加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

秒速・過去問攻略講座コンプリートとセレクト45のいずれを受講するべきか

お世話になっております。今年予備試験論文を受験し、加藤先生の速報をみてかなり合格の可能性が高いなと感じています。
私はインプットの過程で秒速・総まくり2019を受講しておりまして、司法試験過去問の検討をするために加藤先生の秒速・過去問攻略講座2021の受講を検討しております。
加藤先生が予備試験の論文受験生向けの優先度を発表しておられたと思うのですが、その検討はコンプリートでやるほうがよいでしょうか。それとも、セレクト45である程度カバーし、自習が可能なのでしょうか。
かなり時間がないので、なるべく加藤先生の方法論に則るために、コンプリートの方がよいとは思うのですが。

今年の予備試験論文試験、お疲れ様でした。

私は、秒速・過去問攻略講座2021の「コンプリート」をお薦めいたします。理由は、以下の2つです。

1つ目は、セレクト45では「令和3年司法試験合格に向けた学習スケジュール(令和2年予備試験受験者向け)」記事で紹介している重要過去問の全てを網羅することができないということです。本記事では、予備試験論文合格レベルの実力があることなどを踏まえて、セレクト45とはやや異なる観点から問題を選別しているためです。そして、過去問を自力で分析する場合、多大な時間を要する上、正しく分析することができる保証もありませんから、秒速・過去問攻略講座を使って分析して頂くことをお薦めいたします。

2つ目は、コンプリートを使い、重要度に応じてメリハリをつけながら、重要過去問以外の過去問までやるのが望ましいということです。重要過去問については、「やり込む」ことにより、少なくとも中位答案レベルの答案を再現できるようになる必要がある一方で、それ以外の過去問についても、事案と条文・論点の対応関係や論証を把握するために軽く事案・答案に目を通しておくことが望ましいです。重要過去問以外の過去問について、答案作成も解説動画視聴も飛ばして構いませんから、事案と答案にざっと目を通しておいて、同種事案において条文・論点を落とす、論証を書けないという事態を避けるための最低限の分析はしておくことが望ましいです。ただ、本当に軽くで構いません。1問あたり1時間くらいで「この事案でこの条文と論点を使う、こういった流れで答案を展開する、論証はこれ」といったことを確認すれば足ります。

参考にして頂けますと幸いです。

2020年11月24日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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