加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

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年内から短答過去問をやるべきか

お世話になっております。秒速・総まくり2021を受講させていだたいております。令和2年司法試験短答過去問解説講義の配信、ありがとうございます。
加藤先生は、短答過去問解説講義において、「まずは論文知識の土台をしっかりさせる」旨の発言をなさっております。これは、2月くらいまでは一切短答をやらずに、短答に時間を使うなら論文知識を盤石にする時間に充てるとういう趣旨でしょうか。それとも、短答の時間として、隙間時間くらいで1日10問なら10問を少しずつやる方がよろしいでしょうか。
短答過去問解説講義の解説を視聴した感じとして、解説に納得はできるのですが、自分が読解思考を体得するのに時間がかかりそうだと感じたため、質問させていただきました。

秒速・総まくり2021及び令和2年司法試験短答過去問完全解説講義を受講して頂きありがとうございます。

私は、既に短答過去問を1周以上しているのであれば、「①2月までは論文対策に集中する、②2月から論文対策と短答対策を並行する、③2月までも科目ごとの解法に慣れるために1日何問/1週何問ペースで短答過去問をやる」という学習スケジュールが理想的だと考えています。なお、③は、本来、解法を身につけるためのものであり、知識を身につけるためのものではありません。短答知識のうち、短答固有の細かい知識は、一過性が高い、今から記憶しても忘却してしまうからです。

もっとも、論文的解法(憲法・刑法)、読解思考重視の解法(憲法・刑法)及び価値判断による解法(民法)を十分に体得することができなかった場合、その分だけ、解答をする手段として知識が要求されることになりますから、本試験までにこれらの解法を十分に体得することができないのではないかと危惧されているのであれば、2月までの間にやる過去問の数を多めにしたほうが良いと思います。

2020年11月24日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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