加藤喬の法律コラム

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今年の予備試験論文式は、憲法・行政法以外の科目は特に捻りの利いていないオーソドックスな問題ですから、不合格の原因は、応用力の不足ではなく、基本的な論点の抽出・組み合わせ・論証、基本的な条文の操作(特に民法、会社法)、科目・重要分野ごとの答案の書き方といった基礎力の不足にあります。 こうした基礎力を培うために最適なのが基本7科目の基礎問題演習講座です。 予備試験過去問の検討を終えていても、予備試験の問題を解くために必要とされる知識と方法論が身に付いているわけではありません。 総まくり講座→そこで学習した知識と方法論を総動員するつもりで基礎問題演習講座の演習・復習→基礎問題演習講座までで学習したこ […]

2022年11月06日

いつもありがとうございます。総まくり講義と基礎問題演習講座を受講しています。少し気になることがあります。さきごろ公表された採点実感では、一例として民事訴訟法では「受験者が民事訴訟の体系的な理解と基礎的な知識の精確な取得のために体系書や条文を繰り返し精読するという地道な作業をおろそかにし、依然として論点主義に陥っており、個別論点に対する解答の効率的な取得を重視しているのではないかとの強い懸念を生じさせる」とあります。指摘は理解できますが、特に「体系書・・を精読する」という部分については、予備校テキストの論証暗記ではなく、基本書・体系書をよく読んで法律を深く学習・理解しないと点は与えない、と読み取れます。これは試験勉強においてはいつも迷いのある部分です。勉強範囲を絞って知識なり理解を使えるようになるまで身に着けないとそもそも答案を書けないと思いますが、基本書・体系書を多数精読せずとも、テキスト・論証集を反復学習すれば「点はもらえる」のでしょうか。指摘されている「体系的な理解と基礎的な知識の精確な取得」のための、テキスト・論証集の必須勉強法について、あらためてご教示いただけると幸甚です。よろしくお願いいたします。

民事訴訟法の採点実感における「受験者が民事訴訟の体系的な理解と基礎的な知識の精確な取得のために体系書や条文を繰り返し精読するという地道な作業をおろそかにし…」という記述に引きずられて取り敢えず基本書の読み込みをするというのは、勉強の方向性を見誤っていると思います。 民事訴訟法に限ったことではありませんが、過去問の演習・復習を進める過程で徐々に試験傾向(出題の範囲、深度、角度など)が分かり、過去問を解くために必要とされる「知識の範囲、深度、角度」と「方法論」に気が付き、それらの習得を明確に意識したインプット・アウトプットをするべきです。これが王道です。 試験傾向から過去問で必要とされる知識と方法 […]

2022年11月06日

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令和4年予備試験最終合格、誠におめでとうございます。 令和5年司法試験合格を目指す皆様に、私からメッセージを送らせて頂きます。   令和5年司法試験合格に向けた司法試験対策の必要性 令和4年予備試験に合格された場合、来年7月までに司法試験対策を完成させる必要があります。 基本7科目については、司法試験の傾向とレベルに対応できるようになることが重要です。 司法試験と予備試験とでは、分野・論点という出題範囲での共通性が強い一方で、科目ごとに程度差があるものの、問題文の複雑さ・情報量の多さ、出題の形式・角度、点の取り方について、違いがあります。 こうした司法試験の特徴に対応できるようになる […]

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本日、37歳になりました。 平成26年司法試験に合格した時から予備校講師を始めて、8年が経ちました。 去年5月に加藤ゼミナールを設立し、今年は開校1年で合格者110名を輩出し、1桁台の超上位合格者や短期合格者も多数輩出することができました。 また、10月には、多くの合格者と御来賓にお招きして司法試験合格祝賀会を開催することもできました。 設立当初は講師は私1名でしたが、今年3月からは大先輩でもある高野泰衡先生、総合5位・経済法1位で司法試験に合格した実務家弁護士である加藤駿征先生にも参画して頂き、初学者向けのフルパッケージプランから中上級者向けの試験対策講座、労働法講座から経済法講座まで幅広く […]

加藤ゼミナールでは、去年と同様、株式会社資格スクエア様の予備試験対策講座第4期~第7期の受講者様(但し第6期の逆算論文プランを除く)に対して、令和4年予備試験合格者の合格サポートとして、弊社の司法試験対策講座を無料で提供させて頂きます。. 今回の経緯 現在、資格スクエア様では、複数の予備試験講座を販売・提供しており、各期の基幹講座(但し、第6期の逆算論文プランを除く。以下同じ。)においては、予備試験最終合格者の特典の1つとして、司法試験対策講座の無料提供が含まれております。 弊社代表である加藤喬講師が令和3年5月まで資格スクエア様に所属していたことから、令和2年予備試験最終合格者様に対しては、 […]

司法試験・予備試験における選択科目の選び方についての私の見解をご紹介いたします。 選択科目をどの科目にするのかについて悩んでいる方に参考にして頂きたいと思います。 私が考える選択科目を選ぶ際の重要な考慮要素は、以下の4つです。 1. 受験生としての自分との相性 2. 基本7科目との共通性 3. 自分が関心を持つことができるか 4. 教材・講座が充実しているか   1. 受験生としての自分との相性 受験生としての選択科目の勉強は、あくまでも試験対策としてやるものですから、自分が関心を持つことができるか、実務でどれだけ使う可能性・頻度が高いのかといったことだけではなく、受験生としての自分 […]

加藤ゼミナール代表の加藤喬でございます。 本日、令和4年予備試験論文式の合否発表がありました(法務省のページはこちら)。 論文式を受験された皆様、本当にお疲れ様でした。 論文式の合否発表を受けた皆様に、私からお伝えしたいことがございます。   令和4年予備試験論文式に合格された方へ 口述試験に向けて 予備試験論文式合格、誠におめでとうございます。 今日から約2週間後、口述試験があります。 口述試験の合格率は95%前後です。 しかし、30倍近い倍率を突破した実力者のうち、5%近くの人たちが合格できない試験でもあります。 このことに、合格率が非常に高いため合格が原則、不合格が例外であると […]

合格祝賀会のご案内 令和4年司法試験に合格された皆様、誠におめでとうございます。 加藤ゼミナールの講師・社員一同、皆様の合格を大変嬉しく思っております。 加藤ゼミナールでは、パレスホテル東京の宴会場において、加藤ゼミナールの講座の受講者様を対象とした合格祝賀会を開催いたします。 加藤ゼミナールの講座の受講者様で令和4年司法試験に最終合格された方は、どなたでもご参加いただけます。 加藤ゼミナールへの合格体験記の提出、他校への合格体験記の提出禁止、他校での講師活動の禁止といった参加条件はございません。 合格祝賀会には、代表の加藤喬弁護士、高野泰衡講師、加藤駿征講師のほか、有名な経営者弁護士をはじめ […]

9月24日(土)13:00から、令和4年を含むこれまでの司法試験出題傾向を踏まえた司法試験出題分析&司法試験講座説明会を開催いたします。 出題分析&講座説明会では、加藤ゼミナール代表の加藤喬講師(弁護士)が登壇し、令和4年までの司法試験の出題分析をした上で、加藤ゼミナールの司法試験講座の紹介と同講座を使った理想的な学習スケジュールの紹介をいたします。 参加を希望なさる方は、下記1から3までをご確認の上、こちらからお申込み手続をして下さいませ。   ※ 23日(金)17時以降に参加申込をなさった方々へ 23日(金)17時過ぎに、参加希望者様にzoomのURL等が記載されているご案内メー […]

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答案を書く際に使うボールペン選びはとても重要です。 自分に合ったボールペンを選べるか否かで、文字の読みやすさと筆速がだいぶ変わります。 私は、①パイロット フリクションボール0.7mmを、ペン芯を②ZEBRA サラサクリップ0.5mmジェルボールペンのものに入れ替えて使っていました。 【①パイロット フリクションボール0.7mm】 【②ZEBRA サラサクリップ0.5mmジェルボールペン】 ペン芯としては②ZEBRA サラサクリップが一番使いやすいいのですが、私はペン軸が少し太い方が書きやすかったので、ペン軸としては①パイロット フリクションボールのものが一番使いやすかったです。 そこで、①の […]

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令和4年司法試験の出題趣旨が公表されていますが、出題趣旨を読む際には、来年以降の司法試験で使えそうなことを獲得するために読んでいるということを明確に意識する必要があります。 こうした意識を持ちながら出題趣旨を読むことで、理解記憶するべき出題趣旨の範囲が試験対策として必要な範囲に限定されるとともに、必要に応じて出題趣旨の記述を一般化して把握できるようになります。 常に、「ここに書かれていることは本問に固有のことであり来年以降の司法試験で使うことはないのではないか」、「ここに書かれていることは別の問題にも共通することであり一般化が可能なのではないか」ということを考えながら出題趣旨と向き合うべきです […]

例えば、短答120点で論文の成績を含む総合評価ではぎりぎり不合格だったが、短答が130~140点だったらぎりぎり最終合格できていたという場合に、勉強量と点数と相関しやすそうな短答で140点付近を目指して短答に重点を置いた勉強をしようとしてしまいがちです。 しかし、最終合格の確実性を高めるためには、論文の実力を底上げすることに重点を置くべきです。 理由は主に3つあります。 ①来年は法科大学院最終学年で司法試験を受験する受験生が出てくることにより、母集団の数と質が上がるため、合格ラインが高くなります。したがって、今年の合格ラインを前提として、それをちょっと超える水準を目指して勉強をしても、合格ライ […]

9月から司法試験対策を本格始動する方を念頭に置いて、令和5年司法試験合格に向けた理想的な学習スケジュールについて説明させて頂きます。 その前提として、司法試験合格を目指すうえで大事なこと、基本7科目の基礎固めの完成度の確認、加藤ゼミナールの司法試験講座についても取り上げます。これら3つでお話ししたことを踏まえて、学習スケジュールについて詳細に説明いたします。 【目次】 第1. 司法試験合格を目指すうえで大事なこと 第2. 基本7科目の基礎固めの完成度の確認 第3. 基本7科目の司法試験講座の紹介 第4. 令和5年司法試験合格に向けた学習スケジュール 第5. 無料体験講義、司法試験出題分析&講座 […]

  1. 令和4年司法試験の合否発表を受けて 9月6日16時に令和4年司法試験の合格発表がありました。 受験された方は本当にお疲れ様でした。 令和4年司法試験論文式を受験された方々に、加藤ゼミナール代表の加藤よりお伝えしたいことがございます。   2. 令和4年司法試験に合格された方々へ (1) はじめに 加藤ゼミナール代表の加藤喬でございます。 令和4年司法試験合格、本当におめでとうございます。 ここに来るまで、本当に長い道のりだったと思います。 司法試験や予備試験を複数回受験して最終合格を果たされた方は、何度も悔しい思いや不安な思いを経験してきたと思います。 中には、自 […]

基礎問題演習講座(講義)の受講者様に、基礎問題演習テキストの問題文をPDF形式でも提供させて頂くこととなりました。 多くの受講者様から、マーク・メモ書きなどがないまっさらな問題文を使って2周目以降の問題演習をするために問題文だけを別途提供してほしい旨の要望を頂きましたので、受講者様の便宜のために対応させて頂くことになった次第でございます。 基礎問題演習講座(講義)の各科目の受講画面に問題文のPDFデータを公開しておりますので、受講者様はご確認くださいませ。 基礎問題演習テキストの問題文のPDFデータを閲覧・ダウンロードできるのは、以下の講座・プランの受講者様となります。 予備試験合格パック 司 […]

司法試験過去問の出題分析の着眼点はいくつもあるのですが、今回は、出題頻度の高い判例・論点を整理してみました。 以下の判例・論点は司法試験過去問で4回以上出題されています。 ・絶対的特信情況(刑訴) 8回 ・特別利害関係株主(会社) 7回 ・共謀共同正犯(刑法) 7回 ・裁量基準が絡まない判断過程審査(行政) 6回 ・刑法上の因果関係(刑法) 6回 ・裁量基準から逸脱した裁量権行使(行政) 5回 ・取締役の監視義務違反(会社) 5回 ・共同正犯者間の抽象的事実の錯誤(刑法) 5回 ・薬事法事件(憲法) 4回 ・明確性の原則(憲法) 4回 ・後続行為との連動性に着目した処分性判断(行政)4回 ・信 […]

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憲法の論文対策における超重要判例25選 以下の判例には、ピンポイントに論点単位で出題される可能性が高い判例だけでなく、違憲審査の枠組みの理解を深める上で重要な判例も含まれています。 憲法では、答案の書き方、問題文の読み方、判例学説以前の教科書知識など、判例よりも大事なことがいくつもありますが、少なくとも以下の判例については自分なりに論点ごとに簡潔に判例のポイントを説明できるようにしておきましょう。 憲法でも、行政法と同様、判例を判例から見るのではなく、人権ごとの違憲審査の枠組み(答案の骨格)から判例を眺め、両者を結び付ける形で判例を学習するようにしましょう。 ・マクリーン事件 ・よど号ハイジャ […]

加藤ゼミナールの販売講座の無料体験講義を公開しております。 各講座のバナーをクリックして頂くと、会員様限定の無料体験講義ページに移動して、ある程度まとまりのある数のサンプル講義を視聴して頂けます。 加藤ゼミナールの司法試験・予備試験対策講座の受講を検討なさっている方は、是非ご覧下さいませ。   担当講師 加藤喬  ‐  Takashi  Kato  ‐ 加藤ゼミナール代表取締役社長 弁護士(第二東京弁護士会所属) 青山学院大学法学部卒業 慶應義塾大学法科大学院修了 慶應義塾大学法科大学院を修了し、労働法1位(受験者2466人)・総合39位(受験者8015人)で司法試験に合格(2 […]

加藤ゼミナールでは、加藤喬講師、高野泰衡講師、による予備試験講座説明会をzoom全国配信により随時、開催しております。 8月13日(土)加藤講師登壇予備試験講座説明会(11:00~12:30) ➡参加のお申込みはこちらから 8月17日(水)高野講師登壇予備試験講座説明会(19:30~21:00) ➡参加のお申込みはこちらから 8月21日(日)高野講師登壇予備試験講座説明会(11:00~12:30) ➡参加のお申込みはこちらから 8月25日(木)加藤講師登壇予備試験講座説明会(19:30~21:00) ➡参加のお申込みはこちらから 加藤ゼミナールの予備試験合格パックは、多くの受験 […]

令和5年予備試験向けの予備試験過去問ランキングを公開させて頂きます。 予備試験過去問をやる意味には、3つあります。 ①「自分と本試験の距離及び最新の出題傾向(難易・範囲・角度・形式)を把握する」 ⇒ 「自分が目指すべき理想の答案像を把握する」 ⇒ 「自分が目指すべき理想の答案像を書くために必要な勉強内容を把握する」 ②分野・論点単位での再度の出題可能性に備える(分野論点単位での書き方の習得も含む)、科目単位での書き方を身につける ③問題文から検討事項を抽出するコツを掴む(本試験特有の問題文の読み方に慣れる)、現場思考問題・分からない問題に対処するための読解・思考・書き方のコツを掴む、文章力を鍛 […]

令和5年司法試験向けの司法試験過去問ランキングを公開させて頂きます。 司法試験過去問をやる意味には、3つあります。 ①「自分と本試験の距離及び最新の出題傾向(難易・範囲・角度・形式)を把握する」 ⇒ 「自分が目指すべき理想の答案像を把握する」 ⇒ 「自分が目指すべき理想の答案像を書くために必要な勉強内容を把握する」 ②分野・論点単位での再度の出題可能性に備える(分野論点単位での書き方の習得も含む)、科目単位での書き方を身につける ③問題文から検討事項を抽出するコツを掴む(本試験特有の問題文の読み方に慣れる)、現場思考問題・分からない問題に対処するための読解・思考・書き方のコツを掴む、文章力を鍛 […]

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. 弁護士というキャリアを考えるイベントを開催 7月28日(木)に、予備試験・司法試験受験生向けに、弁護士キャリアのリアルな実情についてのzoom生配信イベントを開催いたします。 あなたにとってのベストな進路は企業法務?街弁? 弁護士の口コミサイト(Lawyer’s INFO)を主宰する四大法律事務所出身の岩崎弁護士が、弁護士キャリアのリアルな実情について語ります。 👉参加申込みはこちらのフォームよりお願いいたします . 登壇者のプロフィール 岩崎祥大ゲスト/メインスピーカー Lawyer’s INFO運営代表/かなめ総合法律事務所弁護士 2010年早稲田大学法学部卒業 2 […]

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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)

加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年  新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立

執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
 答案を書くための 行政法集中演習」
 (法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
 25年」行政法(法学書院)

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