論文
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以下では、令和5年度の司法試験・予備試験に向けた司法試験過去問・予備試験過去問のランキングを公表させて頂きます。 基本7科目と労働法については私が、経済法については加藤駿征講師(経済法1位・総合5位、実務家弁護士)がランクを付けております。 青文字部分をクリックすると、当該ランキングのページに移動して頂けます。 【令和5年司法試験向け】 基本7科目の司法試験過去問ランキング 労働法の司法試験過去問ランキング 経済法の司法試験過去問ランキング 【令和5年予備試験向け】 基本7科目の予備試験過去問ランキング 労働法の司法試験過去問ランキング 経済法の司法試験過去問ランキング

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本ページでは、判例百選(有斐閣)のうち事案及び判旨を読むべき判例を選別した【厳選!超重要判例百選トップ10】に関する記事のリンクをまとめております。 下記のリンクをクリックすると、当該科目の【厳選!超重要判例百選トップ10】に関する記事に移動することができます。 【厳選!超重要判例百選トップ10】憲法 【厳選!超重要判例百選トップ10】行政法 【厳選!超重要判例百選トップ10】民法 【厳選!超重要判例百選トップ10】会社法 【厳選!超重要判例百選トップ10】民事訴訟法 【厳選!超重要判例百選トップ10】刑事訴訟法 【厳選!超重要判例百選トップ15】労働法

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労働法では、判例(裁判例を含みます)の事実関係を意識した出題が頻繁になされる上に、判例を踏まえて当てはめが非常に重視されているため(例えば、判例と真逆の事実評価をするとほぼ点が入りません)、判例を踏まえた当てはめをするために、判例の規範の正しい意味と、判例がどの事実をどう評価したのかという当てはめのポイントを学習することは非常に重要です。 判例を踏まえた論証をするだけでなく、論証後の当てはめも判例を踏まえた論述をしなければならないというのが、労働法の特徴の1つです。 こうした意味で、労働法では、判例百選をはじめとする判例集を使って判例の事案と判旨を確認することも意味があります。 このような科目 […]

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刑事訴訟法では、刑法以上に、判例の規範の正しい意味を前提とした説得力のある当てはめが重視されています。 したがって、判例百選を読む際には、主として、重要論点における当てはめのポイント、その前提となる規範の正しい意味を理解することを獲得目標とします。 刑事訴訟法では、刑法以上に、理論面について深入りしようとしてしまいがちですが、理論面で深いことが問われることはほぼないので、発展的な問題も含めて理論面についての理解を得るために解説部分を読む必要はありません。仮に解説を読むのであれば、判例の規範の正しい意味と、本件における当てはめのポイントを把握するために必要な限度にとどめましょう。 こうした意味で […]

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刑法では、判例百選を読む際には、主として、重要論点における当てはめのポイント、その前提となる規範の正しい意味を理解することを獲得目標とします。また、一部ですが、発展的な問題も含めて理論面についての理解を得るために解説部分を読むべき場合もあります。 刑法では、深さという点でいえば、理論面について深いことが問われることが稀であり、説得力のある当てはめの前提となる判例の規範の正しい意味を理解することの方が遥かに重要です。 こうした意味で、判例百選で事案と判旨を確認することには試験対策上の意味があります。 刑法では、判例百選を読むべき判例を10個に絞り込むのが難しいという意味で、判例の厳選で結構悩みま […]

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民事訴訟法は、民事系3科目の中で最も基本概念や論点についての深い理解が求められる科目であり、基本概念の内容や論点の論証を表面的に暗記しているだけでは、司法試験・予備試験レベルの問題には対応できません。 また、判例の事実関係をベースにした事案が出題されることも珍しくありませんから、こういった意味でも、民法・商法に比べて判例の事案及び判旨を読み込んでおく実益があります(※加藤ゼミナールの基礎応用完成テキスト・総まくりテキストには、試験対策として読むべき判例の事案・判旨・解説が反映されていますから、加藤ゼミナールの受講者様は判例百選を読む必要はありません。他科目についても同様です。)。 ただし、民事 […]

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会社法でも、基本的には民法と同様であり、原則として、事実関係や理論面について深い探求をする必要はなく、論点が顕在する事案、条文及び要件を把握するとともに、判旨に書いてあることを理解して論証化するために必要な限度で読めば足ります。 したがって、基礎応用完成テキスト・総まくりテキストや基礎問題演習テキストのように網羅性のあるインプット教材及び短文事例問題集を使って勉強をしているならば、判例百選を読む必要はありません。 仮に判例百選を読むのであれば、事案及び判旨を通じて当てはめのポイントを学習しておく必要性の高い判例から優先的に読み込むことになります。 以下では、こうした観点に出題可能性も加味した上 […]

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民法では、公法系、民事訴訟法及び刑事訴訟法に比べて、一つのひとつの論点について要求される理解度は高くありませんから、その分だけ判例百選を読み込む必要性も高くありません。 網羅性のあるインプット教材及び短文事例問題集を使って勉強をしておけば十分です。 民法の論点学習では、どういった事案で、どういった請求と要件との関係でこの論点が出てくるのかを事前に把握しておくことが重要です。これが基本であり、仮に判例百選を読むのであれば、原則としてこれらのことを把握するために必要な限度で判例百選を読めば足ります。また、一部の判例では、当てはめのポイントを学ぶために事案及び判旨に目を通すべきものもあります。 解説 […]

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行政法でも、論文試験として判例を学習する必要があるからといって、必ずしも判例集で判例の事案及び判旨を最初から最後まで読む必要はありません。 論文試験でこの判例を使うためには、この判例についてどこまで丁寧に勉強をする必要があるのかということから逆算して、判例ごとに勉強の仕方に濃淡をつけることになります。 例えば、行政処分の職権取消しは重要論点ですが、農地買収計画及び売渡計画の取消しという形で判例と同様の事案で出題されるわけではありませんから、「処分をした行政庁その他正当な権限を有する行政庁においては、自らその違法または不当を認めて、処分の取消によつて生ずる不利益と、取消をしないことによつてかかる […]

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憲法に限ったことではありませんが、論文試験として判例を学習する必要があるからといって、必ずしも判例集で判例の事案及び判旨を最初から最後まで読む必要はありません。 論文試験でこの判例を使うためには、この判例についてどこまで丁寧に勉強をする必要があるのかということから逆算して、判例ごとに勉強の仕方に濃淡をつけることになります。 例えば、閲読の自由(知る自由)は司法試験で2回出題されている(平成20年・平成30年)重要論点ですが、在監者の閲読の自由の制約が出題されるわけではありませんから、よど号ハイジャック記事抹消事件(百Ⅰ14)については、論文対策としては、「およそ各人が、自由に、さまざまな意見、 […]

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司法試験・予備試験における選択科目の選び方についての私の見解をご紹介いたします。 選択科目をどの科目にするのかについて悩んでいる方に参考にして頂きたいと思います。 私が考える選択科目を選ぶ際の重要な考慮要素は、以下の4つです。 1. 受験生としての自分との相性 2. 基本7科目との共通性 3. 自分が関心を持つことができるか 4. 教材・講座が充実しているか   1. 受験生としての自分との相性 受験生としての選択科目の勉強は、あくまでも試験対策としてやるものですから、自分が関心を持つことができるか、実務でどれだけ使う可能性・頻度が高いのかといったことだけではなく、受験生としての自分 […]

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答案を書く際に使うボールペン選びはとても重要です。 自分に合ったボールペンを選べるか否かで、文字の読みやすさと筆速がだいぶ変わります。 私は、①パイロット フリクションボール0.7mmを、ペン芯を②ZEBRA サラサクリップ0.5mmジェルボールペンのものに入れ替えて使っていました。 【①パイロット フリクションボール0.7mm】 【②ZEBRA サラサクリップ0.5mmジェルボールペン】 ペン芯としては②ZEBRA サラサクリップが一番使いやすいいのですが、私はペン軸が少し太い方が書きやすかったので、ペン軸としては①パイロット フリクションボールのものが一番使いやすかったです。 そこで、①の […]

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令和4年司法試験の出題趣旨が公表されていますが、出題趣旨を読む際には、来年以降の司法試験で使えそうなことを獲得するために読んでいるということを明確に意識する必要があります。 こうした意識を持ちながら出題趣旨を読むことで、理解記憶するべき出題趣旨の範囲が試験対策として必要な範囲に限定されるとともに、必要に応じて出題趣旨の記述を一般化して把握できるようになります。 常に、「ここに書かれていることは本問に固有のことであり来年以降の司法試験で使うことはないのではないか」、「ここに書かれていることは別の問題にも共通することであり一般化が可能なのではないか」ということを考えながら出題趣旨と向き合うべきです […]

例えば、短答120点で論文の成績を含む総合評価ではぎりぎり不合格だったが、短答が130~140点だったらぎりぎり最終合格できていたという場合に、勉強量と点数と相関しやすそうな短答で140点付近を目指して短答に重点を置いた勉強をしようとしてしまいがちです。 しかし、最終合格の確実性を高めるためには、論文の実力を底上げすることに重点を置くべきです。 理由は主に3つあります。 ①来年は法科大学院最終学年で司法試験を受験する受験生が出てくることにより、母集団の数と質が上がるため、合格ラインが高くなります。したがって、今年の合格ラインを前提として、それをちょっと超える水準を目指して勉強をしても、合格ライ […]

司法試験過去問の出題分析の着眼点はいくつもあるのですが、今回は、出題頻度の高い判例・論点を整理してみました。 以下の判例・論点は司法試験過去問で4回以上出題されています。 ・絶対的特信情況(刑訴) 8回 ・特別利害関係株主(会社) 7回 ・共謀共同正犯(刑法) 7回 ・裁量基準が絡まない判断過程審査(行政) 6回 ・刑法上の因果関係(刑法) 6回 ・裁量基準から逸脱した裁量権行使(行政) 5回 ・取締役の監視義務違反(会社) 5回 ・共同正犯者間の抽象的事実の錯誤(刑法) 5回 ・薬事法事件(憲法) 4回 ・明確性の原則(憲法) 4回 ・後続行為との連動性に着目した処分性判断(行政)4回 ・信 […]

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憲法の論文対策における超重要判例25選 以下の判例には、ピンポイントに論点単位で出題される可能性が高い判例だけでなく、違憲審査の枠組みの理解を深める上で重要な判例も含まれています。 憲法では、答案の書き方、問題文の読み方、判例学説以前の教科書知識など、判例よりも大事なことがいくつもありますが、少なくとも以下の判例については自分なりに論点ごとに簡潔に判例のポイントを説明できるようにしておきましょう。 憲法でも、行政法と同様、判例を判例から見るのではなく、人権ごとの違憲審査の枠組み(答案の骨格)から判例を眺め、両者を結び付ける形で判例を学習するようにしましょう。 ・マクリーン事件 ・よど号ハイジャ […]

令和5年予備試験向けの予備試験過去問ランキングを公開させて頂きます。 予備試験過去問をやる意味には、3つあります。 ①「自分と本試験の距離及び最新の出題傾向(難易・範囲・角度・形式)を把握する」 ⇒ 「自分が目指すべき理想の答案像を把握する」 ⇒ 「自分が目指すべき理想の答案像を書くために必要な勉強内容を把握する」 ②分野・論点単位での再度の出題可能性に備える(分野論点単位での書き方の習得も含む)、科目単位での書き方を身につける ③問題文から検討事項を抽出するコツを掴む(本試験特有の問題文の読み方に慣れる)、現場思考問題・分からない問題に対処するための読解・思考・書き方のコツを掴む、文章力を鍛 […]

令和5年司法試験向けの司法試験過去問ランキングを公開させて頂きます。 司法試験過去問をやる意味には、3つあります。 ①「自分と本試験の距離及び最新の出題傾向(難易・範囲・角度・形式)を把握する」 ⇒ 「自分が目指すべき理想の答案像を把握する」 ⇒ 「自分が目指すべき理想の答案像を書くために必要な勉強内容を把握する」 ②分野・論点単位での再度の出題可能性に備える(分野論点単位での書き方の習得も含む)、科目単位での書き方を身につける ③問題文から検討事項を抽出するコツを掴む(本試験特有の問題文の読み方に慣れる)、現場思考問題・分からない問題に対処するための読解・思考・書き方のコツを掴む、文章力を鍛 […]

こちらは令和4年予備試験論文式の解答速報ページでございます。 試験終了から10日ほど経ちましたので、解答速報を一般公開いたしました。   憲法 参考答案はこちら   行政法 参考答案はこちら   民法 参考答案はこちら   商法 参考答案はこちら   民事訴訟法 参考答案はこちら   刑法 参考答案はこちら   刑事訴訟法 参考答案はこちら   労働法 参考答案はこちら

加藤ゼミナール代表をしております、弁護士の加藤喬でございます。 いよいよ、明日から予備試験論文が始まります。 以下では、明日から予備試験論文を受験なさる皆様へ、私からメッセージを送らせて頂きたいと思います。 . ①自信をもって試験に臨む 自信がないと、問題文を読んだ際のファーストインプレッションを信じることができず、深読みしすぎてしまう危険があります。例えば、論点Aが問題になっているという心象を頂いたものの、この心象を信じることができず深読みしすぎた結果、問われていない論点Bを書いてしまうなどです。 自分を追い込むのは、試験前日までです。試験当日は、これまで予備試験合格に向かって勉強をしてきた […]

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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)

加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年  新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立

執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
 答案を書くための 行政法集中演習」
 (法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
 25年」行政法(法学書院)

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