令和3年予備試験合格に向けた秒速講座の使い方について、複数の方々からお問い合わせを頂いているため、私が考える理想的な学習スケジュールを提案させて頂きます。
「令和3年司法試験合格に向けた秒速講座を使った学習スケジュール」については、9月に公開しておりますが、予備試験対策と司法試験対策とでは司法試験過去問の位置づけも異なりますから、司法試験対策として受講する場合における学習スケジュールとは別に、予備試験対策として受講する場合における学習スケジュールについて提案させて頂きます。
1.学習スケジュールの動画
2.秒速講座(秒速・総まくり2021、総まくり論証集、秒速・過去問攻略講座2021)と予備試験との相性の良さ
この記事をご覧になっている方々の多くは、10月26日から30日にかけて公開した「令和2年予備試験基本7科目の参考答案・解説」の全部又は一部もご覧になっていると思います。
参考答案・解説の記事でも言及している通り、令和2年予備試験の論文試験(基本7科目)は、秒速・総まくり2021及び総まくり論証集と非常に相性が良いです。
Cランクに位置づけていた行政法の公害防止協定の法的拘束力を除けば、全て、秒速・総まくり2021のAランク・Bランク知識からの出題でした。しかも、秒速・総まくり2021テキストと総まくり論証集のいずれも、答案に書くことができる形で論文知識を掲載しているので、同テキスト・論集集に掲載されている論点が出題された場合には答案が書きやすいです(例えば、刑事訴訟法で出題された一事不再理効については、常習累犯窃盗事案を前提とした答案例まで掲載していました。答案例はこちら)。
そこで、令和3年予備試験対策としてインプットを効率的かつ確実に完成させたいという方には、最新の法改正、最新の判例学説及び科目ごとの出題の角度・書き方が反映されているとともに、知識が答案に書ける形で教材に反映されている秒速・総まくり2021及び論証集を使って頂くことをお薦めいたします。
秒速・総まくり2021及び総まくり論証集は、旧司法試験や10年以上前の初期の司法試験ではなく、直近の司法試験・予備試験の出題傾向を前提として作成したものです。したがって、例えば、公害防止協定の法的拘束力に関する問題の所在や要件を知らない(行政法/総まくりCランク)、利益相反取引の場面における取締役の「任務」の内容に関する公正な取引条件説を知らない(会社法/総まくりAランク)、反訴だからといって当然に重複起訴禁止を免れるわけではないことを知らない(民事訴訟法/総まくりAランク)、常習犯事案における一事不再理効の問題を知らない(刑事訴訟法/総まくりA~Bランク)といった事態を防ぐこともできます。
また、秒速・総まくり2021及び論証集では、知識の論文最適化を重視しています。テキスト及び論証集には、条文知識と科目・分野ごとの特徴に合わせた論証・処理手順が反映されているとともに、必要に応じて書き方や思考順序に関する理解を具体化するために判例・過去問の答案例も反映してありますから、アウトプットに直結するインプットを完成させることができます。
それから、総まくり論証集は、論点の論証だけを張りつけた普通の論証集とは異なります。総まくり論証集の特徴は以下の2点です。
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- 論証だけでなく、制度概要、出題可能性の高い条文、要件(例えば、刑法の構成要件、行政事件訴訟の訴訟要件等)、特定分野における思考・検討手順など、論文試験で必要とされる知識・方法論が法体系に紐付けられる形で集約されています。例えば、憲法では、判例の事案の概要・論点ごとのポイントも簡潔にまとめられており、刑事系では判例・受験界通説以外の学説の論証も取り上げます。
- 論証は、答案でそのまま使える短さにまでコンパクトになっています(秒速・過去問攻略講座の中位答案の論証に近いです。)。
総まくり論証集は、秒速・総まくりテキストの内容を1/2~1/3に圧縮した最高の一元化教材です。試験直前期に効率的な総復習をする上でも、非常に役立ちます。
司法試験過去問の中には、今年の予備試験の問題の元ネタになっているものもありますし、中には予備試験対策として分析しておく必要性が高いものもあります。例えば、平成20年司法試験行政法設問1は令和2年予備試験行政法設問2と非常に相性が良いですし、平成30年司法試験民事訴訟法設問1は令和2年予備試験民事訴訟法設問1の元ネタになっているとも言えます。
もっとも、予備試験対策として司法試験過去問を全てやることには無理がありますし、効率も良くありません。予備試験対策としての司法試験過去問の科目ごとの優先順位を意識してメリハリを付けながらやる必要があります。予備試験対策としてのアウトプットでは、予備試験過去問と短文事例演習問題を最優先するべきです。「予備試験対策としての司法試験過去問の科目ごとの優先順位」については、本記事の後半で紹介いたします。
3.秒速講座を使った学習スケジュール
以下では、上記で紹介した秒速・総まくり2021及び総まくり論証集と予備試験論文との相性の良さも踏まえながら、秒速講座を使った理想的な学習スケジュールについて提案させて頂きます。
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Step1:秒速・総まくり2021を1科目ずつ短期集中的に受講する
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- 2020年11月~2021年2月中旬
- 実力を底上げする時期であるから、複数科目を同時並行的に受講するのではなく、1科目ずつ一気に受講する
- 複数科目を同時並行的に勉強するのは、実力の試験当日までに回復・維持する勉強に重点を置いているStep5の総復習の段階
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Step2:総まくり受講済みの科目の予備試験過去問を解く
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- 2020年11月~2021年2月中旬
- できれば全年度分(70問)、少なくとも半分(35問)
- 秒速・総まくり2021で学習した知識・方法論を本試験レベルの問題で使うことに慣れるためにやる
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Step3:2月中旬から、短答試験対策に集中する
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- 2021年2月中旬~2021年5月中旬
- 短答試験固有の細かい知識は忘却しやすいから、試験直前期に短期集中で一気に記憶したほうが効果的
- Step1~2で身に付けた論文知識、方法論及び感覚等の衰退を抑えるために最低限の論文の復習もやる
- 短答対策と論文対策の比率は、6:4~8:2くらい。短答試験日が近づくにつれて、徐々に、短答対策と論文対策の比率を10:0に近づける
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Step4:短答対策と並行して司法試験過去問もやる
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- 2021年2月中旬~2021年5月中旬
- 司法試験過去問のうち、刑事訴訟法・行政法・憲法・民事訴訟法については、令和3年予備試験との関係で重要度が高いと考えられる年度をやっておくのが望ましい
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Step5:短答試験終了後の論文対策
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- 2021年5月中旬~2021年7月中旬
- 論文試験までの2か月間は、一定水準まで高めた実力を試験当日まで回復・維持するための勉強に重点を置く時期だから、予備校の答練・模試を除き、できるだけ新しいことはやらないほうがいい。これまでやってきたことの何度も何度も繰り返す
- 一定水準まで高めた実力を試験当日まで回復・維持するための勉強では、1週間に複数科目を同時並行的に勉強したほうが効果的.
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Step1:秒速・総まくり2021を1科目ずつ短期集中的に受講する(2020年11月~2021年2月中旬)
まずは、秒速・総まくり2021を最初から最後まで一気に受講します。
秒速・総まくり2021は演習要素も強いので、今年の予備試験の問題の傾向等を前提にすると、秒速・総まくり2021でインプットを完成させれば、解けない問題はほとんどないといえます。
実際、既に公開している基本7科目の答案は、全て、秒速・総まくり2021の論証等に従って作成したものです。あそこまで書くことができれば、総合で1桁には入ります。他の答案と同じことを書いているようで、中身(どう書いたか)が全然違います。何を書いたかだけではなく、どう書いたのかでも大きな差が付く、予備試験(さらには司法試験)の特徴であり、対策が難しいところでもあります。
秒速・総まくり2021を受講する際には、複数科目を同時並行的に受講するのではなく、科目ごとに一気に受講します。
試験勉強には、実力を底上げするための勉強と、一定水準まで高めた実力を試験当日まで回復・維持するための勉強があります。実力を底上げするための勉強をする段階では、複数科目を同時並行的に学習するよりも、1科目ずつ短期集中で一気に学習した方が効果的です。この段階で複数科目を同時並行的に学習すると、科目ごとの学習が雑になり、知識・方法論が向上・定着しないおそれがあるからです。秒速・総まくり2021の受講は、実力を底上げするための勉強に位置づけられますから、1科目ずつ短期集中的に受講することになります。
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Step2:秒速・総まくり2021の受講と並行して、受講し終わった科目の予備試験過去問を解く(2020年11月~2021年2月中旬)
秒速・総まくり2021の全科目を最初から最後まで一気に受講する過程で、受講し終わった科目の予備試験過去問の答案を作成しましょう。これは、秒速・総まくり2021で学習した知識・方法論を本試験レベルの問題で使うことに慣れるためです。
憲法⇒行政法⇒民法⇒商法⇒民事訴訟法⇒刑法⇒刑事訴訟法という流れで秒速・総まくり2021を受講するのであれば、理想的には、以下の流れで予備試験過去問を解きます。
総まくり憲法の受講終了
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総まくり行政法の受講開始
⇩
総まくり行政法の受講中に憲法の予備試験過去問の全部又は一部(少なくとも半分)を解く(答案を書く)
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総まくり行政法の受講終了(これと同時に、憲法の予備試験過去問の演習もいったん終了)
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総まくり民法の受講開始
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総まくり民法の受講中に行政法の予備試験過去問の全部又は一部を解く
⇩
総まくり民法の受講終了(これと同時に、行政法の予備試験過去問の演習もいったん終了)
⇩
以下、同じ
社会人受験生や法科大学院在学中の方など、自習に専念することができない方の中には、予備試験過去問を全て解くことができない方もいらっしゃると思います。その場合でも、少なくとも半分は、秒速・総まくり2021の受講中に解きましょう。この段階における過去問演習は、秒速・総まくり2021で学習した知識・方法論を本試験レベルの問題で使うことに慣れるためにやるものですから、過去問演習を短答試験終了後に持ち越すと、秒速・総まくり2021の学習効果を十分に上げることができません。
自習に専念しやすい学習環境にある方は、予備試験過去問を全て解くくらいの気持ちでやりまししょう。11月から翌年2月中旬までの間に、秒速・総まくり2021を受講する過程で予備試験過去問の全部又は大部分を解くことができれば、論文の実力が今よりも遥かに上がっているはずです。
秒速・総まくり2021は全部で約100時間、メモ書き等のために動画を止めたり戻したりしながら視聴しても300時間くらいで視聴できます。基本7科目の予備試験過去問は平成23年から令和2年までで70問であり、1問あたり、復習時間を含めても2~3時間で終わると思います(初見の問題であれば、もっと時間がかかりますが)。秒速・総まくり2021を受講して本試験レベルに知識と方法論がある状態で復習をするのですから、復習にはそこまで時間がかからないはずです。
仮に、予備試験過去問について一通り演習・分析をしたことがあるのであれば、秒速・総まくり2021の視聴に300時間、予備試験過去問70問の演習・復習に140~210時間、合計440~510時間で秒速・総まくり2021全科目の受講と予備試験過去問70問の演習・復習を終わらせることができると思います。
自習に専念しやすい学習環境にある方であれば、初見の予備試験過去問が結構あるために予備試験過去問の演習・復習に時間がかかるという場合であっても、2月中旬までに秒速・総まくり2021全科目の受講と予備試験過去問70問の演習・復習を終わらせることができると思います。
それから、秒速・総まくり2021の受講中に予備試験過去問の演習・復習をする1番の目的は、秒速・総まくり2021で学習した知識・方法論を本試験レベルの問題で使うことに慣れることにあるのですが、2番目の目的として、テキスト・論証集の論証等を自分に合った表現・長さ・水準に修正することも挙げられます。
記憶力、理解力、相性の良い文章表現、答案の分量は人により異なりますから、万人にとってベストな論証等というものは存在しないと思います。それに近いものを作ることは可能ですが、最終的には、既存の論証等に修正を加えることで、自分にとって理解しやすい・記憶しやすい・答案で使いやすいという意味における、自分にとってベストな論証等を完成させるのが理想的です。
予備試験過去問の演習・復習をする過程で、自分の記憶力・理解力に見合った論証等の水準、自分にとって相性の良い文章表現、自分の記憶力と答案の分量に合った論証等の長さを知ることを通じて、テキスト・論証集の論証等を自分にとってベストな水準・表現・長さのものに徐々に近づけていきましょう。
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Step3:2月中旬から、短答試験対策に集中する
短答対策を開始する時期
短答対策に必要とされる期間は、短答試験の得意不得意、現時点での実力、可処分時間等により異なりますが、少なくとも3カ月あれば間に合うと思います。中には、1~2カ月でも足りる人もいると思います。本記事では、自習に専念することができる学習環境にいない方や、現時点で短答合格レベルに到達してない方などもいらっしゃることを踏まえて、3月前から短答対策に集中することを前提とした学習スケジュールを提案しております。
1~2か月で足りるという方は、Step3に入る時期を延ばすことにより、Step1及びStep2を終えてから短答対策に入るまでの間に、秒速・総まくり2021テキスト・論証集を何度も回したり、短文事例問題集をぐるぐる回したり、予備試験過去問の演習・復習の2周目に入るなどして、論文の実力のさらなる底上げを図りましょう。司法試験過去問をやるのもありです。
短答対策に集中する必要性
短答試験の問題は、論文知識重視の問題、短答知識重視の問題、及び読解思考重視の問題に分類されます。憲法及び刑法では論文知識重視の問題と読解思考重視の問題が多い一方、それ以外の科目(行政法、民法、商法、民事訴訟法、刑事訴訟法)では短答知識重視の問題が多く、中でも商法、民事訴訟法及び刑事訴訟法では大部分が短答知識重視の問題からの出題であると思われます。
短答知識重視の問題で使うことになる知識は、知識の幹・枝・葉のうち、枝・葉に属する知識です。こうした知識は、その一過性の高さゆえに、短期間のうちに忘却しやすいです。したがって、短答知識重視の問題で使うことになる枝・葉の知識のインプットは、試験直前期に短期集中で一気にやったほうが効果的です。
したがって、Step3の段階では、Step1とStep2で身に付けた論文知識、方法論及び感覚等の衰退を抑えるために最低限の論文の復習をやりつつも、短答対策に重点を置いた学習をするべきであると考えます。Step3の段階における短答対策と論文対策の比率は、6:4~8:2くらいかと思います。
その上で、短答試験日が近づくにつれて、徐々に、短答対策と論文対策の比率を10:0に近づけていきます。
論文の復習も最低限やる
Step3では、短答対策に重点を置いた学習をすることになりますが、だからといって論文対策を全くやらなくていいわけではありません。
仮に、3月中旬からの3カ月間、まったく論文対策をやらないとなると、Step1とStep2で身に付けた論文知識、方法論及び感覚等がどんどん衰退していきます。
試験勉強には、実力を底上げするための勉強と、一定水準まで高めた実力を試験当日まで回復・維持するための勉強があります。
Step1とStep2は、論文の実力を底上げするための勉強です。これに対し、Step3における論文の復習は、Step1とStep2で底上げされた実力を出来るだけ維持するためのものです。
なので、Step3における論文の勉強では、あくまでもこれまでやってきたことの復習に重点を置くべきであり、実力の底上げを図るために新しいことに手を出すのは出来るだけ控えたほうが良いです(但し、司法試験過去問をやるのはありです。)。
憲法・民法・刑法の短答対策では、秒速・総まくり2021のテキストを使ったインプットもやる
秒速・総まくり2021は、憲法・民法・刑法については、短答試験にも対応しており、司法試験レベルの問題でも、秒速・総まくり2021のテキストの知識と読解思考のコツを使うことで9割取れます(これについては、令和2年司法試験短答式の問題と秒速・総まくり2021テキストを比較対照することにより検証済みです)。
私は、「令和2年司法試験リアル解答企画」として、令和2年司法試験の問題文が公表された翌日から、本試験に準ずるスケジュールに従い、論文8科目及び短答3科目の問題を全て制限時間内に解きました。
その際、1週間くらいで、論文式については秒速・総まくり2021及び秒速・過去問攻略講座2021のテキスト、短答式については秒速・総まくり2021のテキストだけで準備をしました。
短答対策をする時間は合計10時間くらいしか確保することができませんでしたが、得点率は80%でした。
憲法40点 民法57点 刑法43点 合計140点(243位/受験者3703人)
それは、憲法・刑法では3/4くらいが論文知識重視の問題と読解思考重視の問題である上、民法でも論文知識を前提とした比較衡量(価値判断)と消去法を使うことで解答を絞ることができる問題がけっこうあるからです。
論文知識重視の問題で論文知識をそのまま使いますし、読解思考重視の問題では論文知識を前提とした読解思考をすることが多いですから、短答試験固有の細かい知識を増やすだけでは論文知識重視の問題と読解思考重視の問題の正答率が安定しません。逆に、論文知識をしっかりと身につけておけば、短答過去問をそこまで手広くやらなくても、論文知識重視の問題と読解思考重視の問題でしっかりと点を稼ぐことができます。
秒速・総まくり2021テキストを使ったインプットは、短答試験後の論文対策にも役立つものですから、憲法・民法・刑法については、秒速・総まくり2021テキストを使ったインプットも何周かしてみるといいと思います。
短答対策の常識が変わる「令和2年司法試験短答過去問完全解説講義」の無料提供
まだ、資格スクエアのウェブサイトでも私のブログでも正式公表をしておりませんが、11月初旬に、私が担当する講座として、資格スクエアから、短答対策の常識が変わる「令和2年司法試験短答過去問完全解説講義」がリリースされます。
本講座は、「問題の傾向に合った効果的な勉強法」と「解法」の習得を目的としています。全ての問題について、短答知識重視の問題、論文知識重視の問題及び読解思考重視の問題のいずれかに位置づけた上で、解説の最初に、「解答の方法」として、問題の分類を踏まえた効果的な解法を掲載しています。その上で、「選択肢ごとの解説」として、知識と解法を使って正誤を導くまでの思考過程の全てを掲載しています。
知識という汎用性の低い情報だけを解説に反映するのではなく、知識の使い方と読解思考のコツという汎用性の高い技術(思考過程)まで解説に反映されているという点が、知識偏重の従来型の過去問集・肢別問題集の解説との大きな違いの1つです。
秒速・総まくり2021を受講されている方々には、学習サポートの一環として、「令和2年司法試験短答過去問完全解説講義」を無料で提供させて頂きます。
本講座で上三法の短答試験の勉強法と解法のコツを掴んで頂くと、上三法の短答対策がだいぶ楽になり、浮いた時間を下4法の短答対策や論文対策の時間に回すことができます。
また、本講座で上三法の短答試験の勉強法と解法のコツを掴んで頂くと、どうして私が上三法の短答対策として秒速・総まくり2021テキストを使ったインプットをすることを奨励しているのかについても、納得して頂けると思います。
サンプルはこちら 憲法 民法 刑法
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Step4:短答対策と並行して司法試験過去問もやる
司法試験過去問と今年の予備試験論文の関連性は、憲法>行政法>商法>民事訴訟法>会社法>民法>刑事訴訟法という順です。
刑事訴訟法では、毎年、予備試験で司法試験過去問が流用される傾向に合ったのですが、今年は珍しく司法試験で出題されていない一事不再理効が正面から問われました。
もっとも、これはかなり稀なケースですから、例年の出題傾向を前提にすると、予備試験対策としての司法試験過去問の重要性は、刑事訴訟法>行政法>憲法>民事訴訟法>商法・刑法>民法となります。
司法試験過去問のうち、刑事訴訟法・行政法・憲法・民事訴訟法については、令和3年予備試験との関係で重要度が高いと考えられる年度をやっておくのが理想的です。
以下では、令和3年予備試験対策との関係で重要度が高いと考える司法試験過去問は、以下の通りです。
刑事訴訟法
H22、H23、H25、H26、H27、H29、H30
行政法
プレ、H19、H26、H27、R1
憲 法
H21、24、H30、R1
民事訴訟法
H18、H23、H27、H29
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Step5:短答試験終了後の論文対策
試験勉強には、実力を底上げするための勉強と、一定水準まで高めた実力を試験当日まで回復・維持するための勉強があります。Step5は、一定水準まで高めた実力を試験当日まで回復・維持するための勉強に重点を置く時期です。
したがって、論文試験までの約2か月間は、予備校の答練・模試を除き、新しいことはやらないほうが良いです。
実際、私は、秒速・総まくり2021テキスト・論証集の知識だけで1桁に入るくらいの答案を書くことができているのですから、インプットは秒速・総まくり2021テキスト・論証集だけで十分です。
インプットでは、ひたすら、秒速・総まくり2021テキスト・論証集を回しまくります。頭の中でテキスト・論証集のページを開き、どこに何が書いてあるのかを画像としてイメージすることができるくらいの状態にまで持って行くのが理想です。
アウトプットでも、過去問は、予備試験過去問とこれまでやった司法試験過去問に限定しましょう。
それから、Step5は、一定水準まで高めた実力を試験当日まで回復・維持するための勉強に重点を置く時期ですから、1週間に複数科目を同時並行的に勉強したほうが効果的です。
以上が、私が考える「令和3年予備試験合格に向けた秒速講座を使った学習スケジュール」です。
令和2年予備試験論文と総まくり論証集の対応関係(100%)
司法試験・予備試験における選択科目対策(選択科目の選び方・勉強の仕方)
令和2年予備試験論文の参考答案・解説
令和2年司法試験論文の参考答案・雑感
講義のご紹介
令和6年司法試験 有料講座の合格者数356名
加藤ゼミナールでは、令和6年司法試験において、有料講座の受講者様から356名の合格者を輩出することができました!
令和4年司法試験 110名
令和5年司法試験 212名
令和6年司法試験 356名 2年で3.2倍増!
毎年、順調に有料講座の合格者数を伸ばすことが出来ています。
加藤ゼミナールの講師・スタッフ一同、より多くの方々の合格をサポートすることができるよう、邁進してまいります。
2025年度版の入門系講座 先行リリース!
2025年度版の入門系講座を先行リリースしました!
上三法の基礎講義で学習を進めながら、2025年2月末の本格開講を待つことができます。
- 予備試験合格パック2025 548,000円~(税込)
- 司法試験合格パック2025 498,000円~(税込)
- 法科大学院合格パック2025 398,000円(税込)
- 司法試験・予備試験入門講座2025 328,000円(税込)
- 基本7科目の基礎講座2025 288,000円(税込)
受験生応援キャンペーン 全講座10%オフ
受験生応援キャンペーンとして、2024年度版の司法試験・予備試験対策講座を対象とした10%OFFセールを実施しております。
全ての受験生様にご利用頂けるセールでございます。
司法試験・予備試験対策なら加藤ゼミナール!
加藤ゼミナールは、2021年に開校し、有料講座の合格者数を110名(2022年)→212名(2023年)→356名(2024年)と順調に伸ばすことができており、今最も急成長を遂げている予備校です。
1位~1桁合格者や10位台~2桁合格者を多数輩出しており、上位合格を目指すための” もう一歩先の勉強 “をすることができる点も、加藤ゼミナールの大きな特徴であるといえます。
入門講座から、論文講座、選択科目講座、実務基礎講座まで、幅広い講座を取り扱っています。
予備試験講座説明会
毎週、予備試験講座説明会をオンライン開催しております。
加藤ゼミナール代表の加藤講師が「予備試験講座の概要」に加えて、「予備試験の勉強法」や「攻略法の最新動向」についてまで説明いたします
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加藤ゼミナールのテキストのこだわり
加藤ゼミナールでは、受験生スタッフや合格者スタッフがテキストを作成するのではなく、全てのテキストを代表である加藤喬講師をはじめとする所属講師がいちから作成しています。
基本7科目の論文対策講座・労働法講座・法律実務基礎科目講座のテキストは全て、代表である加藤喬講師だけで作成しており、だからこそ、テキストは試験傾向にもしっかりと対応している、テキストどうしの一貫性が確保されているなど、クオリティが非常に高いです。
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