2020年8月31日に資格スクエアから正式公表された「予備試験講座・司法書士講座における書籍の不正利用」について、資格スクエアと全ての著作権者様・出版社様との間で和解が成立いたしました。
先週末、資格スクエアの取締役の方から私へ報告があり、週明けに速やかに和解成立について正式公表するとのことでしたので、資格スクエアによる正式公表を確認した後に、私のブログでも公表させて頂きました。
資格スクエアのウェブサイトによる「和解合意のお知らせ」はこちらからご覧いただけます。
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今回、書籍の不正利用が問題となった講座等は以下の5つです。
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- 「司法試験予備試験講座」4期(販売期間2017年12月~2018年12月)の基礎テキスト及びワークシート
- 「司法試験予備試験講座」5期(販売期間2018年12月~2019年12月)の基礎テキスト及びワークシート
- 「司法試験予備試験講座」6期(販売期間2019年12月~)の基礎テキスト及びワークシート
- 「司法書士講座」(販売期間2018年9月~)の「民法Ⅰ」「民法Ⅱ」の各テキスト
- 資格スクエアの配信するスマートフォン向けアプリケーション「予備試験短答式問題集」
注}私が担当している「秒速・総まくり」「秒速・過去問攻略講座」は対象外ですので、ご安心頂ければと思います。
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今回、資格スクエアと著作者様・出版社様との間で成立した和解の内容の骨子は以下の3つです。
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- 資格スクエア((株)サイトビジット)は、著作権者の皆様及び出版社様に対して解決金を支払うこと。
- 資格スクエア((株)サイトビジット)は、同様の問題が生じないよう再発防止策の実施に努めること。
- 著作権者の皆様及び出版社様は、既に配布したテキスト等の回収、配信している講座の停止等を含む差止請求等を行使しない。
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以下は、今回の件に関する資格スクエアの謝罪文の全文です。
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和解に至るまでに著作権者の皆様及び出版社様から多くのご指摘を頂きました。特に、2020年8月31日の株式会社日本評論社様の公表においてご指摘いただいた内容は、意見及び評価の相違はあるものの、事実関係についてはご指摘のとおりであり、株式会社日本評論社様からのご意見も含め真摯に受け止め、再発防止策を徹底して参ります。 著作権者の先生方及び出版社の方々には、改めて、深く陳謝致します。 加えて、弊社及び資格スクエアを信頼して下さった受講生の方の信頼を裏切ったことにつきましても、深く陳謝致します。
現在当社の司法試験予備試験講座及び司法書士講座を受講されております皆様におかれましては、引き続き講座のご活用を頂ければ幸いです。
改めてこの度は多大なるご迷惑・ご心配をおかけし、大変申し訳ございませんでした。 二度とこのようなことがないよう再発防止策を徹底すると共に、 よりよい講座の提供に向けて社員一同全力を尽くしてまいる所存でございます。
今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
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8月31日の記事でも言及したことですが、今回の件は、決して他人事ではないと受け止めております。
今後はより一層、著作権に対する配慮を徹底するとともに、受験生の方々にとって使いやすい教材にしていきたいと考えております。
多くの関係者の方々に大変ご迷惑をお掛けしましたこと、所属講師として、改めて深くお詫び申し上げます。
今後とも宜しくお願い致します。
資格スクエア司法試験・予備試験講師 加藤喬
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