加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

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令和5年法科大学院入学予定者の短答対策の開始時期

お世話になっております。
来年度から法科大学院既習の1年目の講義がはじまります。
在学中に司法試験を受験できるため、早期の対策が必要だと感じています。
ここで質問なのですが、択一対策はいつからどのようにはじめると効果的なのでしょうか。
コツコツやると忘れる可能性もあり、直前期だと暗記が足りないイメージもあります。
抽象的な質問となり恐縮ですが、ご回答のほどよろしくお願いいたします。

まずは、今の実力で令和4年司法試験過去問を解いてみましょう。今年の合格ラインは96点/175点で、おそらく質問者様が受験する令和6年には合格ラインがプラス10点近く上がっていると思います(来年から在学中受験により母集団の質と量が上がるため)。合格ラインからどれくらい距離があるのかを踏まえて、必要とされる勉強の量と開始時期を考えるのがいいと思います。

70点、80点というレベルであれば、短答対策が全然できていないレベルなので、来年の夏休みを丸々使って短答過去問を1周しておいた方がいいと思います。あとは、法科大学院の勉強と論文対策を中心にやりながら、短答の復習も適宜やるという感じです。

なお、法科大学院入学までに短答対策中心の勉強をするのは、お薦めできません。理由は、①今からやっても試験までに忘れてしまうことと、②直近の司法試験過去問を解いて司法試験論文の出題傾向と自分との距離を確認したり、総まくり講座や基礎問題演習講座などを使った論文対策をやることのほうが最優先であることの2つです。

参考にして頂けますと幸いでございます。

2022年09月18日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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