加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

答案の形式面 設問・小問等の記載の要否・正確性

令和2年司法試験行政法で、設問1小問(2)を設問2と誤って記載し、設問2を設問3と記載してしまった可能性が高いのですが、この場合、採点はかなり厳しいものになるのでしょうか。それとも、誤字の一環として若干失点されるにとどまる、又は目を瞑ってもらえ採点上の不利益はない、ということになるのでしょうか。

受験者のほぼ全員が、記述と設小問等との対応関係を明確にするために、「設問1」「小問1」といったことを答案に書きます。

もっとも、こうしたことを書かなくても、採点者において各設小問等に対応していると判断することができれば、ちゃんと採点されるはずです。対応関係を明らかにするための一手段として、一応、書いているだけなんですよね(もちろん、採点上の不利益を受ける可能性を0にするために、「設問1」「小問1」といったことを書くべきです)。

「設問1小問(2)を設問2と誤って記載し、設問2を設問3と記載してしまった」としても、設問1小問(1)⇒設問1小問(2)⇒設問2という流れで書いていれば、設問1=設問1(1)、設問2=設問1(2)、設問3=設問2という対応関係は一目瞭然ですから、ちゃんと採点されるはずです。採点上の不利益ないと思います。

2020年10月16日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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