【厳選!超重要判例百選トップ10】刑事訴訟法

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刑事訴訟法では、刑法以上に、判例の規範の正しい意味を前提とした説得力のある当てはめが重視されています。

したがって、判例百選を読む際には、主として、重要論点における当てはめのポイント、その前提となる規範の正しい意味を理解することを獲得目標とします。

刑事訴訟法では、刑法以上に、理論面について深入りしようとしてしまいがちですが、理論面で深いことが問われることはほぼないので、発展的な問題も含めて理論面についての理解を得るために解説部分を読む必要はありません。仮に解説を読むのであれば、判例の規範の正しい意味と、本件における当てはめのポイントを把握するために必要な限度にとどめましょう。

こうした意味で、判例百選で事案と判旨を確認することには試験対策上の意味があります。

刑事訴訟法では、刑法以上に、判例の事案と判旨を確認するべき判例が多いので、判例を厳選するのが難しかったです。

なお、他科目と同様、加藤ゼミナールの基礎応用完成テキスト・総まくりテキストには試験対策として読むべき判例の事案・判旨・解説が全て反映されていますから、加藤ゼミナールの受講者様は判例百選を読む必要はありません。

  • 任意同行後の取調べ 百6
  • 電磁的記録媒体の内容を確認しないで差し押さえることの可否 百22
  • GPS捜査 百30
  • 初回接見の指定内容 百34
  • 訴因変更の要否 百44
  • 同種前科証拠による犯人性立証 百62
  • 約束自白の任意性 百70
  • 犯行再現実況見分調書 百83
  • 違法収集証拠排除法則(大津事件) 百92
  • 累犯事案における一事不再理効 百97
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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)

加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年  新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立

執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
 答案を書くための 行政法集中演習」
 (法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
 25年」行政法(法学書院)

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