加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

リアル解答企画 全問題を解いた雑感

令和2年司法試験の論問8科目・短答3科目を解いた雑感について、動画及び記事でお伝えいたします。

本動画では、リアル解答企画に向けた準備の仕方、私の手書き答案の水準、合格水準、司法試験過去問との関連性、問題を解いている際の思考過程、今後の対策等についてお話ししています。

 

労働法

第1問 

所要時間 81分(読む9分 構成14分 答案58分)
想定順位 10番以内
問題文・構成用紙・答案はこちら

第2問

所要時間 99分(読む7分 構成20分 答案72分)
想定順位 30番以内
問題文・構成用紙・答案はこちら

 

憲 法

所要時間 119分(読む21分 構成21分 答案77分)

想定順位 100番以内

問題文・構成用紙・答案はこちら

 

行政法

所要時間 120分(読む38分 構成10分 答案72分)

想定順位 100~200番

問題文・構成用紙・答案はこちら

 

民 法

所要時間 120分(読む27分 構成13分 答案80分)

想定順位 100番以内

問題文・構成用紙・答案はこちら

 

商法

所要時間 120分(読む24分 構成13分 答案83分)

想定順位 100~200番

問題文・構成用紙・答案はこちら

 

民事訴訟法

所要時間 119分(読む20分 構成18分 答案:81分)

想定順位 100~200番

問題文・構成用紙・答案はこちら

 

刑 法

所要時間 120分(読む17分 構成21分 答案82分)

想定順位 100番くらい

問題文・構成用紙・答案はこちら

 

刑事訴訟法

所要時間 120分(読む13分 構成17分 答案90分)

想定順位 100番~200番

問題文・構成用紙・答案はこちら

 

短 答

民法では、法改正があった分野・条文からの出題が多かった。また、憲法・刑法と異なり、論文知識だけで解ける問題は多くないし、思考・読解が重視されている問題もほとんどない。もっとも、組み合わせ問題であるため全ての選択肢の正誤を判断しなくても選択肢を絞り込める上、価値判断(裸の利益衡量)により正誤を判断しやすいため、「条文・判例の適用という正攻法」により正誤を判断することができる選択肢が半分くらいであったにもかかわらず、57点/75点(正答率76%)取ることができた。

憲法では、全体的に、論文知識重視の問題と思考読解重視の問題が多かった。人権では、細かい知識を訊く問題は少なく、「判例に関するざっくりとした理解」と「読解・思考」を重視した問題が多い。 統治でも、細かい知識を訊く問題は少なく、「読解・思考」を重視した問題が多い。

刑法では、犯罪ごとの構成要件要素・規範の正確な意味といった論文知識、重要な学説問題の基本的な対立軸に関する知識、及び読解力・思考力で大部分の選択肢について正誤を判断することができるため、論文知識と思考読解重視の問題が多かった。細かい条文知識・判例学説知識を正面から問う出題はほとんどなかった。上記の通り、盤石な論文知識と読解思考が重視されており、近年の出題傾向の通りだと感じた。

 

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コメント

  • アバター

    旧ブログの方で、本記事に似たタイトルの記事を書いてくださっていたかと存じます。
    そちらの記事で、令和2年司法試験の問題に解答する上で想起すべき関連過去問についての言及があり、それらを参考に復習をしようと思っていたのですが、同記事は削除されてしまいました。
    新ブログの方で同記事に相当するのは、本記事でしょうか。そうだとすると、動画を拝見しなければ関連過去問への言及内容も分からないということでしょうか。

    • kato_admin

      現在、令和2年司法試験論文問題と司法試験論文過去問との関連性については、科目ごとの雑感動画でのみ確認することができる、という状態でございます。
      一昨日から開始した「試験本番で必要とされる読解・思考コツ」の連載が明後日に終わりますので、それから、科目ごとに司法試験過去問との関連性について記事で紹介させて頂きます。
      コメント頂きありがとうございます。

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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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