加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

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初見のCランク過去問までやるべきか、それともABランク過去問や一元化教材の復習をするべきか

いつもお世話になっております。司法試験が近付き、膨大な量の司法試験過去問がある中でどのように演習・復習をすればよいか悩んでいるので、質問させて頂きました。
私は予備試験経由で今年の司法試験を受験することになったのですが、その対策にあたり先生の秒速・過去問攻略講座を受講し、先生がブログでランク付けしてくださっている順にA・Bランクの問題については概ね解くことができました。
しかし、残りの期間を考えると、Cランクの問題まで全部やるよりも、A・Bランクの問題を復習しつつ秒速・総まくりの教材を回す方が良いのではないかと悩んでおります。やはりCランクの問題を焼き直したような出題がなされた場合、その問題を分析をしている人との間で差がついてしまう以上はしっかりと取り組んだ方が良いのでしょうか。それともA・Bランクの問題の理解を深めた方が良いのでしょうか?
ご回答いただけますと幸いです。どうぞ宜しくお願い致します。

学習の進捗としては、①A・Bランクの司法試験過去問については、少なくとも一度は解き、秒速・過去問攻略講座で解説も受講している、②秒速・総まくりの受講も終えている、③Cランクの司法試験過去問は一度も解いていない、という状態だと思います。

優先順位が高いのは、①及び②です。仮に③から出題された場合、③までやっている人との間で差がつきますが、(ⅰ)③について再度の出題に備えているというレベルで分析できている受験生はごく僅かですから、仮に③から出題されても大部分の受験生との間では差は尽きません。また、(ⅱ)秒速・総まくりでは、現場思考論点を除き、Cランクの司法試験過去問で出題された条文及び論点も網羅していますから、秒速・総まくりの復習をしていれば、③から出題されてもちゃんと合格水準の答案を書くことができます。

従って、③については、やらなくていいと思います。①及び②の復習に支障が出ることが懸念されます。

但し、余力があるのであれば、③について、事案と条文及び論点との対応関係や答案の流れといった表面的なことを軽く確認するために、問題文と模範答案だけにざっと目を通してみるというやり方はありです。テキストのうち解説部分は全部読み飛ばして構いませんし、解説講義の視聴も不要です。問題文についても、模範答案の意味がだいだい分かる程度に軽く読めば足ります。

参考にして頂ければと思います。

2021年04月15日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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