質問コーナー「
勉強のやり方 」
46件の質問
司法試験合格パックを受講して頂き誠にありがとうございます。 今の司法試験では、とにかく基礎的なこと(司法試験合格パックにおける基礎講義、基礎問題演習講義レベルのこと)で合否が決まりますので、未修1年目の間は、とにかく、基礎講義と基礎問題演習講義の内容(基礎問題演習講義が私が担当しているものまでを含みます)を徹底的に繰り返しましょう。講義を視聴し終えたら次に進むというのではなく、基礎講義と基礎問題演習講義の内容をしっかりと定着させ、自分の中で常識化しましょう。この基礎固めをできるか否かが一番重要です。 その後で、未修2年目に徐々に総まくり講義、司法試験過去問までやります。司法試験過去問は、基礎講 […]
司法試験では、刑事系で学説対立が問われる場合を除き、基本的には、判例・受験界通説といった自説を使って結論まで一本の筋を通すことで足り、自説と異なる見解に従って結論について想定する必要はありません。憲法では、三者間形式でも法律意見書形式でも、多角的な検討が求められますが、学説対立という形で多角的な検討が求められているわけではありません。 刑事系の学説対立の対策以外では、他説を勉強する際には、あくまでの自説の理解を深めるために必要な限度でやれば足ります。 したがって、法科大学院における授業及び試験の内容と、司法試験対策としての勉強を区別する必要があります。司法試験対策としては、基本的には自説だけを […]
まずは、今の実力で令和4年司法試験過去問を解いてみましょう。今年の合格ラインは96点/175点で、おそらく質問者様が受験する令和6年には合格ラインがプラス10点近く上がっていると思います(来年から在学中受験により母集団の質と量が上がるため)。合格ラインからどれくらい距離があるのかを踏まえて、必要とされる勉強の量と開始時期を考えるのがいいと思います。 70点、80点というレベルであれば、短答対策が全然できていないレベルなので、来年の夏休みを丸々使って短答過去問を1周しておいた方がいいと思います。あとは、法科大学院の勉強と論文対策を中心にやりながら、短答の復習も適宜やるという感じです。 なお、法科 […]
実力を底上げるする段階では、1科目ずつ、総まくり講座→過去問講座という流れで受講することにより、1科目を短期集中的に勉強した方がいいです。 もっとも、当然ことながら、別科目の復習を一切やらないのでは、別科目の実力(知識、感覚など)がどんどん衰退していきますから、衰退の速度を抑えるために、最低限、別科目の復習もする必要があります。 例えば、憲法、行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑法、刑事訴訟法という流れで、総まくり講座と過去問講座を受講するとして、行政法の段階では、憲法の復習も軽く並行してやる必要があります。深いことをやる必要はありませんから、知識や感覚があまり鈍らないようにするために、軽く総ま […]
来期リリース予定の法律実務基礎講座は、①インプット講座と②予備試験過去問講座の2つからなります。 ①インプット講座で使用するテキストは、要件実務、民事訴訟手続き、二段の推定、民事執行保全、勾留、保釈、刑事訴訟手続き、公判前整理手続、構成要件の定義など、アウトプットで必要とされる知識が網羅的に反映された、これ一冊でインプットを完成させられるというものにします。 ①と②の別売りまで対応するかは、検討中でございます。 現時点でお答えすることができず、申し訳ございません。
①現在大学四年生で、これから卒業論文と国立法科大学院入試もある、②来年の法科大学院既修1年目の前期は慣れない法科大学院の授業もあるという状況を前提にすると、総まくり講座まで消化できるか微妙であると思います。 行政法はインプット&アウトプット不足(どうしても手薄になりがちな科目です)、商法・民法・刑法もインプット&アウトプット不足であると思います。憲法・民訴・刑訴がB評価であり他の科目に比べて良いのでは、出題範囲が狭い分、インプットの負担が小さいからです。 予備試験論文で235点(500~600番)とれるだけの実力があるのですから、予備試験過去問講座に付属する総まくり論証集を読む […]
裁判官の場合、任官(採用)の段階では、司法試験の成績と司法研修所での起案成績(二回試験を含む)が極めて重視されるため、学歴はさほど重要ではありません。もっとも、任官した後の裁判官としての出世では、任官の段階に比べて、学歴(本回答では、学歴=出身大学&法科大学院とします)も重要になってくると思います。 弁護士であれば、就職活動をする上でも、ブランディングをする上でも、学歴は重要です。 予備校講師の場合、予備試験合格の有無、合格順位、受験回数、教材を自分で作成できるか(能力と今期)、及び授業の分かりやすさが大事なので、少なくとも、いずれも上位校である京都大学法科大学院と神戸大学法科大学院と […]
今年は、今期の講座の作成・収録と来期の入門基礎講座の準備があり、どうしてもゼミを開催する時間的余裕がありませんので、令和4年司法試験合格目標加藤ゼミの開催はございません。 大変恐縮ではございますが、加藤ゼミナールの司法試験対策講座をご検討頂けますと幸いでございます。
令和4年司法試験合格に向けた勉強計画に関する記事等にお目通し頂き、誠にありがとうございます。 こちらに勉強計画のPDFファイルを添付いたしますので、お役立て頂ければと思います。
予備試験対策パックの受講を検討して頂き誠にありがとうございます。 大学2年生で予備試験短答式で合格していること、1日平均7~8時間勉強に充てられること、予備校の入門講座を一通り聞き終えていることから、予備試験対策パックを受講することで来年の予備試験最終合格を目指すことは十分可能であると考えます。 ご質問では「現在、短文事例問題を解いている」とありますが、いったん、総まくり講座をざっと受講して頂くことをお薦めいたします。科目によっては答案の書き方が変化することもありますし(特に憲法)、論点についても判例の理解や選択する学説が変化することもあるからです。総まくり講座を受講し終えたら、短文事例問題を […]
法科大学院既修1年目ということは、短文事例問題を使った基礎的な演習を終えているはずですから、なるべく早く、ご自身が受験する司法試験の過去問に着手するべきです。 今の状態では司法試験過去問には歯が立たないと思いますが、それでも構いません。知っている論点なのに事案から抽出することができない、問題の所在がよく分からない、上手く答案に書くことができないというのが、司法試験レベルの問題の特徴です。こうした司法試験の難しさを実感し、司法試験レベルの問題に対応できるようになるためにこれから2年で科目ごとにどういった勉強をすればいいのかを考えるきっかけを得るということも、司法試験過去問をやる意味の一つです。こ […]
現在、加藤ゼミナールでは、来期(来年1月~2月頃)から販売が開始される入門講座のカリキュラムの一環として、法律実務基礎科目対策講座の準備を進めているところでございます。 入門講座リリース後、法律実務基礎科目対策講座は単品での販売も実施します。 今年中には販売されませんが、令和4年予備試験対策としては間に合うタイミングで販売・提供させて頂きますので、そちらをご利用頂くのが宜しいかと思います。 参考にして頂ければと思います。
今年度の予備試験論文式の受験、お疲れ様でした。 予備試験短答式に合格できるだけの実力があるのですから、少なくとも早慶までなら、過去問を2~3年分やって試験問題に慣れるくらいで合格できると思います。 予備試験論文式の手応えにもよりますが、合格しているかもしれないという手応えが少しでもあるのであれば、司法試験対策をスタートしたほうが良いです。また、司法試験過去問講座2021を受講して科目ごとに司法試験過去問の演習・分析を進めていくとしても、予備試験論文式に向けて全科目をピーキングした状態を衰退させてしまうのは勿体ないですから、司法試験過去問の演習・復習と並行して基本7科目の一元化教材の見直しもやっ […]
予備試験論文式、本当にお疲れ様でした。 重要問題習得講座や予備過去問講座で論文演習を行ってきており、重問掲載問題について問題文を見れば解答方針がぱっと思いつくレベルには到達しているのであれば、基本的には、司法試験レベルの問題に対応できるようになるために、司法試験過去問の演習・分析をやれば足りると考えます。 もっとも、行政法については事例研究行政法、刑事訴訟法については事例演習刑事訴訟法までやっておくのがベストです(類題が出題される可能性が高いからです)。それ以外の科目については、重問・予備試験過去問・司法試験過去問で十分であると考えます。 参考にして頂ければと思います。
私は、「浪人生には答練は必須」とは考えらず、そのような助言は個別事情を無視した不適切なものであるとも考えています。 例えば、インプットが足りていない、司法試験過去問の分析が不十分であるというのであれば、予備校答練を繰り返しても弱点の改善になりません。テキストの読み込みによりしっかりと知識を身につけたり、司法試験過去問の演習・分析を通じて頭の使い方・答案の書き方・本試験レベルの深い出題に耐えうる深い理解などを身に付けるべきです。 こうしたことができていない状態で予備校答練を何度繰り返しても、不合格水準の答案の作成を繰り返すだけですから、意味がないです。予備校答練の大きな役割は、ペースメイキングと […]
司法試験対策パックの受講を検討して頂き、誠にありがとうございます。 講義動画の公開だけでなく、教材(テキスト・論証集)の配送も、講義スケジュールに従いますので、先に7科目分の教材が一式届くということではございません。従いまして、講義動画が公開されるまでの間、他科目の教材を熟読するという勉強法を選択することはできません。お手数ではございますが、こちらから確認して頂けますと幸いでございます。 総まくり講座と司法試験過去問講座の1周目は、実力を底上げるする段階に位置するため、なるべく1科目ずつ短期集中で勉強なさることをお薦めいたします。そうしないと、記憶が定着しにくいことは勿論のこと、短期間で科目全 […]
はい、ございます。 令和3年司法試験解答速報を終えましたら、「令和4年司法試験に向けた理想的な学習スケジュール」と「令和4年予備試験に向けた理想的な学習スケジュール」についての記事と動画を公開させて頂きます。
今年の司法試験、お疲れ様でした。また、総まくり講座2021を受講して頂きありがとうございます。 答案の書き方については、総まくりで抽象的に学んだことを、司法試験過去問を通じて、徐々に具体化していくとともに、その精度を高めていくことになります。特に、総まくりテキスト(又は論証集)及び司法試験過去問講座の模範答案とご自身の手書き答案を比較して、「今回は、総まくりで学んだ書き方のうち、ここまでは実践できているが、それ以降のことは実践できていない」というように、自分で添削できるようになることが理想的です。これができるようになると、答案の書き方のレベルが一気に伸びます。正しい視点に従って自己添削をするこ […]
今年の司法試験、本当にお疲れ様でした。 令和4年司法試験合格に向けた勉強計画の出発点は、再現答案を作成した上で、令和3年司法試験の出題分析と自己分析をすることです。これにより、全科目に共通する課題と科目ごとの課題を把握し、司法試験対策としてどういった勉強をする必要があるのかを考えます。 次に、総まくり講座を受講されるのであれば、科目ごとに、総まくり講座→司法試験過去問の答案練習・復習ということを繰り返します。インプットとアウトプットを連続的に行うことが非常に重要です。総まくり講座1周目は、質を底上げするための勉強をする期間に属するため、ここでは1科目ずつ短期集中的に勉強するのが望ましいです。 […]
令和3年司法試験、本当にお疲れ様でした。試験日における動画も視聴して頂き、ありがとうございます。 まずは再現答案を作成し、その後で、私の解答速報に目を通していただきたいと思います。解答速報では、ご自身の再現答案と私の参考答案とを比較することで解答筋や定義・論証の正確性を確認することによりご自身の答案の出来を確認するとともに、もしもの場合に備えて出題傾向や問題処理のコツなども確認しましょう。 次に、合格しているかよくわからないという手応えであれば、今までの教材を繰り返すとともに、勘を鈍らせないために定期的に答案練習をやる、という勉強法で構わないと思います。ただ、こうした試験直前期における「能動的 […]

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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)
弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年 新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
答案を書くための 行政法集中演習」
(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」
行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」
行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
25年」行政法(法学書院)