質問コーナー「 勉強のやり方 」
42件の質問

当てはめにおける事実評価ができるようになるためには、①事実から評価をイメージするために必要とされるイメージ力、イメージを答案に反映するために必要とされる文章力、及び②当てはめで使う法規範の正しい意味に関する知識が必要です。 ①は、基礎学力的なものであり、答案練習を繰り返したり、良質な答案に目を通すことにより、イメージ力を高めるとともに、文章表現に慣れることになります。複数の事実をグルーピングして事実群に対する評価をするということも、①に属する能力です。 ②当てはめで使う法規範は、物理数学における公式です。公式の意味を深く正しく理解しているからこそ、公式を正しく分かりやすく適用することができます […]

2021年05月11日

まず、これから、法科大学院の授業で勉強したことのうち司法試験論文対策として有効であると思われることや、司法試験過去問や市販演習書を使った演習から得たことを一元化教材に集約するためにも、一元化教材は必要です。網羅性という点では、辰已法律研究所の趣旨規範ハンドブックでも構わないと思います。あとは、法科大学院の授業や演習を通じて、趣旨規範ハンドブックのうち司法試験対策として記述が浅い・足りない部分に知識等を補充することにより、趣旨規範ハンドブックを司法試験対策用の教材としてカスタマイズしていきましょう。 次に、インプットの方法には、①一元化教材を何度も読み込む方法と、②演習の過程で出てきた分野論点の […]

2021年05月11日

予備校の入門講座を利用していなくても、各科目について、薄めの基本書で全体像を把握するとともに、短文事例問題を通じて基礎的な演習をある程度を経験することにより、秒速シリーズを受講するための基礎固めを終えることは可能です。 基本書としては、下記のものをお薦めいたします。因みに、あくまでも全体像を把握すれば足り、難しいことや深いことについては、全て、秒速シリーズで学習すれば足りますから、基本書を読んでいて分からないことがあっても立ち止まらないようにしましょう。 木下智史・伊藤建「基本憲法Ⅰ」(人権)/芦部信喜「憲法」(統治) 憲法に限り、2分冊となります。 中原茂樹「基本行政法」 潮見佳男「民法(全 […]

2021年05月10日

アウトプット型の勉強をするタイプで、3日間で1年分ペースで過去問を起案している場合、何回も起案したことのある問題を起案することになるため、初見の問題よりも完成度の高い答案を書くことになりますし、答案作成過程における悩み・迷いといった負担も少ないと思います。そのため、過去問で書いている答案と初見問題で書ける答案との間にどれだけのギャップがあるのかが分からず、その結果、初見問題で書ける答案と初見問題における合格答案との距離も分からなくなり、自分の実力と合格レベルとの距離を埋めるためにどういった勉強をすればいいのかもイメージできない、という状態に陥りがちです。 上記の状態は、精神的に落ち着かないと思 […]

2021年04月15日

まず、法科大学院の予習・復習を予備校テキストを使ってやることについては、私は賛成です。予備校テキストをベースにしながらやると、どこまで試験的に必要で、どこからが試験的に不要なのかを判断しやすいからです。ただし、予備校テキストだけで完結させるのは難しいと思いますので、予備校テキストをベースにしながら、必要に応じて、基本書をはじめとする文献も参照することになると思います。 次に、予習・復習で使用する予備校テキストについてですが、予備校の入門講座のテキストではさすがに対応できないですし、司法試験対策としてもあまり役に立たないと思います。入門講座のテキストは、あくまでも、法科大学院の予習・復習や司法試 […]

2021年03月16日

①このまま使用しているテキストと問題集のみを使用し、足りない論証などを加筆していく(インターネットで合格者のブログから論証例を探して、テキストに加筆する)という方法だと、多くの時間を要するために非効率であり、内容の信憑性が担保されていないため効果に問題があり、さらに合格者ブログで論証例を見つけることができるのか不確実でもあります。 質問者様が「基礎講座も聞き終わり、予備試験の過去問も一周してい」ることから、秒速シリーズに付いて来れるだけの学習段階にあると思います。そして、秒速シリーズでは、この論点についてどう論じるべきかという書き方にも重点を置いているため、アウトプットに直結するインプットをす […]

2021年03月08日

まず、1年目に短文事例問題集をやることについてですが、これまで短文事例問題集を網羅的にやったことがない、あるいは、短文事例問題集をちゃんと処理できないのであれば、司法試験過去問に入る準備をするために、1年目は短文事例問題集に集中した方がいいと思います。 重要分野における「要件・効果の整理」や「定義・規範の記憶」すらできていない(知識)、短く捻りのない事例から典型論点を抽出することすらできない(抽出力)、短く捻りのない事例において何をどういった順序で書くのかを整理できない(構成力)のであれば、司法試験過去問をやっても学習効果を上げることができないからです。 令和4年から一定要件を満たせば法科大学 […]

2021年03月08日

短答知識のうち、特に下4法の知識は一過性が高く、忘却しやすいため、短答対策としては、試験1~2か月前から一気にインプットするのが効果的です。 これまで予備試験短答に合格した経験がないことから、短答の実力が十分ではないことが窺われるため、4月から短答対策に集中することをお薦めいたします。 まずは短答、次に論文というように、段階的に目標を設定し、対策を進めていきましょう。

2021年03月04日

年明け以降は、まったく勉強しない日は1日しかなかったと記憶しています。 3月下旬頃の全国模試の終了後にどうしても気持ちが勉強に向かない日があったので、翌日から勉強に集中できる精神状態に戻すための手段として、その日だけは全く勉強しませんでした。 それ以外の日は、原則として1日12時間くらい勉強しており、たまに勉強を早めに切り上げて半日だけ休んだり、夕方に帰宅することにより、心身のバランスを整えていました。 試験に対する不安感・焦燥感からなかなか休めないという気持ちは、とても分かります。もっとも、1日又は半日休むことにより、不安感・焦燥感から翌日以降ふたたび全力で勉強しようという気持ちにもなります […]

2021年02月28日

いつもブログをご覧いただきありがとうございます。 私は、2回目の受験の際には週2~3くらいで、行政書士試験の過去問の解説を校正するアルバイトをしていました。3回目の受験の際には、居酒屋のアルバイトとユニクロのアルバイトをしており、夏には週4~5ペースでやっており、秋には週2~3、年明けからは週1~2ペースに落としました。 あくまでも私の個人的な見解ですが、司法試験受験期にパラリーガルをはじめとする法律実務に関する仕事をするのは、なるべく避けた方がいいと思います。司法試験で求められている知識(見解を含む)と頭の使い方は、実務とは異なるので、司法試験受験期に法律実務に関する仕事をすると司法試験で求 […]

2021年02月26日

令和2年予備試験論文式、本当にお疲れさまでした。辛い時期であるとは存じますが、回答を参考にして頂き、前進して頂ければと思います。 予備試験合格を目指すメリットとしては、①司法試験の受験時期が早まる、②進路選択の際に有利になる、③試験対策を意識した勉強をすることができるため知識や勘が鈍らない、といったことが挙げられます。 法科大学院2年生の場合、メリットから①が外れます。 また、現役又は1浪以内で東大・京大といった超上位ローに入学しているのであれば、学内試験の成績や進路によっては、予備試験の合否は進路にあまり影響しないと思います。例えば、現役又は1浪以内で東大・京大ロー、学内成績上位1/4くらい […]

2021年01月17日

令和2年予備試験論文式の受験、本当にお疲れさまでした。辛い時期ではありますが、令和3年予備試験合格に向けて、今後の勉強の進め方を明確にしましょう。 まず、①基本7科目に共通することですが、今回の問題は、憲法・行政法・刑事訴訟法あたりは、科目特性に応じた勉強とAランクレベルの論点の勉強をしっかりとやっておけば、ホームランを狙いやすい内容であったと考えています。論文試験では、合格者を含む受験者の大部分が、特定の科目でうまく書けなかったという事態に陥ります。そうした場合でも合格できるようになるために、合格水準を相当程度上回る答案を書くことができる科目・分野・論点を作っておくことが重要になってきます。 […]

2021年01月15日

マーカー・アンダーラインを引く際の「色分けの基準」や「マーカーとアンダーラインを区別する基準」は人によって異なるので、ご自身に合った基準をそのまま継続して使うのが宜しいかと思います。私は、受験生時代からこちらの基準でマーカー・アンダーラインを引いていました。 一点だけ気になるのは、おそらくマーキング箇所は全て太線でマーカーを引いていると思われるということです。私は、上記の基準でもそうですが、重要度を3段階に分けて、重要度の高い順に、①太いマーカーを引く>②細いマーカーを低い(マーカーでアンダーラインを引く)>③ボールペンでアンダーラインを引く、という方法を採用していました。①と②の区別までする […]

2020年12月13日

今年の4月から勉強を本格始動し、それから4か月後の予備試験短答式で合格点まで1点足らずだったということは、成長速度が非常に速いです。基礎学力が高いことに加えて、司法試験・予備試験との相性も良いのだと思います。 1年合格に関するツイートは、こちらのことだと思います。 がむしゃらに勉強するだけでは結果に繋がらないし、効率的に結果を出すのが望ましいです。その意味で、勉強の量だけでなく質も大事です 。もっとも、これまであまり勉強してこなかった人は、自分と試験傾向に適合する勉強法の把握に時間がかかるという意味で、勉強してきた人よりも勉強量が多くなります。 仕事、経済力、家庭、健康等の事情から可処分時間も […]

2020年12月12日

秒速・総まくり2021及び秒速・過去問攻略講座2021セレクト45を受講して頂き、誠にありがとうございます。 11月に公開した「令和3年司法試験合格に向けた理想的な学習スケジュール(11月スタートver 法科大学院在学生向け)」では、法科大学院3年生(最終学年)の方を想定しております。 法科大学院3年生であれば、遅くとも3年生の前期の終了時点で、学内授業を通じて選択科目について最後まで勉強し終わっている上、定期試験に向けて全体のインプットも何度かやっていると思います。予備校のインプット講座を受講する場合でも、おそらく現時点で1周目を終えているはずですから、司法試験過去問を除くと、” […]

2020年11月14日

予備試験論文の受験、お疲れさまでした。 私の場合、不合格だった平成23年には、試験直後に論文に落ちたと思っていましたが、徐々に、合格していてほしいという気持ちが、合格しているかもしれないという根拠のない憶測に変化していき、9月まで何もやりませんでした。2回目の不合格だった平成24年には、平成23年の手応えと成績を踏まえて確実に論文で落ちたと思い、試験直後に両親に連絡し、直ぐに勉強を再開しました。当時は、5年3回制度であったため、次回が最後の受験であったため、落ちたらまずいという気持ちで一杯でした。なので、危機感をモチベーションにして勉強を継続しました。あとは、アルバイトもしていたので、時間が足 […]

2020年11月04日

まず、科目ごとに、何のために市販問題集をやっているのかを明確にする必要があります。市販問題集をやる目的を科目ごとに明確にした上で、その目的を達成できるまで市販問題集を繰り返します。 例えば、刑法について、定義・論証等は論証集等の一元化教材を使って記憶し、市販問題集では「罪名・論点落としを防ぐために、事案と罪名・論点の対応関係を確認する」ことと「因果関係等の重要論点における当てはめの仕方を確認する」ことを目的にするというのであれば、問題ごとに、事案にざっと目を通してから数分で、下記4点を想起できるようになるまで、市販問題集を繰り返す必要があります。 この行為について、この犯罪の成否が問題になる […]

2020年10月01日

学習状況によると思います。 例えば、純粋未修又はこれに準ずる場合(例えば、現時点で、基本7科目を最初から最後まで勉強したことがない、定期試験以外で答案を書いたことがない等)には、長期休みの段階で、科目ごとの全体像を把握しておく必要があります。 授業の予復習よりも、予備校本や薄めの基本書を使うなどして、科目ごとの全体像を把握するとともに、網羅性があり比較的簡単な演習書(例えば、辰巳法律研究所の「新えんしゅう本」、伊藤塾の「試験対策問題集」)を使って重要な条文・論点の使い方のイメージを掴む必要があると考えます。 お薦めの薄めの基本書は、以下の通りです。司法試験論文の全科目及び司法試験短答の憲法・刑 […]

2020年10月01日

司法試験過去問(論文)は事実関係が複雑である上、典型論点を捻って出題したり、現場思考問題を正面から出題したりなど、難易度が高いので、上位合格者を含む合格者のほぼ全員が、初めはぼろぼろの答案を書くことになります。司法試験過去問と正しく向き合い、正しい方法で演習・復習を繰り返していけば、徐々に司法試験過去問に対応できるようになり、納得のいく答案を書くことができるようになります。めげずに頑張りましょう。 まず、自分が手書きした答案と出題趣旨・採点実感を比較してみましょう。ここで、自分の現状と司法試験委員会の要求(※「司法試験委員会の要求=合格水準」ではありません)の距離を確認します。 次に、市販の再 […]

2020年09月30日

まず、一元化教材についてですが、どこに何が書いてあるのかを数秒~10数秒で反射的に(画像として)イメージできるようになっているのが理想的です。例えば、刑法総論の正当防衛の1頁目にはどの論点が記載されているのかを数秒でイメージすることができ、その後、数秒又は10数秒で、当該論点の理由付けのキーワード・規範をイメージすることができる、という状態です。 次に、過去問についてですが、少なくとも重要度の高いものについては、年度と事案の概要(例えば、令和2年司法試験憲法なら、職業継続の自由に対する規制、一時的な移動の自由の規制が問題になっていること)を数秒で反射的にイメージすることができ、その後、1分以内 […]

2020年09月30日
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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)

加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年  新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立

執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
 答案を書くための 行政法集中演習」
 (法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
 25年」行政法(法学書院)

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