加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

司法試験過去問の起案をする際、論証等をカンニングしながら答案を書いてもいいか

秒速・総まくり2021の受講後、秒速・過去問攻略講座に入る際、事前に視聴予定の年度の問題を起案しますが、その問題が初見の問題である場合、分からない論点・論証について、総まくり論証集等を参照しながら答案を書いても宜しいでしょうか。それとも、現状把握のために、六法全書をだけを参照しながら答案を書くべきでしょうか。

論文対策としての問題演習には、2つの段階があります。

1段階目が、入門講座終了直後又は入門講座と並行して行う、短文事例問題集を使った問題演習です。この段階における問題演習の目的は、①インプット講座で学んだ知識の使い方(どういった場面でこの条文・論点が問題になるのか等)を確認する、②基礎的な読解・思考のコツを掴む、③全科目に共通する答案の型を身につける(法的三段論法に従った論述形式など)、④科目ごとの書き方の基礎を身につける(刑法では、客観的Tb⇒主観的Tb・・という流れで書く、民法では訴訟物から考え、それに対応する法律要件に即して論じるなど)といったことにあります。この段階では、初めのうちは、制限時間を設けることなく、インプット講座の教材等を参照しながら、答案を書いても構いませんし、むしろそうするべきだと思います。

2段階目は、短文事例問題集を使った問題演習による基礎固めを終えた段階における、司法試験過去問・予備試験過去問を使った問題演習です。過去問を使った問題演習の目的は、⑤出題の傾向・難易及び自分の実力等を確認することを通じて、自分が目指すべき現実的な合格答案像のイメージを掴み、そのために必要な勉強内容を明確にする、⑥①~④による基礎固めを終えていることを前提として、司法試験・予備試験に特有の読解・思考・書き方のコツ、科目・分野単位での読解・思考・書き方をマスターする、長文事例処理に慣れる、応用力を身につける、適切なメリハリ付けをする力を身につける、⑦分野・論点単位での再度の出題可能性に備える(⑥と部分的に重なる)といったことにあります。2段階目は、インプット講座の教材等を参照する段階ではありません。仮に、参照を要するのであれば、司法試験・予備試験過去問の演習に入るための準備(基礎固め)を終えていないということですから、短文事例問題集を使った問題演習をしたり、秒速・総まくりテキスト又は論証集を使ったインプットをする必要があります。

2020年10月05日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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