4年予備試験で出題される可能性の高いもの」についてご質問を頂きましたので、こちらで回答を共有させて頂きます。 労働法に限らず、選択科目全般について言えることですが、予備試験での一発目の出題では、「司法試験過去問で出題された論点のうち、出題頻度が高く、かつ、難易度の高くないもの」が出題される可能性が高いです。 以上の観点から、労働法重要問題100選の問題のうち令和4年予備試験で出題される可能性の高いものは次の問題であると考えます。 (労働法保護法) 第5問、第6問、第18問 第34問、第41問、第54問 (労働組合法) 第75問、第7 […]
令和4年予備試験の選択科目の出願状況が発表されました(公式資料はこちらでございます)。 1位 労 働 法 5,546人(34,35%) 2位 倒 産 法 2,923人(18,11%) 3位 経 済 法 2,288人(14,17%) 4位 知的財産法 1,921人(11,90%) 5位 国際関係法(私法系) 1,639人(10,15%) 6位 租 税 法 912人( 5,65%) 7位 国際関係法(公法系) 496人( 3,07%) 8位 環 境 法 420人( 2,60%) 予備試験受験生の方で、これから選択科目を選択する方に参考にして頂きたいと思います。 また、加藤ゼミナールでは、司法試験で […]
あと1か月半後、令和4年司法試験論文式と短答式が実施されます。 今週火曜日から、Twitterで、科目ごとの論文対策で大事なことについてtweetしております。 沢山の反響を頂きましたので、本ブログでも共有いたします。 憲法 ①違憲審査の基本的な枠組みを深く正確に理解記憶する ②特殊な違憲審査の枠組み(生存権など)についても最低限の知識は持っておく ③判例学説を①②の枠組みに結び付けて理解し、核心部分を一文で説明できるようにする ④何をどう論じるのかを問題文のヒントから判断 行政法 ①三大頻出分野である行政裁量・処分性・原告適格について、主として過去問演習を通じて、処理手順や講学上の判断枠組み […]
令和4年予備試験の選択科目の問題数、試験時間、出題の範囲・形式 令和4年6月2日、令和4年予備試験論文式における選択科目の問題数・試験時間が発表されました(詳細はこちら)。 以下は、発表された「司法試験予備試験の実施方針について」のうち、選択科目に関するものを抜粋したものです。 . 4 選択科目 ⑴ 出題方針 各法分野における基本的な知識、理解及び基本的な法解釈・運用能力並びにそれらを適切に表現する能力を問うものとする。 司法試験において、更に同様の法分野に関する能力判定がなされることを前提に、予備試験の選択科目においては、基本的な知識,理解等を問うものとする。 ⑵ 問題数 1問とする。 ⑶ […]
本記事では、選択科目の選び方、選択科目対策を開始する時期、労働法の科目特性、及び労働法の勉強のコツなどについて紹介させて頂きます。 令和4年からは、予備試験の論文科目にも現行司法試験と同じ科目の選択科目が導入されることになるため、司法試験合格を目指す方だけでなく、令和4年以降の予備試験合格を目指す方にも参考にして頂きたいと思います(予備試験論文式における選択科目の導入については、こちらの記事をご覧ください)。 . 目次 1.司法試験・予備試験における選択科目対策についての動画 2.選択科目の選び方 3.選択科目対策を開始する時期 4.労働法の特徴 5.労働法の勉強のコツ 6.労働法・経済法選択 […]
本日、司法試験予備試験の論文式による筆記試験の選択科目の選定に関する意見募集の実施についての意見募集中案件詳細として、「司法試験予備試験の論文式による筆記試験の選択科目の選定について」という文書が公表されました。 これによると、令和4年以降の予備試験論文式の選択科目は司法試験論文式の選択科目と一致する予定です。 詳細につきましては、「パブリックコメント:意見募集中案件詳細」をご覧ください。 現時点では確定してはいないものの、上記の通り実施されると考えて問題ありません。 選択科目の勉強を開始する時期についてですが、私は、論文試験1年前くらいからが適切であると考えています。 選択科目の勉強に入る前 […]

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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)
加藤ゼミナール代表取締役弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年 新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
答案を書くための 行政法集中演習」
(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」
行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」
行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
25年」行政法(法学書院)