加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

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令和3年予備試験論文のヤマ

お世話になっております。
令和3年合格目標加藤ゼミを受講しております予備試験受験生です。
無事、短答は通過できそうです。ありがとうございます。
さっそく論文に切り替えていきたいと思っていますが、今年の予備試験論文に特化したヤマ的なものをお教えいただけないでしょうか?
論証集のAランクは可能な限り回していきたいとは思っています。

令和3年予備試験短答式、お疲れ様でした。

憲法は、第1部の答案作成上の作法を徹底的にやり込みましょう。その上で、これまでの出題実績からすると、プライバシー権、平等権、職業の自由及び生存権に重点を置いて復習をしておきましょう。統治については、団体の内部問題に対する司法審査の可否・限界に関する新しい判例理論も確認しておきましょう。

行政法は、行政裁量の出題パターンごとの処理手順、原告適格、取消訴訟以外の抗告訴訟と公法上の確認訴訟に関する訴訟要件・本案勝訴要件、国家賠償法2条あたりです。

民法は、出題範囲が広いので、あまりヤマを張らず、浅く広い勉強により「そこそこの水準で対応できる幅」を広げましょう。その上で、ヤマを張った勉強もするのであれば、売買契約・請負契約における契約不適合責任、債権譲渡、危険負担、債務不履行解除、債務不履行に基づく損害賠償請求、改正法889条の2あたりです。

商法は、令和1年改正全般(論証集掲載のもの)、競業取引規制、取締役の報酬規制、吸収合併(特に、効力発生前後でとるべき会社法上の手段、対価が不当である場合の問題点)、吸収分割(特に残存債権者保護のための手段)、株式交換(特に、効力発生前後でとるべき会社法上の手段、対価が金銭である場合の債権者異議手続の必要性、対価が不当である場合の問題点)あたりです。

民事訴訟法は、債権者代位訴訟・詐害行為取消訴訟に債務者・他の債権者が参加する方法(改正民法を前提としたもの)、二重起訴禁止と相殺の抗弁(特に令和2年最高裁判決)、補助参加全般、上訴の利益あたりです。

刑法は、間接正犯全般、不作為による殺人(不真正不作為犯)、因果関係(事案類型ごとの危険の現実化説の適用方法)、共謀共同正犯、承継的共同正犯(特に、だまされたふり作戦事件)、共同正犯関係からの離脱全般、偽計・威力による業務妨害罪、公務執行妨害罪あたりです。

刑事訴訟法は、撮影・録画行為の「強制の処分」該当性と任意捜査としての限界、おとり捜査、訴因変更の要否・可否、犯行計画メモに関する伝聞法則の問題点(伝聞非伝聞、伝聞例外)、心理状態に関する供述の伝聞該当性あたりです。

参考にして頂けますと幸いです。

2021年05月18日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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