加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

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令和3年予備試験論文後の勉強の進め方

今年度予備試験論文試験を受験した者です。現在大学4年で法科大学院入試を受験予定のため、予備試験口述試験対策、法科大学院入試対策、来年度の司法試験あるいは予備試験対策をどのように両立するべきかお伺いしたいです。
法学部ではない学部に所属しており、これまで資格スクエアの予備試験対策講座で勉強をしておりました。
今のところ、加藤先生の令和4年司法試験受験スケジュールを参考にさせていただき、司法試験過去問講座2021を受講し、学習を進めていくことを考えております。しかし、法科大学院を受験する場合、加藤先生のおっしゃる通り1科目ごとに勉強を進めると、法科大学院入試に必要な科目の勉強が不十分となってしまうのではないか不安です。法科大学院入試の過去問に取り組む他、特にするべき勉強法などありましたらお教えいただきたいです。
また、口述試験対策として、模試を受験する他、民事実務基礎の市販の参考書に目を通すといったことで足りるでしょうか。

今年度の予備試験論文式の受験、お疲れ様でした。

予備試験短答式に合格できるだけの実力があるのですから、少なくとも早慶までなら、過去問を2~3年分やって試験問題に慣れるくらいで合格できると思います。

予備試験論文式の手応えにもよりますが、合格しているかもしれないという手応えが少しでもあるのであれば、司法試験対策をスタートしたほうが良いです。また、司法試験過去問講座2021を受講して科目ごとに司法試験過去問の演習・分析を進めていくとしても、予備試験論文式に向けて全科目をピーキングした状態を衰退させてしまうのは勿体ないですから、司法試験過去問の演習・復習と並行して基本7科目の一元化教材の見直しもやった方がいいです。これが、法科大学院入試の対策としても役立ってくれます。

口述試験対策は、論文式合格者の大部分が論文合格発表直後からスタートするので、合否発表直後から予備校模試を申し込んで実践経験を積むとともに、予備試験合格者のブログを見るなどして、これをやったら落ちるというラインを把握してみるといいと思います。口述試験は、落とす試験ではなく、合格させる試験ですから、こうした試験では、どうしたら合格するかよりも、何をすると落ちるのか(逆に何をしなければ落ちないのか)を把握することが大事です。口述試験に向けたインプットについては、私は詳しくないので、予備試験合格者の先輩に聞いてみたり、予備試験合格者のブログを参考にするなどして頂ければと思います。

2021年07月24日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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