来週から令和5年司法試験が始まります。
今回の記事では、出題内容に左右されることなく安定して合格答案を書くための【全科目に共通するコツ】をお伝えいたします。
こうした汎用性のあるコツは、出題内容に左右されにくいので、試験本番で実践することができれば、高確率で全科目の点数を底上げしてくれます。
①自信をもって試験に臨む
自信がないと、問題文を読んだ際のファーストインプレッションを信じることができず、深読みしすぎてしまう危険があります。
例えば、論点Aが問題になっているという心象を頂いたものの、この心象を信じることができず深読みしすぎた結果、問われていない論点Bを書いてしまうなどです。
自分を追い込むのは、試験前日までです。試験当日は、これまで司法試験合格に向かって勉強をしてきた自分を信じて、自信を持って問題を解いて欲しいと思います。
②「これさえできれば合格」という目安をもって試験に臨む
自分が点を取るための手段の優先順位が明確になり、どんな問題が出題されても答案の最低水準を維持できるようになります。
私の場合、(ⅰ)問題文のヒントと設問・会話文の指示に食らいつく、(ⅱ)最後まで書き切るという2点でした。
③問題文のヒント、設問・会話文の指示に食らいつく
問題文には、何について、どのように、どれくらいの分量で書くべきかのヒントがあることが多いです。
設問・会話文における指示では、特に、論述の形式と方向性に気を付けましょう。
これらを守るだけで相対的にだいぶ浮きます。
④現場思考問題のコツ
法律論の前に、まずは、問題文のヒントから問題の所在(=何がどう問題となっているのか)を把握しましょう。
その上で、条文(又は概念)→論証(理由+規範)→あてはめという論述形式に従って、解答します。
論証を書く際には、問題文のヒントから出題者が求めている当てはめと結論を把握し、それを導ける規範を書く(=当てはめから逆算して論証を導く)という方法が有効です。
⑤答案全体の出来を重視する
特定の設問の出来よりも、答案全体の出来を重視しましょう。
例えば、何を書けばいいのか分からない設問で立ち止まりすぎた結果、何を書けばいいのかが分かる設問について書く時間が無くなってしまうという事態に陥らないよう、分からない設問に時間を書けすぎないという勇気が必要です。
また、書けそうな設問に時間を書けすぎてしまい、他の設問に時間を書けることができなくなるという事態を避けるために、書けそうな設問で書きすぎないという勇気を持つことも必要です。
分からない問題で立ち止まらないための思い切りと、書きやすい問題で書きすぎないための自制が重要です。
⑥答案の向こう側にいる貴方が見られている
答案の内容が正解筋に乗っていることも大事ですが、それと同じがそれ以上に、法律知識・思考力・文章力を総動員して、自分なりに最初から最後まで一本の筋を通した答案を書くことが大事です。
答案の通じて、採点者に対して ” 自分の法曹としてのポテンシャル ” をアピールできているという点は、上位合格者や短期合格者の多くに共通していることだと思います。
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