加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

0

「自分の実力に見合った現実的な合格答案」をイメージする

お世話になっております。
加藤先生が仰っている「自分が目指すべき合格答案」は、どのように設定すればいいでしょうか。
宜しくお願い申し上げます。

私が言う「自分が目指すべき合格答案」とは、「自分の実力に見合った現実的な合格答案」を意味します。

例えば、平均5枚しか書けない人が7~8枚の1桁レベルの答案を基準にして理想の答案像を設定すると、現実離れした目標を設定することになり、途中答案になってしまうなど、かえって有害です。したがって、平均5枚を前提として自分が目指すべき合格答案を設定することになります。

また、記憶力が高くない人や可処分時間が少ないという人は、長い論証を記憶する余裕がありませんから、1桁~2桁台の再現答案の丁寧な論証や論証集の論証を短くして記憶する必要があります。短くする際に、論証の正確性が下がっても構いません。正確性を下げてでも、自分が記憶できるところまで論証を短くすることになります。

このように、司法試験委員会が求めていることを探求するだけではなく、自分の実力ともちゃんと向き合い、自分の筆力・記憶力・理解力・可処分時間等を前提として自分の実力に見合った現実的な合格答案を設定することになります。

詳しくは、こちらの動画の15分21秒以降でご確認頂ければと思います。

 

2020年11月19日
講義のご紹介
もっと見る

コメントする

コメントを残す

コメントをするには会員登録(無料)が必要です
※スパムコメントを防ぐため、コメントの掲載には管理者の承認が行われます。
※記事が削除された場合も、投稿したコメントは削除されます。ご了承ください。

加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

kato portrait
加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
質問コーナーのカテゴリ
ブログ記事のカテゴリ