リアル解答企画 準備1日目(8月10日) 短答2科目+刑法論文対策

令和1年司法試験の短答過去問


1日目は、午前中に、令和1年司法試験の短答過去問の憲法・刑法をざっと解きました。

科目ごとの出題の傾向(深さ、広さ、難易等)、知識面での弱点等を確認することで、効率的なインプットをするためです。

憲法の結果は,、以下の通りです。

解答時間30分
人権(第1~10問) 25点/25点
統治(第11~20問)10点/25点
合計 35点/50点

統治では、学説問題等の理論問題ならそれなりに正誤を判断することができるのですが、暗記要素の強い条文問題等になると正誤を判断できない肢がいくつも出てきました。

ここが私の弱点です。

合格後は、理解が深くなる一方で、記憶がどんどん衰退していくので、短答固有の知識だとどうしても曖昧になってしまいます。

統治は、暗記要素の強い知識に重点を置いて、最低2~3周する必要があります。

私は改正民法で短答試験の問題を解いたことがなく、仮にこれから解けたとしても1年分だけでしょうから、民法の短答で50点を切る可能性があります。

こうした最悪の事態を想定すると、憲法と刑法で確実に40点以上をとる必要があると考えます。

次に、刑法です。

解答時間 40分
合計44点/50点
失点したのは、第3問(0点/4点)と第17問(2点/4点)

刑法は、昔に比べて、条文等の細かい知識を問う、暗記要素の強い出題がだいぶ減ったと思います。

令和1年の問題は、ほとんどがミニ論文問題と学説操作等の論理問題です。

なので、私としては解きやすかったです。

とはいえ、暗記要素の強い出題が若干増える可能性もありますから、可能な範囲で、細かい知識もざっと確認しておこうと思います。

民法については、法務省で公表されてる正誤が改正前民法を前提としたものであるため、辰己法律研究所の「短答過去問パーフェクト 司法試験令和元年単年度版」を購入してから、1年分だけざっと解いてみようと思います。

司法試験に合格した平成26年は、短答3科目152点/175点(憲法46点、民法60点、刑法46点)でしたが、今回は130点(憲法40点、民法50点、刑法40点)くらいまで下がると思います。

 

刑法の論文対策


まず初めに、刑法論文の勘やイメージを取り戻すために、司法試験過去問の答案にざっと目を通しました。


次に、総まくりテキストを、Aランクの分野・論点に重点を置いて1周しました(直前期補講も含む)。

本当は2周したかったのですが、令和1年司法試験の刑法の答案を書く時間を確保するために1周にとどめました。

もともと、公法系だけ答案を書く予定だったのですが、実際にペンを持って文章を書こうとした際に、想定したよりも、瞬間的に文章を構成して書くという力が衰えていたため、今のままではどんなに知識を詰め込んでもまともな答案を書くことができないと思いました。

そこで、急遽、予定を変更して、全科目につき、1回ずつは答案練習をすることにしました。

今日は、令和1年司法試験の刑法の答案を書きました。

問題文・構成用紙・答案はこちら

事案や解答筋が頭に入っている問題なので、制限時間を100分に設定しました。

8枚の模範答案ではなく、4枚の現実的な上位答案(想定200~400位)を目指しました。

平成26年司法試験に合格した際の私の答案枚数は、基本的7科目で平均5枚なので、他科目についても、模範答案ではなく現実的な上位答案をイメージしながら答案練習をします。

時間配分等は以下の通りです。

問題文を読む 15分
答案構成   13分
答案作成   68分
合計     96分

私は、答案構成の最後に、残り時間からどれくらい答案を書くことができるのかを計算して、設問ごとの時間と枚数を決めます。

今回は、答案構成を終えた段階で72分余っていたのですが、事案の概要・答案の内容が頭に入っていることを踏まえて70分以内で答案を作成しようと思いました。

そこで、残り時間が70分であることを前提として、設問ごとの時間と枚数について以下のように設定しました。

設問1 25分 2枚
設問2 25分 1.5枚
設問3 20分 1.5枚

構成用紙の右上に反映されている数字は、設問ごとの時間と枚数をメモしたものです。

今回は、概ね、構成用紙にメモした設問ごとの時間と枚数に従って答案を作成することができました。

5枚くらい書けそうだったので、4枚でまとめた現実的な上位答案(想定200~400位)よりも丁寧に書いています。

文字が読みにくいため、水準の低い答案に見えてしまうかもしれませんが、これで100位には入れると思います。

現実的な上位答案の水準として参考にして頂ければと思います。

数年ぶりに手書き答案を作成して思ったことは、瞬間的に文章構成する力と、瞬間的にコンパクトにまとめる力がだいぶ衰えているということです。

合格後は、パソコンを使い、時間をかけて丁寧に文章を作成しているため、瞬間的に答案全体の文章構成をイメージし、コンパクトにまとめるという技術が衰えてしまっています。

また、思っていたよりも文字を書けなくなっていました。

これから約1週間、毎日1通答案を書くことで、瞬間的に答案全体の文章構成をイメージしてコンパクトにまとめる力を回復するとともに、もう少し読みやすい文字を書けるようになろうと思います。

また、書けなくなっている漢字もあると思うので、答案や総まくりテキストを読み返す過程で書けなくなってそうな漢字が出てきたらその都度メモして、書けなくなってそうな漢字のまとめ表を作っておこうと思います。

 

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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)

加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年  新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立

執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
 答案を書くための 行政法集中演習」
 (法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 憲法(法学書院)
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・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
 25年」行政法(法学書院)

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