キーワードで絞り込み検索
コラムか記事か質問コーナーかで絞り込む
全てのコンテンツ
1257 件の検索結果
刑法で「人ごと」と「行為ごと」のどちらで書くべきかについては、原則として、自分にとって書きやすいほうを選択すればいいと思います。 どちらで書いても理論的に問題がない場合がほとんどですし、自分にとって書きにくい構成を選択すると、上手く書けない結果として読みにくい答案になります。 私は、「行為ごと」に書く場合には、㋐甲乙で違いがない行為については、甲乙をまとめて書く、㋑甲乙で違いがある行為については、人ごとに分けて書くとともに、甲と乙の関与対応に応じて「甲→乙」「乙→甲」という書き方を使い分ける、という構成が書きやすいと思います。 以下の事例を使って、上記の書き方について具体的に説明いたします。 […]
ご質問中の記事は、「全国模試に向けて自分の合格答案像を完成させる」という記事のことだと思います。参考にして頂きありがとうございます。 全国模試の問題の復習には、①理想の合格答案像との距離を確認し、それを埋めるための勉強をすることと、②全国模試の問題からの類題に備えるための復習(模試の問題自体の復習)の2つがあります。 ②については、科目や論点によって異なると思います。 憲法では、論点単位での類題に備える復習をする必要性は低いです。問題文の読み方と違憲審査の基本的な枠組みの使い方で大差がつくからです。ただし、財産権、平等権(法令違憲型)など、過去問で正面から問われていない人権については、類題に備 […]
例えば、思想信条を理由とする採用拒否事例であれば、採用の無効を観念することができないため(仮に無効を観念することができたとしても、無効=採用ではないから、無効を論じる意味がない)、不法行為責任を追及することなり、間接適用説を論じた上で、「他人の権利…を侵害」という要件(違法性とも呼ばれる要件です)について、「他人の権利」である労働者側の思想良心の自由と会社側の採用の自由(憲法22条1項、29条1項)との調和を図るために、ある程度厳格に判断することになります。「他人の権利…を侵害」の要件の解釈・適用を通じて、対立している私人どうしの権利の調整を図るわけです。 団体の人権と構成員の人権とが衝突する […]
まず、法科大学院の予習・復習を予備校テキストを使ってやることについては、私は賛成です。予備校テキストをベースにしながらやると、どこまで試験的に必要で、どこからが試験的に不要なのかを判断しやすいからです。ただし、予備校テキストだけで完結させるのは難しいと思いますので、予備校テキストをベースにしながら、必要に応じて、基本書をはじめとする文献も参照することになると思います。 次に、予習・復習で使用する予備校テキストについてですが、予備校の入門講座のテキストではさすがに対応できないですし、司法試験対策としてもあまり役に立たないと思います。入門講座のテキストは、あくまでも、法科大学院の予習・復習や司法試 […]
令和3年合格目標加藤ゼミの受講を検討して頂き、誠にありがとうございます。 希望する方には、領収書を発行しております。論証集・過去問解説冊子と一緒にお送りしますね。 領収書を希望する場合は、お申込みの際に、その旨お伝え頂きますようお願い致します。
以前、仕事部屋の本棚を見たいという要望を頂いたことがあったので、私が教材作成をしている部屋を紹介しようと思います。 私は自宅で教材作成、講義収録、オンラインゼミをしているため、毎日ずっとこの仕事部屋で、本に囲まれた生活を送っています(収録室は別にあります)。 こだわりは、余計なものを置かないことと、定位置から手を伸ばして文献等に手が届くことです。 右側の本棚には、基本7科目と労働法の基本書及び解説書があり、左側のラックには、自分で作成した今期講座の教材、受験雑誌(法学セミナー、受験新報等)、判例集及び予備校本等があります。 基本書・解説書は、1科目につき、10~20冊程度です。 私は8科目を担 […]
2008「法学セミナー 新司法試験の問題と解説」36頁では「本件勧告…の内容の違法確認をするか、服従義務不存在確認をする(実質的当事者訴訟、行訴法4条後段)…」とあり、2008.8「受験新報 新司法試験論文問題の分析」47頁では「勧告の処分性を否定した場合、実質的当事者訴訟として、勧告に従うことがないことの確認訴訟(あるいは勧告の違法確認訴訟)が可能だろう。」とあります。 勧告の違法確認訴訟は、「処分性の認められない行政の行為(行政指導や通達など)…の違法ないし無効を確認の対象とする訴え(ダイレクト・アタック型)」として、原則として確認対象の適切性を欠くはずであるため(櫻井・橋本「行政法」第6 […]
①このまま使用しているテキストと問題集のみを使用し、足りない論証などを加筆していく(インターネットで合格者のブログから論証例を探して、テキストに加筆する)という方法だと、多くの時間を要するために非効率であり、内容の信憑性が担保されていないため効果に問題があり、さらに合格者ブログで論証例を見つけることができるのか不確実でもあります。 質問者様が「基礎講座も聞き終わり、予備試験の過去問も一周してい」ることから、秒速シリーズに付いて来れるだけの学習段階にあると思います。そして、秒速シリーズでは、この論点についてどう論じるべきかという書き方にも重点を置いているため、アウトプットに直結するインプットをす […]
まず、1年目に短文事例問題集をやることについてですが、これまで短文事例問題集を網羅的にやったことがない、あるいは、短文事例問題集をちゃんと処理できないのであれば、司法試験過去問に入る準備をするために、1年目は短文事例問題集に集中した方がいいと思います。 重要分野における「要件・効果の整理」や「定義・規範の記憶」すらできていない(知識)、短く捻りのない事例から典型論点を抽出することすらできない(抽出力)、短く捻りのない事例において何をどういった順序で書くのかを整理できない(構成力)のであれば、司法試験過去問をやっても学習効果を上げることができないからです。 令和4年から一定要件を満たせば法科大学 […]
先月末から毎日、1時間くらい、ランニングと軽い筋トレを続けています。 今日で6日目になりますが、体が引き締まり細くなったと感じる一方で、体重はあまり変わっていません。 体重という分かりやすい形では成果が出ていませんが、体重に変化がないのは筋肉量の増加等によるのだと思います。それくらい、ずっと体を動かしていませんでした。 35歳にもなると、1時間くらいの運動でもけっこう負担が大きいです。 それなのに体重がなかなか変化しないと、意味がないからやめようと思ってしまいそうにもなるのですが、徐々に体が締まって細くなってきていますし、体重という分かりやすい形で成果が出るには時間ががかると思い、ランニングと […]
令和1年会社法改正のうち、論文試験に関係しそうなものは、以下の通りです。これらが司法試験過去問に直接又は間接的に及ぼす影響はないと判断しております。予備試験過去問についてはまだ確認しておりません。 ①株主総会参考書類等に関する電子提供措置(325条の2以下) ②議案要領通知請求権に関する株主1人当たりの提出可能議案の個数制限(305条4項) ③代理権を証明する書面・議決権行使書面・書面投票における電磁的記録に記録された事項の閲覧・謄写請求に関する拒否事由と請求理由の明示義務の法定( 310 条 7 項後段、 311 条 4 項、312 条 5 項) ④成年被後見人・被保佐人であることを取締役の […]
短答知識のうち、特に下4法の知識は一過性が高く、忘却しやすいため、短答対策としては、試験1~2か月前から一気にインプットするのが効果的です。 これまで予備試験短答に合格した経験がないことから、短答の実力が十分ではないことが窺われるため、4月から短答対策に集中することをお薦めいたします。 まずは短答、次に論文というように、段階的に目標を設定し、対策を進めていきましょう。
インプットとアウトプットの適切な比率は、科目と受験生よって異なると思います。 例えば、憲法・行政法のように、出題範囲が狭い上に本試験でレベルの問題の演習をしなければ問題文の読み方や科目分野ごとの書き方を身に付けることが困難である科目については、インプットよりもアウトプットを重視した勉強することになります。これに対し、民事系3科目と刑事系2科目(特に、刑法)については、記憶するべき条文・論証・処理手順が多いため、インプット重視の勉強になるはずです。 記憶するべきことを記憶しないで答案練習をしても、この論点に気が付かなかった・この論証を書けなかったというように、低レベルなことについて確認するだけで […]
年明け以降は、まったく勉強しない日は1日しかなかったと記憶しています。 3月下旬頃の全国模試の終了後にどうしても気持ちが勉強に向かない日があったので、翌日から勉強に集中できる精神状態に戻すための手段として、その日だけは全く勉強しませんでした。 それ以外の日は、原則として1日12時間くらい勉強しており、たまに勉強を早めに切り上げて半日だけ休んだり、夕方に帰宅することにより、心身のバランスを整えていました。 試験に対する不安感・焦燥感からなかなか休めないという気持ちは、とても分かります。もっとも、1日又は半日休むことにより、不安感・焦燥感から翌日以降ふたたび全力で勉強しようという気持ちにもなります […]
令和3年2月24日最高裁大法廷判決(以下「孔子廟訴訟判決」という。)は、那覇市の管理する都市公園内に儒教の祖である孔子等を祀った久米至聖廟を設置することを久米崇聖会(久米至聖廟を管理する一般社団法人であり、久米至聖廟の建物等を所有している。)に許可した上で、その敷地の使用料の全額を免除した当時の市長の行為について、政教分離原則(憲法20条1項後段、89条)違反が問題となった事案において、「当該免除が、前記諸条件に照らし、信教の自由の保障の確保という制度の根本目的との関係で相当とされる限度を超えて、政教分離規定に違反するか否かを判断するに当たっては、当該施設の性格、当該免除をすることとした経緯、 […]
司法試験・予備試験合格を目指す際に、目標をどこまで高く設定するべきかは、悩ましいところです。 現実離れした高すぎる目標を設定すると、勉強の方向性を誤る危険がある上、目標が漠然とした夢に格下げされてしまい、真剣に努力しなくなる危険もあります。 他方で、必要以上に謙虚になりすぎて、目標を低くすぎるところに設定すると、普段の勉強の量と質まで下がってしまう危険があります。 これまでに何度かお話したことですが、私は、3回目の受験の際、年内のうちは、最後の受験になる(当時は5年3回制)から無理な目標設定はしないで、500番くらいを目指して結果的に1000番付近に滑り込もうと思って勉強をしていました。 その […]
ご指摘の通り、動産の使用利益について189条1項・190条を類推適用する判例の立場からは、使用利益の返還の要否・範囲に関する結論を導く上で、703条・704条に従った検討をすることは不要です。それにもかかわらず、私の答案で189条1項・190条の検討に先立ち、703条・704条を適用した場合における使用利益の返還・要否についても言及しているのは、いきなり189条1項・190条から書くと1頁くらいしか書けないからです。 もっとも、上記の通り、使用利益の返還の要否・範囲に関する結論を導く上で703条・704条に従った検討をすることは不要ですし、189条1項・190条でも所有権留保特約の性質を論じる […]
いつもブログをご覧いただきありがとうございます。 私は、2回目の受験の際には週2~3くらいで、行政書士試験の過去問の解説を校正するアルバイトをしていました。3回目の受験の際には、居酒屋のアルバイトとユニクロのアルバイトをしており、夏には週4~5ペースでやっており、秋には週2~3、年明けからは週1~2ペースに落としました。 あくまでも私の個人的な見解ですが、司法試験受験期にパラリーガルをはじめとする法律実務に関する仕事をするのは、なるべく避けた方がいいと思います。司法試験で求められている知識(見解を含む)と頭の使い方は、実務とは異なるので、司法試験受験期に法律実務に関する仕事をすると司法試験で求 […]
孔子廟訴訟(最大判令和3年2月24日)については、目的効果基準と総合衡量型の枠組みの棲み分けについてどういった立場に立っているのかの理解が難しく、まだ教授の先生方の理解も示されていないため、仮に令和3年司法試験・予備試験で政教分離原則が出題されたとしても、本判決を踏まえた論述をすることは求められていないと思います。そのため、令和3年司法試験・予備試験対策としては、論文対策として勉強をする必要性は高くないです。当てはめの仕方を確認するくらいで足りると思います。 本判決の解説としては、伊藤建先生の解説が大変参考になると思いますので、リンクを張らせて頂きますね(こちらをクリック)。
孔子廟訴訟(最大判令和3年2月24日)については、目的効果基準と総合衡量型の枠組みの棲み分けについてどういった立場に立っているのかの理解が難しく、まだ教授の先生方の理解も示されていないため、仮に令和3年司法試験・予備試験で政教分離原則が出題されたとしても、本判決を踏まえた論述をすることは求められていないと思います。そのため、令和3年司法試験・予備試験対策としては、論文対策として勉強をする必要性は高くないです。当てはめの仕方を確認するくらいで足りると思います。 もっとも、本判決が出たことを知らない方もいると思いますので、補講は実施いたします。
加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
- 勉強のやり方(47)
- 論文
- 短答
- 司法試験過去問
- 予備試験過去問
- 旧司法試験過去問
- 司法試験・予備試験講座(216)
- 選択科目講座(25)
- 予備校の講座・答練・模試(13)
- 司法試験・予備試験・法科大学院入試(6)
- その他(7)
- 利用上のルール等(1)
- 勉強のやり方(46)
- 論文
- 短答
- 司法試験過去問
- 予備試験過去問
- 司法試験・予備試験講座(92)
- 予備校の講座・答練・模試(6)
- 司法試験・予備試験の実施等(111)
- 最新重要判例の解説(13)
- 加藤ブログについて(2)
- その他(72)