加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

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短文事例問題集として伊藤塾の試験対策問題集は網羅性に欠けるか?

短文事例問題集として伊藤塾の試験対策問題集がお薦めとのことですが、網羅性に欠けます。それでも伊藤塾の問題集を潰した後は過去問に入っても大丈夫でしょうか?ちなみに、加藤ゼミナールの司法試験・予備試験パックコース受講生です。

伊藤塾の試験対策問題集は市販演習書に比べると網羅性に欠けますが、どんなに網羅性の高い問題集であっても適切な答案例がないのであれば意味がありません。短文事例問題を使った演習では、事案と条文・論点の対応関係をはじめとする表面的な解答筋レベルのことを確認するだけでなく、科目分野特有の答案の書き方、全科目共通の法律文書作成の作法なども習得する必要がありますから、量よりも質を重視するべきです。

また、予備試験過去問で11年分(平成23年~令和3年)、司法試験過去問で17年分(プレテスト~令和3年)もあるので、伊藤塾の試験対策問題集を使った基礎的な演習を終えた後に本試験過去問を使った演習もすれば、重要論点の多くを網羅することができます。

参考にして頂けますと幸いでございます。

2021年08月17日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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