加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

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1~2年で予備試験に最終合格することができるか

今年の4月から来年の予備試験合格に向けて勉強を本格的に開始している者です。一般教養のおかげもあってか、今年の短答式試験は合格点まで一点足らずのところまで取れることができました。
現在、ほぼ毎日目的を持って1日中勉強することができています。
ここで気になるのが、しっかりとこのような調子で頑張れば実際に現実面で1年合格する可能性はあるでしょうか。頑張ってはいるのですが、やはり難しい試験ですので、一年ではそもそもの絶対量が足りないと思ってしまいます(加藤先生の、1年合格に関するツイートを拝見させていただき、気になったので質問させていただきました。)。

今年の4月から勉強を本格始動し、それから4か月後の予備試験短答式で合格点まで1点足らずだったということは、成長速度が非常に速いです。基礎学力が高いことに加えて、司法試験・予備試験との相性も良いのだと思います。

1年合格に関するツイートは、こちらのことだと思います。

がむしゃらに勉強するだけでは結果に繋がらないし、効率的に結果を出すのが望ましいです。その意味で、勉強の量だけでなく質も大事です 。もっとも、これまであまり勉強してこなかった人は、自分と試験傾向に適合する勉強法の把握に時間がかかるという意味で、勉強してきた人よりも勉強量が多くなります。
仕事、経済力、家庭、健康等の事情から可処分時間も人により異なります 予備校は合格者の中でも極めて稀な超短期合格者を持ち上げて1~2年合格を煽る傾向にありますが、結果に至る過程を他人と比較する必要はありません。 自分の顕在能力と可処分時間に見合った自分にとっての短期合格を目指しましょう。(2020年12月12日)


こちらのツイートは、読解力・思考力・文章力といった法律知識以前の基礎学力を底上げすることからやらなければいけない人、受験経験が乏しいため自分と試験傾向にあった勉強法を把握するまで時間がかかる人、仕事・経済力・家庭・健康等の事情から受験勉強に専念することができない人は、無理をして1年~2年の超短期合格を目指すとかえって非効率な勉強をすることになり学習効果が上がらず受験期間が長期化するから、自分の顕在能力と可処分時間に見合った自分にとっての短期合格を目指して頂きたい、という趣旨のものです。

質問者様の場合、基礎学力が高い上、司法試験・予備試験との相性も良いですし、自然と自分と試験傾向に合った勉強法を身につけることができていると思いますから、時間をかけた分だけどんどん実力が伸びていきます。短答試験まで5カ月、論文試験まで7カ月ありますから、ほぼ毎日1日中勉強することができることも踏まえると、来年の予備試験最終合格を十分狙えると思っています。

応援しています、頑張ってください!

2020年12月12日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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