キーワードで絞り込み検索
コラムか記事か質問コーナーかで絞り込む
全てのコンテンツ
1257 件の検索結果
私は、自分の実力が伸びた(というか、勉強のコツを掴んだ)と実感したタイミングが2回あります。以下では、物語式にして紹介させて頂きます。 1.伊藤塾から法科大学院入試合格まで(大学3年春~翌々年の夏まで) 私は、大学3年次の春から、伊藤塾に入塾し、法科大学院入試(ひいては司法試験)に向けた勉強を開始しました。 伊藤塾入門講座で一番最初に記憶しようとしたのが、法の支配の意義・内容でした。大学にスポーツ推薦入学したこともあり、これまで文章を要約して記憶するという経験が皆無に等しかったため、記憶のコツを知りませんでした。また、忘れるのが怖かったです。なので、次回の講義までに、100回以上は暗唱しました […]
1.どの入門講座を受講していたかで、その後の実力の伸び方に違いが出るか 入門講座の役割には、①単に科目ごとの条文・判例・論点という個々の法律知識を学ぶだけでなく、②科目相互の関係性、科目の全体像(体系)、論文試験で必要とされる頭の使い方、文章の書き方といった、受講生が入門講座終了後に学習を進める際の土台となる基礎を身につけるということにもあります。 入門講座ごとに違いが出やすいのは②であり、かつ、②を自力で鍛えたり、変な癖を修正するのは、容易ではありません。 したがって、どの入門講座を受講していたかで、自学習の効果も、他校の中上級者向けの講座を使った学習の効果も、法科大学院での学習の効果も、だ […]
勉強を再開する場合のポイントは、直近の出題傾向と合格水準を把握することと、自分の現状を把握することです。敵(試験の傾向・水準)を把握することと己の現状を把握することとをセットにして考える必要があります。 まずは、直近2年分の司法試験過去問の答案を制限時間を厳守して手書きで作成しましょう。その際、事前にインプットしないでやりましょう。これにより、事案処理・答案作成の速度、知識の量・質がどれだけ衰退しているのかという「自分の現状」を直視します。 「試験の水準と現在の自分」との距離を知る前に、「過去の自分と現在の自分」との距離を直視することが大事です。 次に、直近2年分の出題趣旨・採点実感を読み、近 […]
川出敏裕「判例講座 刑事訴処方 捜査・証拠篇」初版210頁・224頁によれば、接見指定制度の趣旨が接見交通権と捜査の利益の調整にあることから、接見指定の内容が「被疑者の防衛の準備をする権利を不当に制限するようなもの」か否かは、①「申出がなされた接見の重要性と、即時又は近接した時点での接見を認めた場合の捜査への支障の程度の双方を考慮し」て判断するべきであるとされています。通常の事案であれば、①の比較衡量の判断枠組みを書き、当てはめに入ります。 もっとも、初回接見の指定の場合については、最三小判平成12・3・24・百34が、①の比較衡量において、初回接見の重要性を強調することで、②「即時又は […]
今回は、「結論の方向性」を判断するための読解のコツについて、平成28年司法試験民法設問2(3)を使って説明いたします。 . 平成28年司法試験民法設問2(3) . 【事実】 16.~19 …略… 20.平成26年4月15日、Eは、Kから、返済期日を平成27年5月30日、利息を年15%、遅延損害金を年21.9%として、500万円を借り受け、LがEの債務を連帯保証する旨の契約書がE、K及びLの3人の間で作成された。当該契約書では、500万円は、平成26年5月31日に、KからEに交付されることになっていた。 21.しかし、Kは、…略…平成26年5月31日の経過後も、500万円をEに交付しなかった […]
178条は、公示の原則を定めた規定です。公示の原則は、有るものを有るものとして扱ってもらえるかの問題です。つまり、実際に存在する権利変動(等)を、第三者との関係でも存在するものとして扱ってもらうためには、公示する必要があるかという問題です。したがって、公示の要否・有無を問題にする前提として、権利変動(等)の存在が必要です。仮に、公示の有無・要否を問題とするべき権利変動(等)が存在しないのであれば、「引渡し」による公示の有無・要否に関する178条は問題になりません。 上記事例では、BC間の売買契約に先立ちAが引渡しによる対抗要件を具備したことにより、BC間の売買契約の時点では既にBは無権利者にな […]
秒速・総まくり2021及び総まくり論証集のご購入を検討して頂き、ありがとうございます。 秒速・総まくり2021に有料で付属する総まくり論証集は、秒速・総まくり2021を購入した後(例えば、1カ月等)でも、追加で購入することができます。 その際、マイページにログインして頂き、画面右下に表示される「有料プラン&申し込み」というボタンをクリックし、以下の手順でクリックを続けることにより購入手続を進めて頂くことになります(画面の黒枠内をクリックして頂きますようお願い致します。)。 上記の回答でも解決しない場合には、大変お手数ではございますが、資格スクエアに直接お問い合わせて頂けますと幸いでございます。 […]
秒速・過去問攻略講座(基本7科目)で取り上げている平成26年司法試験の再現答案は、1行26~28文字で平均5枚(5枚目の23行目という意味)です。憲法は5枚+6行、行政法は4枚+6行、民法は5枚+5行、商法は5枚+19行、民事訴訟法は5枚+8行、刑法は5枚+10行、刑事訴訟法は5枚+3行です。これで、公法系は100位/受験者8015人、民事系は200位、刑事系は160位です。私の答案は、1頁あたりの加点密度が高いので(簡潔にまとめ、かつ、解答筋をほとんど外していないため)、平均的な加点密度の答案を前提にすると、1行26~28文字であれば、憲法4.5枚(5枚目の12~13行目という意味)、行政法 […]
秒速・総まくり2021を受講して頂きありがとうございます。 明日には、各科目の受講ページにランク付け・マーク指示に関する説明文をアップロードさせて頂きます。 暫定措置として、本回答文にも説明文を添付させて頂きます(こちら)。 ご確認頂けますと幸いでございます。
「試験本番で必要とされる読解・思考その4」では、「憲法の人権選択」の判断で必要とされる読解・思考のコツについて、平成23年司法試験憲法及び平成30年司法試験憲法を取り上げて説明いたします。 . 平成23年司法試験憲法 . インターネット上で地図を提供している複数の会社は、公道から当該地域の風景を撮影した画像をインターネットで見ることができる機能に基づくサービスを提供している。ユーザーが地図の任意の地点を選びクリックすると、路上風景のパノラマ画像(以下「Z機能画像」という。)に切り替わる。 ・・・中略・・・ インターネット上で提供されるZ機能画像が惹起するプライバシーの問題に関して、会社 […]
確かに、本件申出の拒絶に処分性を認めるということは、本件申出が本件計画変更という許認可等の処分を求める法令に基づく申請に当たることを前提にすることになりますから、本件計画変更の処分性を否定する一方で本件申出の拒絶について処分性を肯定することは論理的に矛盾すると思います。 しかし、司法試験論文式では原則として加点方式が採用されており、積極的に減点されるというのはかなり稀です。 会議録では、本件申出の拒絶について、本件運用指針で明記されているとどまることに着目して法令上の根拠の有無(公権力性の一要素)を論点として論じることが誘導されており、本件計画変更の処分性に関する検討内容と関連付けて論じること […]
「試験本番で必要とされる読解・思考その3」では、「現場思考論点における問題の所在の把握と抽象論の構築」に必要とされる読解・思考のコツについて、令和1年司法試験民事訴訟法設問1を使って説明いたします。 . 令和1年司法試験民事訴訟法設問1 . 【事例】 Xは、A県A市(以下「A市」という。)に住む会社員であり、夫と3人の小学生の子供がいる。X一家はキャンプ好きのアクティブな一家である。Yは、自動車製造会社であるS社の系列会社であり、S社の製造するワゴン車等をキャンピングカーに改造して販売している。Yは、本店がB県B市(以下「B市」という。)にあり、全国各地に支店を有する。 Xは、ある日、A […]
秒速・総まくり及び秒速・過去問攻略講座コンプリートを受講して頂きありがとうございます。 これまでは、秒速シリーズを受講していない方も対象として、答案添削付きのゼミを開催してきました。平成28年司法試験合格目標加藤ゼミは資格スクエア主催、平成29年~令和2年司法試験合格目標加藤ゼミは私の自主開催です。 令和3年司法試験合格目標加藤ゼミは、今のところ、開催する予定はございません。コロナウィルス感染症の感染状況が落ち着いていないため会議室利用によるゼミの開催が困難であることが一番の理由です。完全オンラインでの開催も検討してみたのですが、口頭での質疑応答の機会を設けることが困難である等の理由から、今の […]
前訴で敗訴した前訴被告が前訴確定判決の不正取得を理由として不法行為に基づく損害賠償を求めて後訴を提起する場合について、後訴を制限する方法としては、①前訴確定判決の既判力が後訴に作用するとしたうえで、後訴における前訴被告の主張のうち前訴確定判決の主文中の内容と矛盾するものを排斥することで、請求を棄却するというものと、②前訴確定判決の既判力が後訴に作用することを否定しつつ、請求認容のために必要とされる請求原因として、本来的要件(故意過失、権利利益侵害、損害、因果関係)に加え「特別の事情」も要求する(請求原因を加重する)というものがあります。 勅使川原和彦「読解民事訴訟法」初版143頁・166~16 […]
「試験本番で必要とされる読解・思考その2」以降では、「試験本番で必要とされる読解・思考その1」で言及した読解・思考のコツについて、司法試験過去問を使って具体例を示しながら説明させて頂きます。 前回、試験本番で必要とされる読解・思考について、次のように説明しました。 . 既存論点の抽出とその重要度、現場思考論点における問題の所在の把握と抽象論の構築、憲法における人権選択、結論の方向性などについては、試験本番で自分で考え、決断を下すことになります。 そのため、こうした解答筋レベルのことについて、正解筋又はそれに掠る筋を選択することができるよう、読解・思考のコツを掴んでおく必要があります。 皆さ […]
司法試験過去問と予備校答練とでは、担っている役割と質が異なります。 まずは、司法試験過去問の演習・分析・復習を通じて、「読解・思考のコツ、科目・分野・論点単位での書き方」といった超上位答案の背後にあることを確立します。演習・分析・復習を繰り返すことで、「読解・思考・書き方」等について、少なくとも、解いたことのある司法試験過去問ではそれなりの水準で実践できるようになる必要があります。 次に、予備校答練を通じて、①司法試験過去問を通じて身につけた「読解・思考・書き方」等を初見問題の演習等により確認・研磨するとともに、②インプット完成度も確認し、③必要に応じて知識の補充も行います。予備校答練の目的の […]
まずは、組織再編全般です。問題としては、10-1、10-2、11-1、11-2です。これらは必須です。 次に、株式による資金調達のうち、1-1、1-2、1-3、1-4です。社債に関する1-5は飛ばして構いません。 それから、自己株式の取得・処分も出題可能性が高いですから、5-1、5-2、5-3も重要です。 そして、司法試験では株主総会絡みの問題が最も出題頻度が高いですから、6-1、6-2、6-3です。 最後に、一応、8-1、8-2、9-3もやっておきましょう。 なお、5-1、5-2、5-3、9-3、10-1、10-2、11-1及び11-2以外の問題については、深い・細かいことまでやる必要はなく […]
問題分析をする際の注意点 私は、出題趣旨・採点実感を読む前こそ、合格答案・上位答案を書くための実践的な読解・思考を把握するためのチャンスです。 出題趣旨・採点実感を読んだ後だと、どうしてもそこで示された完全理想解に引きづられてしまい、示された答えから書くべき答えを導いてしまいがちです。 こうした分析は、同じ問題がピンポイントに出題されない限り、役に立ちません。 出題趣旨・採点実感を使った問題分析 出題趣旨・採点実感を使った問題分析は、2つに大別されます。 1つ目は、定義、要件、科目・分野・論点・単位での答案の書き方に関する司法試験委員会の公式見解を学び、自分の理解をそれに合わせる […]
公務執行妨害罪の「職務」の適法要件である①職務の執行が当該公務員の抽象的職務権限に属すること、②職務が当該公務員の具体的職務権限に属すること、及び③当該職務の執行が公務としての有効要件である法律上の手続・方法の重要部分を履践していることのうち、実体的要件を満たすことが②、手続的要件を満たすことが③に対応するという整理になると思います。 通常逮捕であれば、「被疑者が罪を犯したことを疑うに足りる相当な理由」があることと(刑事訴訟法199条1項)、逮捕の必要性が明らかにないとはいえないこと(同法規則143条の3)が②です。 被疑者に対して逮捕状を示すこと(刑事訴訟法201条1項)は、③です(高橋則夫 […]
令和3年司法試験が終了したことに伴い、「令和3年司法試験向け 司法試験過去問ランキング(基本7科目)」の記事を取下げ、新しく「令和4年司法試験向け 司法試験過去問ランキング(基本7科目+労働法)」を公開いたしました。2021.06.20 下記画像をクリックすると、「令和4年司法試験向け 司法試験過去問ランキング(基本7科目+労働法)」の記事に移動します。
加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
- 勉強のやり方(47)
- 論文
- 短答
- 司法試験過去問
- 予備試験過去問
- 旧司法試験過去問
- 司法試験・予備試験講座(216)
- 選択科目講座(25)
- 予備校の講座・答練・模試(13)
- 司法試験・予備試験・法科大学院入試(6)
- その他(7)
- 利用上のルール等(1)
- 勉強のやり方(46)
- 論文
- 短答
- 司法試験過去問
- 予備試験過去問
- 司法試験・予備試験講座(92)
- 予備校の講座・答練・模試(6)
- 司法試験・予備試験の実施等(111)
- 最新重要判例の解説(13)
- 加藤ブログについて(2)
- その他(72)