加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

【司法試験 2026年からパソコン受験へ転換】

2026年の司法試験から、受験方法が筆記からパソコン利用に変更されます(なお、予備試験については未定です。)。

論文試験でも筆記からパソコン利用に切り替わることに伴い、以下の3点に留意する必要があると考えます。

日本経済新聞の記事はこちら
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA120EM0S3A610C2000000/

 

① タイピングが苦手なら訓練必須

筆記に比べて、タイピングの方が受験生間で速度の違いが生じやすいです。

タイピングが苦手な人と得意な人とでは、速度が数倍違うと思います。

こうした差をできるだけ埋めるために、タイピングが苦手な人はタイピング講座等でちゃんと訓練をする必要があります。

どのみち実務でも使いますし、タイピングの速度は仕事の速度に直結しますから、合格後も見据えた投資という意味で、ちゃんと訓練しておきましょう。

 

② 脳内処理速度による差が開きやすい

筆記に比べて、タイピングの方が、脳内処理速度が答案作成の速度に反映されやすいので、受験者間において脳内処理速度による差が開きやすくなります。

だからこそ、元々の脳内処理速度が遅い人は、司法試験における問題処理の速度を高めるために、処理手順も含めて記憶するべきことはしっかり記憶して考える時間を極力減らす工夫をする必要です。

 

③ 問題の分量、形式、内容が変わる可能性あり

筆記からパソコン利用に切り替わることに伴い、問題の傾向が今まで以上に記憶よりも理解を重視するものに代わる可能性もあります。これに伴い、問題の形式も変わる可能性があります。

また、時間内に処理できる情報量が増えることに伴い、問題文のボリュームが増える可能性もあります。

こうした変化に伴い、受験生の試験対策の在り方、さらには予備校の講義・教材のあり方も変わるかもしれません。

 

新たに情報が発表されましたら、改めて皆さんに共有いたします。

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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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