加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

論文試験における時間の計り方

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論文試験における時間の計り方は様々です。

私は、以下の3つの計り方を想定した上で、3つ目の計り方を選択していました。

1つ目は、時計の時刻を試験の時刻に一致させる方法です。

例えば、司法試験初日の選択科目であれば、開始時刻が9時30分ですから、時計の時刻を9時30分ちょうどに合わせます。

この計り方には、試験中に試験開始時刻を勘違いしてしまうリスクがあります。

試験開始時刻は科目等により異なります。

〇時00分開始の科目もあれば、〇時15分開始、〇時30分開始、〇45分開始の科目もあります。

問題を解くことに集中している試験中に、14時45分開始の刑事訴訟法の開始時刻を15時00分だと勘違いしてしまい、16時30分の時点で残り30分あると思ったら実は残り15分しかなかったという事態に陥るリスクがあります。

私は、このようなリスクを避けるためには、1つ目の計り方は選択しませんでした。

2つ目は、ストップウォッチを使うという計り方です。

計り方の正確性は一番高いです。

もっとも、人によっては、追い込まれている感じがして、問題を解くことに集中できないかもしれません。

現に私がそうでした。

普段の答案練習で試してみたところ、問題を解いている途中にストップウォッチによるカウントダウンを見るたびに、心臓がドキドキして、問題を解くことに集中できなくなりました。

3つ目は、時計の時刻を切りのいい時間に合わせて計るという方法です。

例えば、司法試験初日の選択科目であれば、開始時刻が9時30分ですが、時計の時刻を切りのいい9時00分又は10時00分に設定します。

この計り方だと、試験中に試験開始時刻を勘違いするリスクがない上、カウントダウンにより追い込まれている感じがして問題を解くことに集中できないという事態にも陥りません。

そこで私は、3つ目の計り方を選択していました。

それから、アナログ時計とデジタル時計のどちらが良いのかも、人によって異なります。私は、デジタル時計のほうが瞬時に正確に時間を把握しやすいと思い、デジタル時計を使っていました。

本記事で紹介した時間の計り方も参考にしながら、普段の答案練習で複数の計り方を試してみることで、自分とってベストな時間の計り方を見つけて頂きたいと思います。

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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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