加藤喬の法律コラム

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ロースクール入試、お疲れ様でした。 加藤ゼミナールでは、2~3年に1回ペースで講義の撮り直しをしております。 来年2月末頃に、2024年度版の司法試験・予備試験講座が販売され、その際、全動画を収録し直すのは次の講座となります。 基本7科目の基礎講座 基本7科目の総まくり講座 基本7科目の基礎問題演習講座 基本7科目の予備試験過去問講座 基本7科目の司法試験過去問講座 労働法速修テキスト講座 労働法重問問題100選講座 労働法司法試験過去問講座 基本7科目の基礎講座では、授業中に示すパワポを刷新するとともに、基礎講義中の基礎問題演習テキストの扱い方を変更いたします。 基本7科目の総まくり講座では […]

2023年09月17日

在学中受験ができなくなったことにより準備期間が1年間増えますが、だからといって学習範囲を過度に広げるべきではありません。ここは本当に気をつけた方が良いと思います。 残り10か月間、在学中受験を前提とした学習スケジュールに従ってインプットアウトプットの周回を行い、令和6年7月の司法試験に向けたピーキングを行い、試験問題が公表されたら速やかに時間を図って全問題をフル起案するべきです。その上で、試験傾向と到達度を確認し、どれくらいの順位を目指すのかを考え、目標に向けた学習計画を立てましょう。 単にピーキングの時期を後ろ倒しにするというのは避けましょう。高確率でだらけたり、試験対策からずれた勉強をする […]

2023年09月17日

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来週から令和5年司法試験が始まります。 今回の記事では、出題内容に左右されることなく安定して合格答案を書くための【全科目に共通するコツ】をお伝えいたします。 こうした汎用性のあるコツは、出題内容に左右されにくいので、試験本番で実践することができれば、高確率で全科目の点数を底上げしてくれます。     ①自信をもって試験に臨む 自信がないと、問題文を読んだ際のファーストインプレッションを信じることができず、深読みしすぎてしまう危険があります。 例えば、論点Aが問題になっているという心象を頂いたものの、この心象を信じることができず深読みしすぎた結果、問われていない論点Bを書いて […]

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論文試験では、” 答案の向こう側にいる貴方 ” が見られています。 答案の内容が正解筋に乗っていることも大事ですが、それと同じがそれ以上に、自分なりに最初から最後まで一本の筋を通すことが大事です。 簡単に正解筋を見つけることができない、あるいは正解筋が複数あり得るといった具体的事例を目前にして、限られた時間の中で、法律知識と思考力を総動員して一本の筋を導き出し、それを分かりやすい文章で答案に示すことが大事です。 その意味で、答案を書いている皆さん自身が評価対象になっているのです。 こうした姿勢を身につけると、論文試験との向き合い方が変わり、安定して合格答案を書けるように […]

7月12日(水)から令和5年司法試験が始まります。 皆様の参考になればと思い、私の受験生時代の直前期及び試験期間中の総復習について紹介させて頂きます。 私は、試験直前期及び試験期間中の学習スケジュールを細かく決めるタイプでした。 また、導出に要する時間を極力短くするために、知識も方法論もちゃんと記憶して試験に臨み、そのために自作のまとめノートを何度も何度も周回しました。一方で、出題範囲を全部記憶しておこうという考えは持っておらず、知らないマイナー論点や現場思考問題などが出題されても定着化した知識と方法論を総動員すれば合格水準の答案を書けるという自信と実力を持って試験に臨みました。 とにかく、こ […]

2026年の司法試験から、受験方法が筆記からパソコン利用に変更されます(なお、予備試験については未定です。)。 論文試験でも筆記からパソコン利用に切り替わることに伴い、以下の3点に留意する必要があると考えます。 日本経済新聞の記事はこちら https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA120EM0S3A610C2000000/   ①タイピングが苦手なら訓練必須 筆記に比べて、タイピングの方が受験生間で速度の違いが生じやすいです。 タイピングが苦手な人と得意な人とでは、速度が数倍違うと思います。 こうした差をできるだけ埋めるために、タイピングが苦手な […]

令和5年司法試験考査委員名簿及び令和5年予備試験考査委員名簿が公表されています。 学者考査委員だけを抜粋した一覧表を作りましたので、皆様に共有いたします。   【令和5年司法試験考査委員名簿】 元データはこちら https://www.moj.go.jp/content/001397716.pdf 【令和5年予備試験考査委員名簿】 基本7科目については、概ね司法試験考査委員と同じですが、一部、司法試験考査委員ではない学者が追加されている科目があります。予備試験の固有の学者考査委員には下線を引いています。 選択科目については、予備試験における学者考査委員と司法試験における学者考査委員と […]

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司法試験でも予備試験でも、論文試験は、加点要素に言及した分だけ加点される点取りゲームですから、分量が多い方が点数を取りやすいです。 もちろん、単に分量が多ければいいというわけではなく、点が付く書き方をする必要がありますし、一つひとつ凝縮して書く必要があります。 私は、司法試験では、答案8枚中5枚程度で、論文2桁に入ることは可能であると考えています。 実際、私の場合、平均5枚程度(1行あたり27~30文字)で、受験者8015人中36位でした。 ただし、1桁に入るためには、どんなに文章を書くのが上手くても、少なくとも平均6枚程度は必要だと思います(特に、公法系・刑事系・商法では、5枚程度だと取れる […]

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令和5年の司法試験及び予備試験の出願者数が公表されました。 司法試験と予備試験のいずれにおいても、出願者数が増えております。   【司法試験】 令和5年司法試験の出願者数は4,165人であり、令和4年(3,367人)に比べて798人増です。 出願者数の内訳は以下の通りです。 法科大学院修了者2,693人 予備試験合格者358人 在学中受験資格者1,114人 法務省のウェブサイトはこちらです   【予備試験】 令和5年予備試験の出願者数は16,704人であり、令和4年(16,145人)に比べて559人増です。 法務省のウェブサイトはこちらです

  資格Times様でのインタビュー記事が公開されました。 インタビューでは、主として次の6点についてお話しております。 加藤ゼミナールの講座に対するこだわり 新登場の答案添削付きの特別プランとは 加藤ゼミナールの講座他社講座との違い 加藤ゼミナールの合格実績 予備試験や司法試験で結果を出すために大事なこと 加藤ゼミナールの今後の展望 こちらをクリックすると、記事全文をお読みいただけます。 https://shikakutimes.jp/bengoshi/3173

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司法試験合格・予備試験合格を目指すうえで、現実的な合格答案をイメージすることは非常に重要です。 普段の勉強では、インプットでもアウトプットでも、現実な合格答案のイメージから導かれる「自分が目指すべき合格答案像」を意識して行います。 例えば、記憶が苦手であり、かつ、答案の分量も少ないのであれば、インプットでは論証をぎりぎりまでシンプルにして記憶する必要がありますし、場合によっては規範までシンプルにする必要があります。 また、アウトプットでも、現実離れした答案を目指すのではなく、「自分が目指すべき合格答案像」を目標として答案を作成し、添削することになります。 現実的な合格答案のイメージを掴んで頂く […]

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司法試験では、政教分離原則は、平成24年司法試験に出題されてから一度も出題されていません。 平成24年司法試験では、平成22年に空知太神社事件判決が出たことを踏まえて、従来の目的効果基準と空知太神社事件判決の総合判断基準の関係を問うことも目的として、政教分離原則を出題したのだと考えられます。 ” 憲法第89条前段の下で、公金支出の禁止は絶対的禁止なのか、それともその禁止は相対化されるのかが、問題となる。ここでは、憲法第20条第3項における「宗教的活動」の禁止の相対化論とも関係して、どのような判断枠組みを構築するのかが問われる。その際、宗教と関わり合いを持つ国家行為の目的が宗教的意義 […]

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令和2年から令和5年までの最新重要判例のうち、特に重要度の高いものを記事にしています。   【令和5年5月9日最高裁判決】納骨堂経営許可等の取消し求める原告適格 本判決は、墓地、埋葬等に関する法律(以下「法」という。)10条の規定により大阪市長が宗教法人A寺に対して行った納骨堂の経営又はその施設の変更に係る許可について、当該納骨堂の敷地から直線距離で100m以内に所在する建物に居住している者らが取消訴訟を提起した事案において、①「法10条の規定により大阪市長がした納骨堂の経営又はその施設の変更に係る許可について、当該納骨堂の所在地からおおむね300m以内の場所に敷地がある人家に居住 […]

論文式の商法では、予備試験において司法試験過去問から出題されることもありますが、それ以上に、司法試験において予備試験過去問から出題される頻度が高いです。 例えば、以下の分野・論点は、予備試験過去問で出題された後に司法試験で出題されています。 ✓特別利害関係取締役に対する招集通知漏れ(H23予備、H28司法) ✓定款による譲渡制限株式の譲渡におけるみなし承認→名義書換えの不当拒絶(H23予備、H25司法) ✓会計帳簿閲覧請求(H25予備、H30司法) ✓事業譲受会社による名称続用(H27予備、R4司法) ✓株主提案権(H30予備、R1司法) 予備試験商法では、司法試験に比べて、最新の判例・法改正 […]

令和5年5月9日最高裁判決は、墓地、埋葬等に関する法律(以下「法」という。)10条の規定により大阪市長が宗教法人A寺に対して行った納骨堂の経営又はその施設の変更に係る許可について、当該納骨堂の敷地から直線距離で100m以内に所在する建物に居住している者らが取消訴訟を提起した事案において、①「法10条の規定により大阪市長がした納骨堂の経営又はその施設の変更に係る許可について、当該納骨堂の所在地からおおむね300m以内の場所に敷地がある人家に居住する者は、その取消しを求める原告適格を有するものと解すべきである。」と判示するとともに、②法10条に基づく墓地経営許可に関する周辺住民の原告適格を否定した […]

令和4年司法試験過去問講座の単年度版(基本7科目)、令和4年予備試験過去問講座の単年度版(基本7科目)の販売を開始いたしました。 下記のリンクから購入ページにお進みくださいませ。 【令和4年司法試験過去問講座の単年度版(基本7科目)】 https://kato-seminar.jp/courses/detail/?id=164067 【令和4年予備試験過去問講座の単年度版(基本7科目)】 https://kato-seminar.jp/courses/detail/?id=164068

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令和4年改正民事訴訟法の施行日、令和5年司法試験・予備試験における出題の有無・範囲について、説明させて頂きます。 今回の改正は実務的には非常に重要ですが、司法試験・予備試験との関係では重要度はだいぶ低く、短答試験で出題される可能性があるにとどまります。論文試験で正面から訊いてくることはまずないと思います。 司法試験では、①原則として、司法試験が実施される日に施行されている法令に基づいて出題されることになっており、②司法試験六法に搭載される法令は、原則として、令和5年1月1日現在において、既に公布され、かつ、試験日以前に施行されることが確定しているものです。 令和4年改正民事訴訟法の全面施行は令 […]

加藤ゼミナールでは、講師登壇の予備試験講座説明会をzoom全国配信により随時、開催しております。 講座説明会の対象講座は、予備試験向けのフルパッケージプランである予備試験合格パック2023を始めとする総合パック系講座となります。 4月9日(日)高野講師登壇予備試験講座説明会(11:00~12:30) ➡こちらのフォームよりお申し込み下さい 4月13日(木)高野講師登壇予備試験講座説明会(19:30~21:00) ➡こちらのフォームよりお申し込み下さい 4月18日(火)高野講師登壇予備試験講座説明会(19:30~21:00) ➡こちらのフォームよりお申し込み下さい 4月22日(土)高 […]

予備試験受験生の場合には、基礎問題演習(これは「加藤ゼミナールの基礎問題演習講座」を指します。)と予備試験過去問全年度分をやるべきです。 1問当たりの負担、問題数、及び予備試験の合格水準等からそのように考えます。 これに対し、司法試験受験生の場合には、司法試験過去問がプレテストを含めると18年分もあり、1問当たりの演習・分析の負担は予備試験過去問1問の2~3倍ありますから、司法試験過去問全問を定着レベルまでもっていくのは非常に難しいです。 このことに、合格・上位合格の水準も踏まえると、司法試験過去問全問を定着レベルまでもっていく必要がないどころか、手を付けていない過去問があっても構いません(そ […]

以下では、令和5年度の司法試験・予備試験に向けた司法試験過去問・予備試験過去問のランキングを公表させて頂きます。 基本7科目と労働法については私が、経済法については加藤駿征講師(経済法1位・総合5位、実務家弁護士)がランクを付けております。 青文字部分をクリックすると、当該ランキングのページに移動して頂けます。 【令和5年司法試験向け】 基本7科目の司法試験過去問ランキング 労働法の司法試験過去問ランキング 経済法の司法試験過去問ランキング 【令和5年予備試験向け】 基本7科目の予備試験過去問ランキング 労働法の司法試験過去問ランキング 経済法の司法試験過去問ランキング

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司法試験で予備試験過去問が流用される可能性もあるため、司法試験対策として予備試験過去問をやることは有益であると考えます。 一方で、司法試験対策における予備試験過去問の重要性は科目や年度ごとにだいぶ異なりますから、満遍なく予備試験過去問をやることはお薦めできません。 以下では、司法試験過去問の穴をカバーする必要性と、予備試験過去問が流用される可能性とを主たる基準として、令和5年以降の司法試験対策における令和4年予備試験過去問のランク付けをさせて頂きます。 憲法B 争議権は司法試験で出題されていないため、最低限の対策はしておくべきです。その意味で、Cランクではありません。他方で、司法試験では、こ […]

平素より加藤ゼミナールをご利用いただき誠にありがとうございます。 2023年度版の予備試験対策講座・司法試験対策講座の販売予定について、お問い合わせを多数頂いておりますので、現時点で告知できる範囲でお知らせさせて頂きます。 なお、予備試験合格パックの販売予定については、別のページで紹介しておりますので、そちらをご覧くださいませ →2023年度版の予備試験合格パックの販売予定について   【講座一覧】 基本7科目の総まくり講座 基本7科目の基礎問題演習講座 基本7科目の予備試験過去問講座 基本7科目の司法試験過去問講座 労働法速修テキスト講座 労働法重要問題100選講座 労働法過去問講 […]

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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)

加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年  新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立

執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
 答案を書くための 行政法集中演習」
 (法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
 25年」行政法(法学書院)

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