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令和4年司法試験の憲法では三者間形式が出題されましたが、今回の三者間形式の問題は、大学側の合憲主張を出発点としてこれに対する研究者側の反論を踏まえて自説を展開させるものであり、原告・被告人の違憲主張を出発点として違憲主張をフルスケールで展開させる平成29年までの三者間形式とは異なります。 また、令和4年に三者間形式が出題されたからといって、来年以降の三者間形式が続くとは限りません。出題者が、問題との相性を踏まえて、法律意見書形式よりも上記の三者間形式の方が問答を検討しやすいと考えて今年は上記の三者間形式にしただけという可能性も考えられますので。 さらに、自説ベースの法律意見書形式は、自説→論点 […]
加藤ゼミナールの予備試験対策フルパック・労働法完全パックを受講して頂き誠にありがとうございます。 予備試験合格パックのカリキュラムの一環として、①基礎応用完成テキストを使った短答インプット講義(担当:高野泰衡講師)、②各科目10問程度で解法と勉強法を伝えることに重点を置いた短答過去問講義(担当:加藤喬)がございます。 ①・②だけでの販売については、当初は予定しておりませんでしたが、今後の要望の状況などを踏まえながら再度検討させて頂こうと思います。
詐欺未遂犯に関する平成30年最高裁判決(最判H30.3.22)の山口厚補足意見を読む限り、①実行行為との密接性の当てはめがメインで、②既遂結果発生の客観的危険性の有無についてはほとんど①の当てはめを前提として自動的に導かれています。 したがって、行為者の主観面(故意、犯行計画)は①の当てはめで使うことになります。 一度、上記の補足意見を読んで頂くことをお薦めいたします。
加藤ゼミナールの試験対策講座の受講を検討して頂き誠にありがとうございます。 実務基礎科目対策講座については、インプット講座、予備試験過去問講座、両方のセットプランという3パターンでの販売を予定しております。もっとも、実務基礎科目対策講座の販売開始時期(=教材配送・動画配信時期)は2023年3月となります。 基礎問題演習講座については、法系別や科目別での販売には原則として対応しておりません。 宜しければ、加藤ゼミナール事務局までご連絡頂けたらと思います。 https://kato-seminar.jp/support/ 宜しくお願いいたします。
憲法における判例学習のポイントは、大別して2つあります。 1つ目は、前回のコラムでお話ししたことと関連しますが、学説が違憲審査基準論を採用している領域においては、判例を違憲審査基準論に引き直して整理する必要があるということです。詳細は前回のコラム(「憲法における違憲審査の枠組み(判例と学説の違い)」)をご覧ください。 2つ目は、答案で使えるくらいに判例のポイントを簡潔にまとめてインプットするということです。 例えば、薬事法事件であれば、次の3つです。 形式的には職業遂行の自由に対する制約にとどまるものであっても、実質的には狭義の職業選択の自由に対する制約に当たることがある。 職業規制の違憲審査 […]
合格祝賀会のご案内 令和4年司法試験に合格された皆様、誠におめでとうございます。 加藤ゼミナールの講師・社員一同、皆様の合格を大変嬉しく思っております。 加藤ゼミナールでは、パレスホテル東京の宴会場において、加藤ゼミナールの講座の受講者様を対象とした合格祝賀会を開催いたします。 加藤ゼミナールの講座の受講者様で令和4年司法試験に最終合格された方は、どなたでもご参加いただけます。 加藤ゼミナールへの合格体験記の提出、他校への合格体験記の提出禁止、他校での講師活動の禁止といった参加条件はございません。 合格祝賀会には、代表の加藤喬弁護士、高野泰衡講師、加藤駿征講師のほか、有名な経営者弁護士をはじめ […]
判例は、多くの場合、違憲審査の手法として、「一定の利益を確保しようとする目的のために制限が必要とされる程度と、制限される自由の内容及び性質、これに加えられる具体的制限の態様及び程度等を具体的に比較衡量する」という「利益較量」論を採用しており、「違憲審査基準」そのものは採用していないと理解されています。 最高裁は、例えば猿払事件における合理的関連性の基準や薬事法事件における厳格な合理性の基準などのように、違憲審査基準っぽい基準を定立することもありますが、それは大きな判断枠組みである「利益較量」論による判断の指標として言及されているものにすぎないと理解されています(堀越事件における千葉勝美裁判官の […]
司法試験では、刑事系で学説対立が問われる場合を除き、基本的には、判例・受験界通説といった自説を使って結論まで一本の筋を通すことで足り、自説と異なる見解に従って結論について想定する必要はありません。憲法では、三者間形式でも法律意見書形式でも、多角的な検討が求められますが、学説対立という形で多角的な検討が求められているわけではありません。 刑事系の学説対立の対策以外では、他説を勉強する際には、あくまでの自説の理解を深めるために必要な限度でやれば足ります。 したがって、法科大学院における授業及び試験の内容と、司法試験対策としての勉強を区別する必要があります。司法試験対策としては、基本的には自説だけを […]
答案を書く際に、初めに「~の要件は、①…、②…、③…である」というように法律要件を頭出しした上で要件ごとの具体的検討(要件ごとの規範定立、当てはめ)に入るべきかについて、悩む受験生の方が多いと思います。 法律要件の頭出しは、答案作成上無駄である(配点がない)場合であっても、減点されるわけではありませんが、限られた時間の中で答案を書く受験生としては、なるべく配点がない記述は減らすべきです。平均5枚前後しか書けない方であれば尚更です。配点がない無駄な記述をするということは、その分だけ、配点のある記述を書けなくなることに繋がるからです。 私は、法律要件を頭出しするのは、基本的には、①設問や過去の出題 […]
平成30年以降、刑法・刑事訴訟法(特に刑法)では学説対立が出題されるようになっていますが、だからといって法科大学院入試でも学説対立が出題されるとは限りません。 志望校の直近3~4年分の過去問を見て、刑事系科目で学説対立が出題されているか否かを確認なさるのが宜しいかと思います。また、仮に出題されたとしても、司法試験と同様、本権説VS占有説、別件基準説VS本件基準説など、自説を勉強する過程で自説を理解するために当然勉強するであろう反対説くらいしか出題されないでしょうから、そこまで学説対立を意識した勉強をする必要はないと思います。 参考にして頂けますと幸いでございます。
加藤ゼミナールの司法試験過去問講座「憲法」では、平成30年から出題形式が三者間形式から法律意見書形式に変更されたことに伴い、全問題について、法律意見書形式の答案にしておりました。 もっとも、令和4年に三者間形式に出題形式が採用されたため(※合憲主張からスタートするなどの点で従来型の三者間形式とは異なりますが)、プレテスト~平成29年の問題については、別途、①三者間形式の答案を製本した上で無料で提供するとともに、②三者間形式の答案を対象とした解説動画も無料で提供させて頂きます。 したがって、加藤ゼミナールの司法試験過去問講座の受講者様は、司法試験過去問憲法の問題を三者間形式と法律意見書形式の双方 […]
もともと出版社との間で「司法試験・予備試験向けの勉強法及び各科目の入門に関する書籍」の執筆の話を進めていたのですが、今期の教材作成と講義収録に時間を取られ、まだ着手できていない状態です。大変意義のあることですので、来年には執筆を開始したいと考えております。 お待たせすることになりますが、良い書籍になると思いますので、お待ちいただけますと幸いでございます。
2023年(令和5年)から一定要件を満たした法科大学院最終学年の学生が司法試験を受験できる在学中受験がスタートします。 これにより、本来であれば法科大学院最終学年で予備試験を受験していた層の一定数が司法試験受験にシフトすることになりますから、優秀層の一部が予備試験の母集団から抜けることになります。 したがって、2023年からは、予備試験の合格ラインが下がると考えられます。
基礎問題演習講座&司法試験過去問講座の受講を検討して頂き誠にありがとうございます。 総まくり講座の授業を聴いた方が、総まくり論証集の記述の理解度が上がるので、なるべく総まくり講座も受講して頂くことをお薦めいたします。 もっとも、来年7月の司法試験まで時間が限られているため、総まくり講座の授業を視聴している余裕がないというのであれば、総まくり論証集の理解度を少し落としたとしてでも基礎問題演習講座&司法試験過去問講座だけにするという方法もありです。総まくり論証集のうち重要な部分については、基礎問題演習講座&司法試験過去問講座の解説で出てくると思いますので。 後は、総まくり講座も受講した上でAランク […]
答案を書く際に使うボールペン選びはとても重要です。 自分に合ったボールペンを選べるか否かで、文字の読みやすさと筆速がだいぶ変わります。 私は、「PILOTフリクションボール0.7mm」を、ペン芯を「ZEBRA サラサクリップジェルボールペン0.5mm」のものに入れ替えて使っていました。 【①パイロット フリクションボール0.7mm】 【②ZEBRA サラサクリップジェルボールペン0.5mm】 ペン芯としては②ZEBRA サラサクリップが一番使いやすいいのですが、私はペン軸が少し太い方が書きやすかったので、ペン軸としては①パイロット フリクションボールのものが一番使いやすかったです。 そこで、① […]
基礎問題演習講座の受講をご検討頂き誠にありがとうございます。 基礎問題演習講座の基礎問題演習講座の問題数は340問前後であり、一見すると、約450問が収録されている他校の短文事例問題講座に比べると網羅性に欠けるようにも思えます。 もっとも、加藤ゼミナールの基礎問題演習講座は、旧司法試験や法科大学院入試の過去問といった既存の問題の寄せ集めではなく、私が判例、教科書事例、過去問などを参照しながら原則1問1分野を目安としていちから作成していますから、問題ごとに論点が重なることはほぼまずないです。これに対し、旧司法試験や法科大学院入試の過去問は複数の分野を跨ぐ問題ですから、こうした問題を集めればその分 […]
令和4年司法試験の出題趣旨が公表されていますが、出題趣旨を読む際には、来年以降の司法試験で使えそうなことを獲得するために読んでいるということを明確に意識する必要があります。 こうした意識を持ちながら出題趣旨を読むことで、理解記憶するべき出題趣旨の範囲が試験対策として必要な範囲に限定されるとともに、必要に応じて出題趣旨の記述を一般化して把握できるようになります。 常に、「ここに書かれていることは本問に固有のことであり来年以降の司法試験で使うことはないのではないか」、「ここに書かれていることは別の問題にも共通することであり一般化が可能なのではないか」ということを考えながら出題趣旨と向き合うべきです […]
まずは、今の実力で令和4年司法試験過去問を解いてみましょう。今年の合格ラインは96点/175点で、おそらく質問者様が受験する令和6年には合格ラインがプラス10点近く上がっていると思います(来年から在学中受験により母集団の質と量が上がるため)。合格ラインからどれくらい距離があるのかを踏まえて、必要とされる勉強の量と開始時期を考えるのがいいと思います。 70点、80点というレベルであれば、短答対策が全然できていないレベルなので、来年の夏休みを丸々使って短答過去問を1周しておいた方がいいと思います。あとは、法科大学院の勉強と論文対策を中心にやりながら、短答の復習も適宜やるという感じです。 なお、法科 […]
例えば、短答120点で論文の成績を含む総合評価ではぎりぎり不合格だったが、短答が130~140点だったらぎりぎり最終合格できていたという場合に、勉強量と点数と相関しやすそうな短答で140点付近を目指して短答に重点を置いた勉強をしようとしてしまいがちです。 しかし、最終合格の確実性を高めるためには、論文の実力を底上げすることに重点を置くべきです。 理由は主に3つあります。 ①来年は法科大学院最終学年で司法試験を受験する受験生が出てくることにより、母集団の数と質が上がるため、合格ラインが高くなります。したがって、今年の合格ラインを前提として、それをちょっと超える水準を目指して勉強をしても、合格ライ […]
9月から司法試験対策を本格始動する方を念頭に置いて、令和5年司法試験合格に向けた理想的な学習スケジュールについて説明させて頂きます。 その前提として、司法試験合格を目指すうえで大事なこと、基本7科目の基礎固めの完成度の確認、加藤ゼミナールの司法試験講座についても取り上げます。これら3つでお話ししたことを踏まえて、学習スケジュールについて詳細に説明いたします。 【目次】 第1. 司法試験合格を目指すうえで大事なこと 第2. 基本7科目の基礎固めの完成度の確認 第3. 基本7科目の司法試験講座の紹介 第4. 令和5年司法試験合格に向けた学習スケジュール 第5. 無料体験講義、司法試験出題分析&講座 […]
加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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