民法
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司法試験の初日、本当にお疲れ様でした。 司法試験の初日は、試験時間が一番長いですし、一番緊張すると思います。 緊張から前日に十分眠れなかったり、復習が間に合わないため睡眠時間を削って試験に臨んだという方もいると思います。 今日は、しっかりと休み、明日の民事系論文に向けてコンディションを整えましょう。(2023.7.12 追記) 今回の記事では、出題内容に左右されることなく安定して合格答案を書くための【科目単位のコツ】のうち、民事系に関するものを紹介いたします。 民事系論文で頭をフル回転させるためにしっかりと休む 2つ目の民事系論文では、頭をフル回転させる必要が高いです。 無理をし […]
民法では、公法系、民事訴訟法及び刑事訴訟法に比べて、一つのひとつの論点について要求される理解度は高くありませんから、その分だけ判例百選を読み込む必要性も高くありません。 網羅性のあるインプット教材及び短文事例問題集を使って勉強をしておけば十分です。 民法の論点学習では、どういった事案で、どういった請求と要件との関係でこの論点が出てくるのかを事前に把握しておくことが重要です。これが基本であり、仮に判例百選を読むのであれば、原則としてこれらのことを把握するために必要な限度で判例百選を読めば足ります。また、一部の判例では、当てはめのポイントを学ぶために事案及び判旨に目を通すべきものもあります。 解説 […]
あと1か月半後、令和4年司法試験論文式と短答式が実施されます。 今週火曜日から、Twitterで、科目ごとの論文対策で大事なことについてtweetしております。 沢山の反響を頂きましたので、本ブログでも共有いたします。 憲法 ①違憲審査の基本的な枠組みを深く正確に理解記憶する ②特殊な違憲審査の枠組み(生存権など)についても最低限の知識は持っておく ③判例学説を①②の枠組みに結び付けて理解し、核心部分を一文で説明できるようにする ④何をどう論じるのかを問題文のヒントから判断 行政法 ①三大頻出分野である行政裁量・処分性・原告適格について、主として過去問演習を通じて、処理手順や講学上の判断枠組み […]
論文試験では、知らない論点が出題されることもあります。現場思考論点が出題されることもありますし、自分が知らない既存論点が出題されることもあります。 知らない論点が出題された場合でも合格水準の答案を書くことができるように、”知識”以外の”技術”を身につけておくことが重要です。 短期合格を目指すためにも、上位合格を目指すためにも、知らない論点が出題された場合における対処法をしっかりと確立しておくことは重要です。 以下が今回紹介する対処法です。 . 理由⇒規範という構造の”論証”を書く(法的三段論法の形式を守る) 問題文のヒント […]
論証を記憶するコツにはいくつかあります。 前回は、「論証を記憶する5つのコツ」という記事で、論証を記憶するコツについて5つ紹介させて頂きました。 今回は、関連記事として、「理由付けのキーワードを正確に理解していれば、複数の要件を自然と導くことができる」ということについて、記事にさせて頂きます。 例えば、権利外観法理(表見法理ともいう)絡みの論点については、論証の理由付けの核をなしている権利外観法理の内容を理解していれば、規範である要件の整理や内容の導くことができます。 民法94条2項の趣旨は、権利外観法理にあります。 権利外観法理とは、①虚偽の外形の②作出につき帰責性のある真正権利者の犠牲にお […]
今日は、民法の「公示の原則」と「公信の原則」の違いについてです。 両者の違いは、基本的かつ重要なことであるものの、正確に理解することができていない方が結構いるので、今回の記事で正確に理解を身につけて頂きたいと思います。 公信の原則 公信の原則は、無いものを有るものとして扱ってもらえるかの問題です。 より丁寧に説明すると、権利関係が存在しないのにそれが存在するかのような不実の「公」示がなされた場合に、その不実の公示を見て公示された通りの権利関係が存在すると「信」じた第三者との関係で、公示された通りの権利関係が存在したものとして扱べきかという問題です。 不動産取引であれば、Cが、B所 […]

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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)
加藤ゼミナール代表取締役弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年 新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
答案を書くための 行政法集中演習」
(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」
行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」
行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
25年」行政法(法学書院)