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司法試験講座 加藤ゼミナールでは、【ゼロから勉強を始める方までを想定した講座】として、①「法科大学院合格パック」と、②「予備試験・司法試験入門講座」をご用意しております。 また、【基礎講座レベルの学習を終えている方を対象とした試験対策講座】として、③「基本7科目の総まくり講座」、④「基本7科目の基礎問題演習講座」、⑤「基本7科目の司法試験過去問講座」、⑥司法試験で当該科目1位を獲得したダブル加藤講師が担当する「労働法対策講座」「経済法対策講座」をご用意しております。 このように、加藤ゼミナールでは、全ての学習段階に応じた様々な司法試験講座を用意しておりますので、受験生の皆様には、 […]
司法試験を受験された方へ 令和5年司法試験、本当にお疲れ様でした。 今日に至るまで、本当に長い道のりだったと思います。 司法試験も予備試験も、法律知識だけでなく、小中高大の受験・勉強も含め、これまでの全受験生活で培った基礎学力や試験対策のコツを総動員して受験するものです。 司法試験を目指してから今日に至るまでの期間が短い方でも、この4日間の試験に向けて、多大な時間を費やしてきたことになります。 そして、これまでの人生で自分が積み上げてきたものが、司法試験の合格・順位に反映されるとともに、合格後の活躍の支えとなります。 今は、司法試験受験を決断し、今日まで本気で勉強してきた自分と改 […]
令和5年司法試験、予備試験短答式を受験される皆様へ 司法試験受験生の方は、今日が最終日です。 ここに来るまで本当に長かったと思います。また、試験期間中、答案の出来が気になるなどして不安に押しつぶされそうになった方もいると思います。 予備試験受験生の方は、今日から、短答-論文-口述という長い試験がスタートします。 時間配分とマークミスに気を付けながら、全集中で短答試験を受けきりましょう。 司法試験も予備試験も、法律知識だけでなく、これまでの全受験生活で培った基礎学力や試験対策のコツを総動員して受験するものです。 小中高大の受験・勉強で培ったことも含めて、これまで自分が積み […]
明日、予備試験短答式が実施されます。 以下では、令和5年予備試験短答式を受験される皆様へ、私からメッセージを送らせて頂きたいと思います。 直前期における短答対策で大事なこと 直前期における短答対策の肝は、短期間にできるだけ広範囲にわたって総復習をすることです。 短答知識の相当部分を占める枝・葉の知識については、その一過性の高さゆえに、1週間前に記憶したのに現時点では忘却してしまっているということが起こりやすいです。中長期的に記憶を持続するのが難しいです。 したがって、試験直前に効率的に時間を使って広範囲にわたる総復習をすることで、枝・葉の知識をどれだけ多く詰め込むことができるかが […]
司法試験短答式に向けて 司法試験論文式、本当にお疲れさまでした。 これからは、時間との戦いです。 前回と同じことをお話しすることになりますが、直前期における短答試験対策の肝は、時間の使い方です。 直前期における短答対策の肝は、時間の使い方です。 短答知識の相当部分を占める枝・葉の知識については、その一過性の高さゆえに、1週間前に記憶したのに現時点では忘却してしまっているということが起こりやすいです。中長期的に記憶を持続するのが難しいです。 そのため、これから各科目の短答試験までの間に、効率的に時間を使って広範囲にわたる総復習をすることで枝・葉の知識をどれだけ多く詰め込むことができるかが肝になっ […]
民事系論文、本当にお疲れ様でした。 これで、司法試験の約3分の2を終えたことになります。 残すは、刑事系論文と短答3科目です。 民事系は、選択科目や公法系に比べて解答筋が不明瞭であることが多いので、初日以上に、自分の出来不出来が気になるかもしれません。 しかし、ここで過去を振り返ってはいけません。Twitterや5ちゃんねるに振り回られてもいけません。過去を振り返ることのないよう、自分をしっかりと律する必要があります。 こうしたことが、今、皆さんに問われています。 今回の記事では、出題内容に左右されることなく安定して合格答案を書くための【科目単位のコツ】のうち、刑事系に関するものを紹介いたしま […]
司法試験の初日、本当にお疲れ様でした。 司法試験の初日は、試験時間が一番長いですし、一番緊張すると思います。 緊張から前日に十分眠れなかったり、復習が間に合わないため睡眠時間を削って試験に臨んだという方もいると思います。 今日は、しっかりと休み、明日の民事系論文に向けてコンディションを整えましょう。 今回の記事では、出題内容に左右されることなく安定して合格答案を書くための【科目単位のコツ】のうち、民事系に関するものを紹介いたします。 民事系論文で頭をフル回転させるためにしっかりと休む 2日目の民事系論文では、頭をフル回転させる必要が高いです。 無理をして知識を詰め込むよりも、ちゃ […]
前回の記事では、安定して合格答案を書くための【全科目に共通するコツ】を紹介しました。 今回の記事では、出題内容に左右されることなく安定して合格答案を書くための【科目単位のコツ】のうち、公法系と労働法に関するものを紹介いたします。 憲 法 ①何について・どう論じるのかを問題文のヒントから判断する 近年の司法試験では、被侵害権利として取り上げるべき人権、規制の仕組み(何のために、何を、どう規制しているのか)、規制の問題点について、問題文で分かりやすく誘導してくれます。 したがって、人権選択から目的手段審査による当てはめに至るまで、何をどう論じるべきかについて問題文のヒントに従って考 […]
加藤ゼミナールの論文講座では、【初学者又はそれに近い状態から勉強を開始する方】を対象とするものとしては、 予備試験合格パック(入門・基礎講座もカリキュラムの一環として含まれています) 法科大学院合格パック(同上) 予備試験・司法試験入門講座(入門・基礎講座のみ)がございます。 【基本7科目の学習1周目を概ね終えている方】を対象とする中上級者向け講座としては、 総まくり講座 基礎問題演習講座 予備試験過去問講座 司法試験過去問講座がございます。 総まくり講座は、入門・基礎レベルの勉強を概ね終えている方が試験傾向にフィットしたインプットを完成させるための講座であり、7科目で140時間前後です […]
予備校模試を受ける主目的は、インプット及び司法試験過去問を通じて学んだ「思考・読解のコツ」、「科目・分野・論点ごとの書き方」、「現場思考問題の対処法」及び「メリハリ付け」等を初見問題の演習を通じて確認・研磨するということです。 したがって、予備校模試の復習等では、予備校模試独自の採点基準ではなく、司法試験の採点基準を前提とした自分の課題の達成度を前提とすることになりますから、納得できない採点結果は無視しても構いません。私の場合、本試験2か月前に受けたTKC模試では、特に大きなミスはなかったにもかかわらず、全体の上位20%だったので、予備校模試の採点基準はあまり参考にならないと思います。 予備校 […]
①ロックアウトの正当性を検討すべき場面 使用者のロックアウトは、使用者が労働争議において労働者側に圧力をかけるために、なお労働が可能・有価値である状況下で行われるものであり、典型的には、労働者側の争議行為の終了後に行われるものです。例えば、平成25年司法試験第2問でも、Y社がホテル建物を閉鎖して営業休止し、X1らの就労を拒否したのは、X1らの2日間にわたるストライキの終了直後です。 他方で、ストライキ中の賃金・休業手当が問題となった平成28年司法試験第2問では、Y社は、ストライキ中に、ストライキにより運行できなくなるバス車両の所属する営業所においてバス車両の点検・整備をする必要がなくなるために […]
来週から令和5年司法試験が始まります。 今回の記事では、出題内容に左右されることなく安定して合格答案を書くための【全科目に共通するコツ】をお伝えいたします。 こうした汎用性のあるコツは、出題内容に左右されにくいので、試験本番で実践することができれば、高確率で全科目の点数を底上げしてくれます。 ①自信をもって試験に臨む 自信がないと、問題文を読んだ際のファーストインプレッションを信じることができず、深読みしすぎてしまう危険があります。 例えば、論点Aが問題になっているという心象を頂いたものの、この心象を信じることができず深読みしすぎた結果、問われていない論点Bを書いて […]
論文試験では、” 答案の向こう側にいる貴方 ” が見られています。 答案の内容が正解筋に乗っていることも大事ですが、それと同じがそれ以上に、自分なりに最初から最後まで一本の筋を通すことが大事です。 簡単に正解筋を見つけることができない、あるいは正解筋が複数あり得るといった具体的事例を目前にして、限られた時間の中で、法律知識と思考力を総動員して一本の筋を導き出し、それを分かりやすい文章で答案に示すことが大事です。 その意味で、答案を書いている皆さん自身が評価対象になっているのです。 こうした姿勢を身につけると、論文試験との向き合い方が変わり、安定して合格答案を書けるように […]
7月12日(水)から令和5年司法試験が始まります。 皆様の参考になればと思い、私の受験生時代の直前期及び試験期間中の総復習について紹介させて頂きます。 私は、試験直前期及び試験期間中の学習スケジュールを細かく決めるタイプでした。 また、導出に要する時間を極力短くするために、知識も方法論もちゃんと記憶して試験に臨み、そのために自作のまとめノートを何度も何度も周回しました。一方で、出題範囲を全部記憶しておこうという考えは持っておらず、知らないマイナー論点や現場思考問題などが出題されても定着化した知識と方法論を総動員すれば合格水準の答案を書けるという自信と実力を持って試験に臨みました。 とにかく、こ […]
2026年の司法試験から、受験方法が筆記からパソコン利用に変更されます(なお、予備試験については未定です。)。 論文試験でも筆記からパソコン利用に切り替わることに伴い、以下の3点に留意する必要があると考えます。 日本経済新聞の記事はこちら https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA120EM0S3A610C2000000/ ①タイピングが苦手なら訓練必須 筆記に比べて、タイピングの方が受験生間で速度の違いが生じやすいです。 タイピングが苦手な人と得意な人とでは、速度が数倍違うと思います。 こうした差をできるだけ埋めるために、タイピングが苦手な […]
令和5年司法試験考査委員名簿及び令和5年予備試験考査委員名簿が公表されています。 学者考査委員だけを抜粋した一覧表を作りましたので、皆様に共有いたします。 【令和5年司法試験考査委員名簿】 元データはこちら(※現在閲覧不可) https://www.moj.go.jp/content/001397716.pdf 【令和5年予備試験考査委員名簿】 基本7科目については、概ね司法試験考査委員と同じですが、一部、司法試験考査委員ではない学者が追加されている科目があります。予備試験の固有の学者考査委員には下線を引いています。 選択科目については、予備試験における学者考査委員 […]
法律試験のテキストは、膨大な量の法律用語によって作られています。 条文・論点の学習以前に、法律用語ごとの意味を理解する必要があります。 もっとも、1周目で全ての法律用語を理解しようとする必要はありません。 法律用語の多くは相互に関連しているため、その用語単体で理解することには限界があります。 テキストを周回する過程で、科目ごとの全体構造、用語相互の関係性、科目・分野間の繋がりに関するイメージが形成されることに伴い、自然と個々の法律用語の意味を分かってくるはずです。 法律学は、用語・条文・論点といった個々の情報ごとの関連性と、科目・分野ごとの関連性が非常に強いため、全体像を理解することが個々の情 […]
民法は、訴訟物をはじめとする請求の根拠を正しく選択する、条文を正しく選択する(条文の組み合わせを含む)、論点を落とさない(論点の組み合わせを含む)といった、解答筋レベルのことで差がつきやすい科目です。 したがって、上記の解答筋レベルのことを重点的に勉強するべきであり、分野・論点単位で深く勉強するのは、基本的には司法試験過去問を使った演習だけで足ります。 こうした科目特性を踏まえると、市販演習書は、網羅性がある一方で1問がシンプルなものを選ぶべきです。この点で、民法サブノート210が一番いいと思います。 参考にして頂けますと幸いです。
元ネタとなっている昭和51年判決(最判S51.3.30)は、①AがBCを共同被告として訴訟提起、②第1審では、Bに対する請求を認容、Cに対する請求を棄却、③BがAC間訴訟についてA側に補助参加する旨を申し出た、という事案において、訴訟物限定説の立場からは、AC間訴訟におけるCの損害賠償責任を否定する判決主文がBのCに対する求償権について事実上不利益な影響を及ぼすとして、判決主文による事実上の直接的影響を理由として、補助参加の利益を認めています。 「AC間の訴訟の実体法上及び訴訟法上の効果がBC間には及ばないということを指摘する必要がある。その上で、Bの補助参加の利益を肯定する場合には、そうであ […]
まず、受領遅滞が絡まない事案では、①「引き渡しがあった時以後」における「滅失」「損傷」の場合には567条1項が適用される一方で、②引渡前における履行不能の場合には536条が適用されます。 次に、③受領遅滞中の滅失(引渡債務の履行不能)の事案では、形式上、「413条の2第1項+536条2項」と「567条2項」とが競合することになります。 この点について、㋐「民法(債権関係)改正法の概要」(著:潮見佳男)271頁では、「567…条2項が想定している場面の多く(受領遅滞中の履行不能に対して与えられる意味の解釈次第ではすべて)は、受領遅滞中の履行不能に関して民法413条の2第2項に該当するため、その履 […]
加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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