論文試験では空気を読む姿勢が重要です

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論文試験では、空気を読むという意味での読解力が非常に重要です。

変に理屈っぽく考えるのではなく、問題文のヒントから、出題者が何についてどう論じて欲しいのかを素直に読み取りましょう。

問題文のヒントを介して出題者と会話しようとする姿勢が大事です。

そして、問題文のヒントについてどう論じるべきかが分からなくても、的外れでも構いませんから、何らかの法律構成を示しましょう。

使うべき個別規定が思いつかないのであれば、信義則・権利濫用といった一般条項、比例原則・公平の原則といった一般法理を使っても構いません。

例えば、会計帳簿閲覧請求の拒否事由が問われた平成30年司法試験商法設問1では、問題文に、①実質的競争関係に関する事情のみならず、②請求者Dが請求理由として示したことと真の動機とがずれていることを示す事情があります。

①実質的競争関係とは別にイレギュラーな事情として敢えて②が問題文に書かれているのですから、②についても、①とは別に拒否事由として論じることになります。

その際、②について1号拒否事由として法律構成するのがベストですが、信義則・権利濫用といった一般条項で法律構成しても合格水準です。

②について拒否事由として抽出し、法律構成を示した上で論じる、この2点ができるだけ合格水準です。

問題文のヒントに食らいついて書くべきことを抽出する、抽出した書くべきことについて法律構成をした上で論じる、この2つが大事です。

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講師紹介

加藤 喬 (かとう たかし)

加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
司法試験・予備試験の予備校講師
6歳~中学3年 器械体操
高校1~3年  新体操(長崎インターハイ・個人総合5位)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
労働法1位・総合39位で司法試験合格(平成26年・受験3回目)
合格後、辰已法律研究所で講師としてデビューし、司法修習後は、オンライン予備校で基本7科目・労働法のインプット講座・過去問講座を担当
2021年5月、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立

執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格
 答案を書くための 行政法集中演習」
 (法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」
 行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~
 25年」行政法(法学書院)

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