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1257 件の検索結果
例えば、「抵当権には付従性があるから、被担保債権の消滅により抵当権も消滅する」という記述に5点の配点があり、その内訳は㋐「付従性というキーワードに2点」㋑「抵当権は、その性質上、被担保債権の消滅により消滅するという部分に3点」というものだったとしましょう。 この場合において、「抵当権には随伴性があるから、被担保債権の消滅により抵当権も消滅する」というようにキーワードを書き間違えた答案の採点方法としては、①「付従性」というキーワードに振られている点㋐を与えない一方で、点㋑は与える(3点/5点)、②一切点を与えない(0点/5点)、③一切点を与えないだけでなく積極的に限定する(-数点)という3パター […]
先ほど、第73期司法修習生の二回試験の合否発表がありました。 今年の二回試験を受験した方々にお伝えしたいことが、4つございます。 1.進路選択の正解は1つではない 合格者の多くは、所属先も含めて第一次的な進路が決まっていると思いますが、これから仕事をしながら今後の進路について悩むことがあると思います。 まだ第一次的な進路が決まっていないという方は、就活等もやりながら今後の進路について考えることになります。 進路選択における正解は人ごとに異なります。 自分にとってのベストな選択が、業界の多数派のイメージと一致する人もいれば、一致しない人もいます。 司法試験合格者というグループに属する人たちにも、 […]
いきなり解説等を参照しながら完全解答案を目指すという勉強法は、絶対にやってはいけません。司法試験の難しさの1例として、複雑な事実関係を短時間で整理・把握して配点項目(訴訟物、罪名、条文、論点等)を抽出することが挙げられます。これまでの予備校答案、短文事例問題及び法科大学院入試の問題では簡単に抽出することができていたAランクの訴訟物・罪名・条文・論点であっても、司法試験レベルの問題になると抽出できなくなる、ということがあります。いきなり解説等を参照しながら完全解答案を書こうとすると、肝心の「抽出の難しさ」を実感することができず、司法試験レベルの問題で「抽出するために必要とされる理解度及び問題文の […]
マーカー・アンダーラインを引く際の「色分けの基準」や「マーカーとアンダーラインを区別する基準」は人によって異なるので、ご自身に合った基準をそのまま継続して使うのが宜しいかと思います。私は、受験生時代からこちらの基準でマーカー・アンダーラインを引いていました。 一点だけ気になるのは、おそらくマーキング箇所は全て太線でマーカーを引いていると思われるということです。私は、上記の基準でもそうですが、重要度を3段階に分けて、重要度の高い順に、①太いマーカーを引く>②細いマーカーを低い(マーカーでアンダーラインを引く)>③ボールペンでアンダーラインを引く、という方法を採用していました。①と②の区別までする […]
労働法過去問攻略講座の模範答案は、「縦30文字前後・92行以内」の書式に従ってコンパクトにまとめているため、論点に入る前の前提事項(問題提起を含む)をばんばん端折っていますし、論証における理由・規範をぎりぎりまでコンパクトにしていることもあります。 初学者である場合、どうしても、問題文を読んでから結論に至るまでの思考過程の大部分を答案に反映してしまいがちです。上級者になると、問題文を読んでから結論に至るまでの思考過程のうち、配点項目に直接該当すること及び配点が大きいことを優先的に答案に反映できるようになるのですが、初学者の場合はそれが難しいと思います。 なので、まずは解説部分の構成と論証に従っ […]
途中答案対策のために中位答案を写経する際には、①問われていることのうち答案に書くべきことと書かないことの「取捨選択をする基準(視点)」だけでなく、②問われていることをできるだけ網羅的に答案に反映するために必要とされる「簡潔にまとめる文章の書き方」も身に付けるようにしましょう。 途中答案対策としては第一次的にやるべきは②であり、①は最終手段です。①だと、書かなかったことについての配点を丸々落とすことになるからです。なので、中位答案を写経する際に、②簡潔にまとめる文章の書き方にも重点を置きましょう。 それから、①では、個々の問題の中位答案から、他の問題でも使える一般的な取捨選択の基準(視点)を抽出 […]
今年の4月から勉強を本格始動し、それから4か月後の予備試験短答式で合格点まで1点足らずだったということは、成長速度が非常に速いです。基礎学力が高いことに加えて、司法試験・予備試験との相性も良いのだと思います。 1年合格に関するツイートは、こちらのことだと思います。 がむしゃらに勉強するだけでは結果に繋がらないし、効率的に結果を出すのが望ましいです。その意味で、勉強の量だけでなく質も大事です 。もっとも、これまであまり勉強してこなかった人は、自分と試験傾向に適合する勉強法の把握に時間がかかるという意味で、勉強してきた人よりも勉強量が多くなります。 仕事、経済力、家庭、健康等の事情から可処分時間も […]
資格スクエアと日本評論社様との間で成立した和解には、以下の重要な取り決めがございます。 以下は、2020年12月8日に日本評論社様が発表した文章の抜粋です(下線は私が付したものです)。全文はこちらからご覧ください。 . 当社公表文で既にお知らせしたとおり、当社らは、真の意味で再発防止が確保できないのであれば、訴訟もためらわないという強い姿勢でサイトビジットとの交渉を進めて参りました。そして、サイトビジットが、本件侵害事件を受けた再発防止策として、司法試験受験講座及び司法試験予備試験受験講座のメインテキストを少なくとも当面の間は市販品とし、オリジナルテキストを作成するための知識及び体制が整わない […]
重要事項性⇒挙動等により「欺」いたといえるか、という流れで論じても、理論的に「誤っている」という評価にはならないと思います。 挙動による欺罔(又は不作為による欺罔)⇒重要事項性という流れで検討する傾向にあるし、甲が〇〇について偽っている⇒甲が偽った〇〇は重要事項性を満たすか思考過程が自然であるため、挙動による欺罔(又は不作為による欺罔)⇒重要事項性という流れで書いたほうが良いということです。 もっとも、重要事項性が認められる一方で挙動による欺罔も不作為による欺罔も認められないという事案では、論点を落としを避けるために、重要事項性から先に書いたほうが良いです(※重要事項性の当てはめと挙動による欺 […]
司法試験・予備試験のいずれにおいても、行政法論文の対策では、行政法・処分性・原告適格の三大頻出分野について、過去問の演習・分析を通じて、判断枠組みを正しく使いこなせるようになることが一番重要です。 去年、法学書院様の受験新報2019年10月号で特集を組んで頂き、合計56頁にわたる「特集1 合格答案を書くための 『行政法集中演習』」を執筆させて頂きました。 本特集では、①行政法の出題の特徴とそれを踏まえた勉強方法について説明した上で、②行政裁量・処分性・原告適格の三大頻出分野について、司法試験・予備試験過去問の事案・参照条文を適宜簡略化した問題を使って、丁寧な解説及び答案例により説明するととも […]
ご要望頂きありがとうございます。 労働法の短文事例問題講座は来年5月にリリースする予定ですが、基本7科目の短文事例問題講座については、少なくとも来年リリースする予定はございません。 基本7科目については、基礎講座まで進出するかも含めて、現在検討しているところでございます。
論文演習には、基礎固めをする段階(1段階目)と本試験レベルの問題に対応できるだけの実力を身につける段階(2段階目)とがあります。1段階目では、「短文事例」かつ「捻りが少ない」問題を使うのが望ましいです。予備試験・旧司法試験過去問よりもシンプルなものにするべきです。 2段階目では、自分が受験する試験の過去問を最優先します。予備試験受験であれば、全科目につき、予備試験過去問を最優先することになります。予備試験過去問の次は、新司法試験過去問です。仮に旧司法試験過去問までやるなら、民事訴訟法・刑法あたりだと思います。
令和2年予備試験論文の解答速報を参考にして頂きありがとうございます。 まず、受講講座についてですが、秒速・総まくり2021を論証集付きで受講して頂くことをお薦めいたします。 質問者様の「他校の基礎講座を既に受講しており、択一は合格してもおかしくないレベルにあります」、「論文対策は独学でスタンダード100をやりました」という学習状況からすると、基礎的なインプット・アウトプットを終えているため、予備試験論文対策を強く意識した中上級者向けの講座を使って「論点の優先順位付けも含めて最後の仕上げをする段階」にあると思います。 秒速・総まくり2021は、入門講座レベルの学習を終えている方を対象とした司法試 […]
まず初めに、直近2年分(少なくとも、令和2年分)について、制限時間内で答案を書き、解説講義を視聴する(令和2年分については、「リアル解答速報」を用いる)ことで、「自分と本試験の距離及び最新の出題傾向(難易・範囲・角度・形式)」を把握します。これにより、「科目特性と自分の実力等に合った現実的な合格答案像」を具体的にイメージします。現実離れしたゴールを想定するのではなく、自分の筆力・記憶力・理解力・可処分時間等を前提として自分の実力等に見合った現実的なゴールを想定するということが大事です。 次に、「科目特性と自分の実力等に合った現実的な合格答案」を書けるようになるために、司法試験過去問を使った答案 […]
民事訴訟法115条1項3号でいう「口頭弁論終結後の承継人」は、口頭弁論終結後、すなわち既判力の基準時の後に、①「訴訟物たる権利または義務自体の主体となった者」及び②「訴訟物たる権利関係またはこれを先決関係とする権利関係について当事者適格を取得した者」を意味します(高橋宏志「重点講義 民事訴訟法 上」第2版補訂版690頁)。 ①・②の場合に「口頭弁論終結後の承継人」に該当することについては、判例・学説上争いはありません。学説上争いがあるのは、①・②の場合に「口頭弁論終結後の承継人」に該当することをどのようにして理論的に説明するのかという、理論的な説明の仕方です。これについては、「当事者適格の移転 […]
まずは、1つ目のご質問についてです。 令和1年司法試験・採点実感では、「裁量権の逸脱濫用という一般的な論述はされているものの、その後の本件の事例での当てはめにおいて、調査における考慮不尽イコール裁量権の逸脱濫用とするのみで、その判断過程において社会通念に照らして著しく妥当性を欠くとまでいえるようなものかという点の検討がされているのかどうか、答案上、明らかでないものがある。」と言及されているので、司法試験委員会は、「判断過程が合理性を欠く結果、処分が社会観念上著しく妥当を欠く場合には、裁量権の逸脱・濫用に当たる」という、判断過程審査と社会観念審査とを結合させた判断枠組みを前提にしていると考えられ […]
2020年8月31日に資格スクエアから正式公表された「予備試験講座・司法書士講座における書籍の不正利用」について、資格スクエアと全ての著作権者様・出版社様との間で和解が成立いたしました。 先週末、資格スクエアの取締役の方から私へ報告があり、週明けに速やかに和解成立について正式公表するとのことでしたので、資格スクエアによる正式公表を確認した後に、私のブログでも公表させて頂きました。 資格スクエアのウェブサイトによる「和解合意のお知らせ」はこちらからご覧いただけます。 . 今回、書籍の不正利用が問題となった講座等は以下の5つです。 . 「司法試験予備試験講座」4期(販売期間2017年12月~201 […]
多くの合格者に共通するのことが、主体的に取り組む姿勢です。 例えば、どんなに予備校講座にお金を使っても、単に講座を最初から最後まで聴いただけでは、講座を合格に役立てることができないどころか、時間を無駄にすることになります。 講義内容をインプットしたり、方法論を自分にとって常識化することまでやって初めて、その講座を合格に役立てることができます。 また、これは答案添削付きのゼミによくありがちなことですが、添削を受けること(あるいは、添削で良い講評を得ること)自体を目的化してしまいがちです。 特に、受験回数が多い方は、「この講座・ゼミについて行くだけで合格できるのではないか。」という考えに陥りやすい […]
秒速・総まくり2020を受講して頂き、誠にありがとうございます。 大変申し訳ございませんが、令和2年最新重要判例の補講の受講対象者は2021版の秒速講座を受講している方に限らせて頂いております。 2020以前の秒速講座を受講されている方を対象として単品販売することも予定しておりません。 ご要望に応えることができず、申し訳ございません。
「令和2年司法試験リアル解答速報」企画で作成した手書き答案を文字起こししたものを公開いたします。 科目ごとの雑感については、下記の記事をご覧ください。 労働法憲法行政法 民法商法民事訴訟法 刑法刑事訴訟法 . 刑法 所要時間 120分(読む17分構成21分答案82分) 想定順位 100番前後 答案(手書き答案を文字起こししたもの) 約3800文字、1行あたり平均39文字 PDF化した答案はこちら 設問1 甲がBに対して自分が暴力団組員であるかのように装い、「Aから債権の取り立てを頼まれた。債権は600万円だとAから聞いている。その金を指定する口座に入金しろ。金を返さないのであ […]
加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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