資格スクエアと日本評論社様との和解における重要事項について

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資格スクエアと日本評論社様との間で成立した和解には、以下の重要な取り決めがございます。

以下は、2020年12月8日に日本評論社様が発表した文章の抜粋です(下線は私が付したものです)。全文はこちらからご覧ください。

当社公表文で既にお知らせしたとおり、当社らは、真の意味で再発防止が確保できないのであれば、訴訟もためらわないという強い姿勢でサイトビジットとの交渉を進めて参りました。そして、サイトビジットが、本件侵害事件を受けた再発防止策として、司法試験受験講座及び司法試験予備試験受験講座のメインテキストを少なくとも当面の間は市販品とし、オリジナルテキストを作成するための知識及び体制が整わない限りメインテキストを作成・配布せず、サイトビジットがオリジナルテキストを作成するのはサイトビジットにオリジナルテキストを作成・配布する体制が整った場合に限ると表明したことを重要な理由の一つとして、当社らは、サイトビジットとの和解をすることといたしました。(なお、サイトビジットにオリジナルテキストを作成・配布する体制が整った場合であっても、市販品の利用がオリジナルテキストの作成・配布よりも受験生にとって必要・有益であれば、市販品の利用を継続する可能性もあるとのことです。)

要するに、「司法試験受験講座及び司法試験予備試験受験講座」については、①メインテキストを当面の間は市販品(市販されている基本書等)とし、②著作権侵害を伴わずに「オリジナルテキストを作成するための知識及び体制が整わない」限りオリジナルテキストを作成・配布することはできない、ということです。

この重要事項については、資格スクエアの正式発表では言及されていなかったため、当初は私から言及することは避けていましたが、日本評論社様の正式発表ではこの重要事項について明確に言及されていたので、私からこの重要事項の適用範囲について説明させて頂きます。

交渉過程の詳細について言及することは避けますが、私が担当する秒速シリーズ(秒速・総まくり及び秒速・過去問攻略講座)については重要事項の適用対象外とするという形で和解が成立しております(資格スクエアの取締役からもその旨の説明を受けております)。

従いまして、私が担当する秒速シリーズにつきましては、これまで通り、私が作成したオリジナルテキストを使うことになります

受験生の方々は、ご安心頂ければと思います。

最後に、今回の書籍不正利用の問題は、①出版社様・著作権者様との関係における問題と、②受講者様との関係における問題に分けて考えることになります。

書籍不正利用に係るテキストが「代表者及び担当社員のいずれも著作権侵害等の問題がないのかの確認」すら行っていない状況下で制作スタッフにより作成されていたにもかかわらず(テキストの作成過程についてはこちらからご確認頂けます)、「オリジナルテキスト」としてあたかも担当講師がいちから作成したかのように標榜していたからです。

今回の和解により解決されたのは①だけであり、②は未だ解決されておりません。

資格スクエアも我々所属講師も、問題が全て解決されたかのような態度をとることはできないということを、付言させて頂きます。

資格スクエア司法試験・予備試験講師 加藤喬

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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)

加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年  新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立

執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
 答案を書くための 行政法集中演習」
 (法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 憲法(法学書院)
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 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
 25年」行政法(法学書院)

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