加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

全国模試の問題の復習はどこまでやるべきか

お世話になっております。
秒速・総まくり及び秒速・過去問攻略講座を受講させていただいております。
模試までの勉強に関する記事を参考にしながら、3月末の模試に向けて準備しているところです。模試の後は、事前に準備していた合格答案のイメージに及ばなかったところを改善するための勉強を継続するとのことで、そのようにしていこうと思っていますが、模試の問題自体の復習は、どの程度力を入れて行うべきでしょうか。
自分のイメージとの乖離を埋めるための勉強は、今までどおり過去問と総まくり・論証集を使ってやっていこうと思いますが、それと模試の問題自体の復習との兼ね合いを教えていただければと思います。科目ごとの違いなどもあれば、その点についてもよろしくお願い致します。

ご質問中の記事は、「全国模試に向けて自分の合格答案像を完成させる」という記事のことだと思います。参考にして頂きありがとうございます。

全国模試の問題の復習には、①理想の合格答案像との距離を確認し、それを埋めるための勉強をすることと、②全国模試の問題からの類題に備えるための復習(模試の問題自体の復習)の2つがあります。

②については、科目や論点によって異なると思います。

憲法では、論点単位での類題に備える復習をする必要性は低いです。問題文の読み方と違憲審査の基本的な枠組みの使い方で大差がつくからです。ただし、財産権、平等権(法令違憲型)など、過去問で正面から問われていない人権については、類題に備えるために、答案の書き方を確認しておく必要があります。その際、予備校の答案例を参考にするのではなく、論証集を使って自分で正しいと考える答案の流れをイメージできるようにしておきましょう。

行政法では、基本的に、①だけです。頻出分野やAランク分野・論点について、論証集通りに書けているのかを確認したり、現場思考問題について、総まくり・過去問攻略講座で学んだ対処法に従って処理できているかなどを確認します。あとは、過去問で出題されていない論点のうちAランクに属するもの(例えば、国家賠償法2条の「瑕疵」など)が出題されたのであれば、類題に備えるための②の復習もしておきましょう。その際、予備校の答案例ではなく、論証集を使って正しい答案をイメージできるようにしておきましょう。

民法・商法・民事訴訟法については、①中心になります。これらの科目では、書き方まで問われる分野論点は少ないですし、そうした分野論点は過去問でほとんど出題されていますから、類題に備える②の復習は飛ばしてもいいかと思います。

刑法・刑事訴訟法では、出題予想がしやすい分、模試の類題が出題される可能性が高いため、①の復習だけではなく、②の復習もしておきましょう。②では、予備校の答案例ではなく、論証集を使って正しい答案をイメージできるようにしておきましょう。

2021年03月17日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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