加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

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予備試験過去問の演習を終えているのに論文の成績が安定しない場合の対処法

論文後の問題演習について
いつもブログ拝見させていた大手当おります。
先日予備試験論文を受験し終わった者です。
来年度の司法試験に向けて、或いは予備試験に向けての勉強を計画しています。
自分の現在の力は、論証集に書いてある論点の理解はそれなりにはできます。答練でも30点代を取ることがしばしばあります。
もっとも、自分はこれまで短文事例問題集に取り組んできたことがありません。予備試験過去問は各科目4周ほどは済んでいますが、短文事例演習をやってきたことがないため網羅性について心配があります(知識の網羅性は論証集等のおかげであるとは思うのですが、その知識を問題使うという点での網羅性に心配があります。例えば、今年の予備刑訴の接見指定について、確かに論証は吐き出すことができたのですが、解いてきたことがないため当てはめ方がよくわからず当てはめがボロボロになりました。そこで質問です。
今の自分の実力(予備試験過去問は理解できた上で起案までできます)からして、合格発表後には司法試験過去問をしっかりとやることを前提として、①重要問題習得講座などの短文事例問題を繰り返すか、②旧司法試験の過去問を潰すか(旧司についてもほとんどやったことがない)、また、③学者の演習本に手を出すか、
どれがもっともよいと思いますか。③学者の演習本については、どのみち理解の浅い科目についてはやろうとは思っているのですが、特に①と②のいずれをやるべきかが難しいです(また、①をやるとしても旧司法試験はやるべきでしょうか)。
複雑な質問ですみません。よろしくお願いします。

教えて頂いた現状からすると、短文事例問題を使って演習の網羅性を高める必要があると思います。

短文事例問題として、「学者の演習本」だと、答案例がないため、演習用の教材としては使いにくいかと思います。

民事訴訟法・刑事訴訟法の2科目については、早稲田セミナーのスタンダード100を使って旧司法試験過去問の演習をするのがいいと思います。なお、令和3年予備試験刑事訴訟法で出題された初回接見の申出に対する接見指定の可否(39条3項本文)&方法(同条3項但書)も第62問(新作問題)として載っています。

それ以外の科目については、伊藤塾の試験対策問題集が使いやすいと思います。

2021年08月07日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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