加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

短答過去問の正答率100%を目指す必要はありません

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短答過去問は19年分もあるので、正答率100%を目指すのは現実的に無理ですし、非効率です。

正答率を70%から80%に上げる労力と、90%から100%に上げる労力は全く異なります。

過去問の正答率はどんなに高くても90%前後で足り、浮いた時間を解ける問題の反復や周辺知識の確認に使ったほうがいいです。

私が受験生の頃は、司法試験の短答は7科目であり、過去問は8年分くらいしかありませんでしたが、過去問の正答率は選択肢単位で80%前後だったと思います。

それでも、解けない問題に時間を割かないで、過去問の出題範囲と周辺知識を網羅的に確認することに時間を使っていたこともあり、短答の成績は270点/350点で612位/8015人でした。上三法だけなら152点/175点なので、上位2~3%には入っています。

また、短答は8割前後とれれば十分ですから、残りの時間を論文に回しましょう。

全体のバランスを踏まえた対策をすることが重要です。

こちらの動画では、平木先生(弁護士・公認会計士)と私とが対談形式で「短答過去問の正答率100%を目指すことの是非」についてお話ししています。参考にして頂けたらと思います。

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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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