加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

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私が平成26年司法試験合格に向けて立てた勉強計画

加藤先生に質問ないし要望です。
加藤先生が合格した年、年間計画表等を立てていらしていれば、それを参考にさせて頂くことはできませんでしょうか。あるいは、理想的なスケジュールをブログの記事等で公開される予定はございませんでしょうか。
というのも、今回、司法試験の初受験をして思ったのですが、憶えるべきことを本番で憶えていて且つ自在にそれを使いこなせる必要があることと、それを実現するためには自分の記憶がどこまで持続するのかを把握した上で逆算して暗記する時間ないし期間を定めた計画を立てる必要があることを痛感したからです。
そこで、計画を立てようと考えたのですが、超直前期・直前期・中間期等の期間毎というマクロな観点でのやるべきことや、1日毎ないし1日の中の時間毎というミクロな観点からのやるべきことについての指標等はあるのだとうかと疑問に思った次第です。
法科大学院の3年間は、講義の予習や課題に振り回されっぱなしで満足いく程に主体的に勉強できていなかったなと自省しているところです。2022年の司法試験を受ける時点では、少なくとも自分の立てた計画を実践した上である程度の自信を持っていたいと考えています。
なお、当然、現時点での受験生毎に年間スケジュールの中身につき変動があることは承知しています。また、私個人としては2021年度版の秒速総まくり過去問攻略講座を受講しており、未だ半分程しか視聴できていないので、これの視聴期限との関係もあって、8月まではこれを消化することを優先しようと考えておりますが、基礎固めができていないと感じる科目もあるので、動画の消化よりもそれを優先させるべきか等もご意見頂けると幸いです。

私の場合、5月から翌年5月までの勉強計画をおおまかに立てた上で、1カ月ごとに1週間単位でさらに細かい勉強計画を立て、適宜修正しながら勉強計画に沿って勉強を進めていきました。

まず、5月から8月までの間は、ひたすら司法試験過去問の答案練習をやりました。フルタイムでアルバイトをしながらの受験勉強であったため、平成18年から平成24年までの合計49問の答案練習と復習で8月が到来しました。私は知識量は十分足りている一方で、途中答案の弱点があったため、途中答案対策に重点を置きました。

次に、8月から翌年1月末までは、ひたすらまとめノートを作っていました。もともとまとめノートがあったのですが、司法試験過去問の演習・分析で得たことを踏まえて、まとめノートに加筆・修正を加えていきました。

そして、2月頭からは、勉強時間の大部分をまとめノートの読み込みに使いました。短答は得意だったので、合計で2週間くらいしか使っていないと思います。年内の答案練習で途中答案対策と科目ごとの書き方が概ね完成していたため、答案練習は、模試までは1週間2~3通、試験1カ月前は1週間1~2通ペースでしかやりませんでした。勉強計画として、模試までと本試験までにまとめノートを何度読み返すべきかを決めて、勉強計画に従ってまとめノートの読み込みをやりました。私は記憶が得意だったこともあり、本試験当日には1科目100~200頁あるまとめノートを脳内で開いてどこに何が書いてあるのかを画像として正確に呼び起せる状態になっていました。

私は、勉強時間の相当部分をまとめノートの作成に使っているとともに、記憶をすれば答案練習をしなくて答案を書けるタイプであり、しかもまとめノートを回しまくるインプット重視の勉強をしていたため、けっこう特殊なタイプの受験生です。なので、私の勉強計画自体はあまり参考にならないかもしれません。もっとも、自分の受験生としての特性を踏まえて勉強計画を立てて実行したという点では、参考にして頂けると思います。

2021年05月18日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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