加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー「 民事訴訟法 」

補助参加の利益における「訴訟の結果」の意味
総まくりテキスト・基礎応用完成テキストの補助参加の利益の箇所の脚注にも書いてありますが、「訴訟の結果」（42条）に関する訴訟物非限定説でも、 …
2024年05月23日
既判力における矛盾関係に関する2つの見解
訴訟物どうしを比較して矛盾関係を判断する見解では、例えば、AのBに対する甲土地所有権確認訴訟（請求棄却）→BのAに対する甲土地所有権確認訴訟 …
2024年01月07日
補助参加の利益の論じ方（平成30年司法試験設問3）
元ネタとなっている昭和51年判決（最判S51.3.30）は、①AがBCを共同被告として訴訟提起、②第1審では、Bに対する請求を認容、Cに対す …
2023年06月21日
令和5年司法試験における令和4年改正民事訴訟法の出題の有無・範囲
司法試験では、①原則として、司法試験が実施される日に施行されている法令に基づいて出題されることになっており、②司法試験六法に搭載される法令は …
2023年04月06日
敷金返還請求権の存在確認を求める訴え
基礎問題演習講座第17問は、敷金返還請求権の存在確認を求める訴えの確認の利益に関する問題です。 敷金返還請求権の存在確認を求める訴えは、明渡 …
2023年04月06日
民事訴訟法では基本書の精読が必要か
民事訴訟法の採点実感における「受験者が民事訴訟の体系的な理解と基礎的な知識の精確な取得のために体系書や条文を繰り返し精読するという地道な作業 …
2022年11月06日
既判力の消極的作用を論じる段階
既判力による後訴における主張の遮断については、①前訴確定判決の既判力により基準時における○○という権利の存在（又は不存在）が確定されている、 …
2022年10月14日
既判力の作用と主観的範囲は別次元の問題か？
既判力が後訴に作用するか否かと、既判力の主観的範囲とは、別次元の問題です。 既判力の拘束を受ける後訴当事者の主張が排斥されるのは、後訴に作用 …
2021年08月28日
予備試験における民事訴訟法の論文対策としての演習範囲
論文対策としての演習範囲は、インプットしただけで答案を書けるかどうかにもよります。例えば、演習を経験したことのある論点でなければ答案を書くこ …
2021年04月20日
債務者は債権者代位訴訟に共同訴訟参加できるか、できるとして実益があるか
旧司法試験平成4年第2問（3）は、甲が乙に対する貸金債権を被保全債権として乙の丙に対する売買代金債権を被代位権利とする債権者代位訴訟を提起し …
2021年04月15日
裁判上の自白の撤回制限効の根拠論は、問いに応じて使い分けるべきか
裁判上の自白の撤回禁止効の根拠論については、①「証明不要効→審判排除効→撤回禁止効」という理解（平成23年司法試験の出題趣旨・採点実感、勅使 …
2021年04月08日
既判力の作用と既判力の主観的範囲の関係（平成28年司法試験民事訴訟法設問3）
既判力の作用の有無（訴訟物どうしの関係）と既判力の主観的範囲（当事者どうしの関係）は、別次元の問題です。既判力が後訴に作用するが、後訴に作用 …
2021年04月06日
土地所有権に基づく明渡請求訴訟どうしに矛盾関係が認められるか（旧司法試験平成17年第2問）
確かに、基本書で一物一権主義を根拠とする矛盾関係の肯定例として挙げられているのは、甲が乙を被告としてA土地所有権の確認訴訟を提起し、認容判決 …
2021年04月03日
処分証書についての「記載された説」と「よってした説」の違い
記載された説（司法試験委員会の立場）とよってした説（司法研修所の立場）の違いは、処分証書に当たるというためには、①要証事実たる法律上の行為が …
2021年03月22日
既判力に準ずる効力が後訴に作用するかについては、何と何を比較して判断するべきか
その理解で正しいです。私も、同じ考えです。 114条1項に基づく既判力が後訴に作用するかを判断する際に「後訴の訴訟物」との比較対象として「前 …
2021年03月21日
建物退去部分について生じる既判力に準ずる効力が後訴に作用する理由
XのYに対する土地所有権に基づく建物収去土地明渡請求（第1訴訟）⇒建物退去明渡しを命ずる判決が確定⇒XのYに対する土地所有権に基づく建物収去 …
2021年01月10日
民事訴訟法115条1項3号の「承継人」を認定する際に答案に書くべき抽象論
民事訴訟法115条１項３号でいう「口頭弁論終結後の承継人」は、口頭弁論終結後、すなわち既判力の基準時の後に、①「訴訟物たる権利または義務自体 …
2020年12月07日
｢口頭弁論終結後の承継人」の事案では「既判力の作用」の有無についてどのように認定するべきか
私の見解は以下の通りです。 まず、①前訴：原告Ａ・被告Ｂ、後訴：原告Ａ・被告Ｃ（敗訴したＢからの承継人）という事案では、ＢとＣとを同一視した …
2020年11月16日
令和3年司法試験の民事訴訟法論文の対策として旧司法試験過去問までやるべきか
平成２９年から令和１年までの司法試験の民事訴訟法論文は、旧司法試験過去問との関連性が非常に強かったです。平成２９年設問２・３は旧司法試験平成 …
2020年10月09日
民事訴訟法115条1項3号の「承継人」に当たるかの判断基準
民事訴訟法115条１項３号でいう「口頭弁論終結後の承継人」は、口頭弁論終結後、すなわち既判力の基準時の後に、①「訴訟物たる権利または義務自体 …
2020年10月07日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士（第二東京弁護士会）
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部　卒業
慶應義塾大学法科大学院（既修） 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、｢法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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