加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

予備試験対策として秒速・総まくりを受講するべきか

予備試験合格を目指す社会人です。
加藤先生の予備試験解答動画を拝聴し、分かりやすい講義に感銘を受けました。
今、論文対策として秒速・総まくり講座とスクエアの予備試験論文講座のどちらを受講するべきか迷っています。他校の基礎講座を既に受講しており、択一は合格してもおかしくないレベルにあります。
論文対策は独学でスタンダード100をやりましたが、問題数も多く論証の優先度等も見極めづらく、何をどこまで覚えるべきか分からない状況です。
もし、総まくり講座を受講した場合、その後の演習としては旧司法試験の演習も必要でしょうか。予備試験過去問絞って学習する方が効果的でしょうか。

令和2年予備試験論文の解答速報を参考にして頂きありがとうございます。

まず、受講講座についてですが、秒速・総まくり2021を論証集付きで受講して頂くことをお薦めいたします。

質問者様の「他校の基礎講座を既に受講しており、択一は合格してもおかしくないレベルにあります」、「論文対策は独学でスタンダード100をやりました」という学習状況からすると、基礎的なインプット・アウトプットを終えているため、予備試験論文対策を強く意識した中上級者向けの講座を使って「論点の優先順位付けも含めて最後の仕上げをする段階」にあると思います。

秒速・総まくり2021は、入門講座レベルの学習を終えている方を対象とした司法試験・予備試験対策に特化している講座であり、実際、令和2年予備試験論文はほぼ100%、秒速・総まくり2021又は総まくり論証集から出題されています(しかも、Cランクだった公害防止協定の法的拘束力を除き、全てA・Bランクからの出題でした)。

➡令和2年予備試験と総まくり論証集との関連性についての記事は、こちら

「論証の優先度等も見極づらく、何をどこまで覚えるべきか分からない状況です」という悩みを踏まえても、ランク付けとマーク指示によりインプットの範囲及び優先順位を明確にしている秒速・総まくり2021を受講して頂くのが宜しかと思います。

次に、秒速・総まくり受講後の演習についてですが、「論文対策は独学でスタンダード100をやりました」ということなので、基礎的なアウトプットを終えていますから、予備試験過去問に絞って予備試験レベルの問題に慣れることに重点を置きましょう。秒速・総まくり2021では、必要に応じて答案例も提示していますし、民事訴訟法については旧司法試験過去問だけで16年分も答案例付きで取り上げているので、秒速・総まくり2021の演習部分と予備試験過去問で十分な演習をすることができると考えます。

参考にして頂けますと幸いです。

2020年12月07日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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