論文全般
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論証を記憶するコツにはいくつかあります。 前回は、「論証を記憶する5つのコツ」という記事で、論証を記憶するコツについて5つ紹介させて頂きました。 今回は、関連記事として、「理由付けのキーワードを正確に理解していれば、複数の要件を自然と導くことができる」ということについて、記事にさせて頂きます。 例えば、権利外観法理(表見法理ともいう)絡みの論点については、論証の理由付けの核をなしている権利外観法理の内容を理解していれば、規範である要件の整理や内容の導くことができます。 民法94条2項の趣旨は、権利外観法理にあります。 権利外観法理とは、①虚偽の外形の②作出につき帰責性のある真正権利者の犠牲にお […]

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例えば、設問が3つあり、設問2・3については何を書けばいいかのか分かるが、設問1については何を書けばいいのかが分からないという場合に、設問2・3で確実に得点するために、設問2⇒3⇒1という順序で答案を書こうと思うこともあると思います。 実際に、設問の入れ替えをしても合格している方、さらには、設問の入れ替えをしたことにより書けそうな設問でしっかりと得点することができたため点数が伸びたという合格者の方もいると思います。 確かに、設問を入れ替えたこと自体による採点上の不利益はないと思われます しかし、私は、以下の2つの理由から、設問の入れ替えはできるだけ避けるべきであると考えています。   […]

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  全国模試や試験本番に向けた総復習をする際に、論証集等のインプット教材(以下「論証集」とします)と司法試験過去問や短文事例問題(以下「問題集」)のいずれを回すべきかについては、「科目特性」と「各人のインプットの方法」により異なると考えます。 例えば、司法試験過去問で出題範囲の大部分をカバーすることができる行政法・刑事訴訟法であれば、司法試験過去問中心の勉強をしつつ、論証集を補充的に使うというやり方でも対応することができますし、そのほうが望ましいです。 答案の書き方が重視される行政法・刑事訴訟法では、具体的事例を前提とした答案例を通じて、書き方についての具体的なイメージを持ちながら個 […]

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一元化教材を何度回しても論証の記憶が定着しない方は、記憶対象が自分に合っているか、記憶方法が自分に合っているか、記憶に必要とされる理解力・記憶力の不足分を補う工夫をしているか、記憶の反復が足りているかについて確認してみましょう。 これらを意識することで、だいぶ記憶のしやすさが変わると思います。   1.既存の論証を自分に合った長さ・水準・表現に修正する 1つ目は、論証の長さを記憶できるところ(さらには、答案に書けるところ)まで短くするということです。これが記憶にもたらす積極的効果は以下の3つです。 . 論証を短くすることにより、記憶対象が減るため、その分だけ、記憶の負担が軽減される。 […]

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今回は、「結論の方向性」を判断するための読解のコツについて、平成28年司法試験民法設問2(3)を使って説明いたします。 . 平成28年司法試験民法設問2(3) . 【事実】 16.~19  …略… 20.平成26年4月15日、Eは、Kから、返済期日を平成27年5月30日、利息を年15%、遅延損害金を年21.9%として、500万円を借り受け、LがEの債務を連帯保証する旨の契約書がE、K及びLの3人の間で作成された。当該契約書では、500万円は、平成26年5月31日に、KからEに交付されることになっていた。 21.しかし、Kは、…略… 平成26年5月31日の経過後も、500万円をEに交付しなかった […]

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「試験本番で必要とされる読解・思考 その4」では、「憲法の人権選択」の判断で必要とされる読解・思考のコツについて、平成23年司法試験憲法及び平成30年司法試験憲法を取り上げて説明いたします。 . 平成23年司法試験憲法 .  インターネット上で地図を提供している複数の会社は、公道から当該地域の風景を撮影した画像をインターネットで見ることができる機能に基づくサービスを提供している。ユーザーが地図の任意の地点を選びクリックすると、路上風景のパノラマ画像(以下「Z機能画像」という。)に切り替わる。  ・・・中略・・・  インターネット上で提供されるZ機能画像が惹起するプライバシーの問題に関して、会社 […]

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「試験本番で必要とされる読解・思考 その3」では、「現場思考論点における問題の所在の把握と抽象論の構築」に必要とされる読解・思考のコツについて、令和1年司法試験民事訴訟法設問1を使って説明いたします。 . 令和1年司法試験民事訴訟法設問1 . 【事例】  Xは、A県A市(以下「A市」という。)に住む会社員であり、夫と3人の小学生の子供がいる。X一家はキャンプ好きのアクティブな一家である。Yは、自動車製造会社であるS社の系列会社であり、S社の製造するワゴン車等をキャンピングカーに改造して販売している。Yは、本店がB県B市(以下「B市」という。)にあり、全国各地に支店を有する。  Xは、ある日、A […]

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「試験本番で必要とされる読解・思考 その2」以降では、「試験本番で必要とされる読解・思考 その1」で言及した読解・思考のコツについて、司法試験過去問を使って具体例を示しながら説明させて頂きます。 前回、試験本番で必要とされる読解・思考について、次のように説明しました。 . 既存論点の抽出とその重要度、現場思考論点における問題の所在の把握と抽象論の構築、憲法における人権選択、結論の方向性などについては、試験本番で自分で考え、決断を下すことになります。 そのため、こうした解答筋レベルのことについて、正解筋又はそれに掠る筋を選択することができるよう、読解・思考のコツを掴んでおく必要があります。 皆さ […]

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問題分析をする際の注意点 私は、出題趣旨・採点実感を読む前こそ、合格答案・上位答案を書くための実践的な読解・思考を把握するためのチャンスです。 出題趣旨・採点実感を読んだ後だと、どうしてもそこで示された完全理想解に引きづられてしまい、示された答えから書くべき答えを導いてしまいがちです。 こうした分析は、同じ問題がピンポイントに出題されない限り、役に立ちません。   出題趣旨・採点実感を使った問題分析 出題趣旨・採点実感を使った問題分析は、2つに大別されます。 1つ目は、定義、要件、科目・分野・論点・単位での答案の書き方に関する司法試験委員会の公式見解を学び、自分の理解をそれに合わせる […]

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論文試験対策の一つとして、既存論点で論点落としをしないために、問題演習を通じて事案と論点の対応関係を確認し、記憶する(答案構成を記憶するなど)という勉強法が挙げられます。 上記の勉強法により事案と論点の対応関係を記憶しておくと、同種事案が出題された場合に当該論点を抽出することができるため、論点落としにより解答筋から外れるという事態を防ぐことができます。 合格圏内の受験生が正確に抽出してくるであろう重要論点については、論点の落としのリスクを減らすために、事案と論点の対応関係を記憶しておくという、解答筋に乗るための勉強をしておくことも大事です。 もっとも、司法試験でも予備試験でも、必ずといっていい […]

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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)

加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年  新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立

執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
 答案を書くための 行政法集中演習」
 (法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
 25年」行政法(法学書院)

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