試験直前期におけるインプットとアウトプットの適切な比率

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インプットとアウトプットの適切な比率は、科目と受験生によって異なると思います。

例えば、憲法、行政法及び刑事訴訟法のように、出題範囲が狭い上に本試験でレベルの問題の演習をしなければ問題文の読み方や科目・分野ごとの書き方を身に付けることが困難である科目については、インプットよりもアウトプットを重視した勉強することになります。これに対し、民事系3科目及び刑法については、記憶するべき条文・論証・処理手順が多いため、インプット重視の勉強になるはずです。

また、アウトプット経由でインプットをするタイプの受験生であれば、自ずと、インプットのためにもアウトプット重視の勉強をすることになるはずです。これに対し、論証集をはじめとする一元化教材を読むだけでインプットをすることができるタイプの受験生であれば、少なくとも民事系3科目及び刑法については、一元化教材の読み込みによるインプットに重点を置いた勉強をすることになります。

私は、一元化教材を読むだけでインプットをすることができるタイプである上、一元化教材を読み込む過程で事案と論点の対応関係や答案の書き方までイメージ・確認していたので、一元化教材を読み込むだけでアウトプットに直結するインプットをすることができていました。なので、試験が近くなるにつれて、一元化教材の読み込みによるインプットの比率が高くなっていきました。インプットとアウトプットの比重は、試験2カ月前から試験1カ月前までは9:1、試験1カ月前から本試験までは9.5:0.5くらいでした。

私が試験2カ月前から極端なまでにインプットに偏った勉強をすることにより成果を上げることができたのは、私が一元化教材を読み込むだけでアウトプットに直結するインプットをすることができるタイプだった上、年内にアウトプット中心の勉強をしたことにより既に問題文の読み方、頭の使い方、答案の書き方及び途中答案対策といったアウトプット面での技術的なことが概ね確立されていたという特殊事情があるからです。

なので、試験直前期におけるインプットとアウトプットの適切な比率は、一元化教材を読むだけでインプットをすることができるタイプの受験生であっても、8:2くらいになるのではないかと思います。

参考にして頂けますと幸いです。

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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)

加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年  新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立

執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
 答案を書くための 行政法集中演習」
 (法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」
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・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
 25年」行政法(法学書院)

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