加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

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合否の分岐点となる典型論点とは?

2月11日の「令和2年司法試験の合否の分岐点」の記事を拝読しました。記事中の「典型論点」とは、総まくりのランクでいうとどのあたりでしょうか。司法試験でいうと複数回出題されている論点と考えて宜しいでしょうか。なかなか難しいかもしれませんが、一応の目安について教えていただけると、勉強の指針にもなるため、大変助かります。

「令和2年司法試験の合否の分岐点」という記事における「論点論点」には、少なくとも、秒速・総まくりのAランク論点、及び司法試験過去問で2回以上出題された論点が含まれます。

また、秒速・総まくりのBランク論点のうち、法科大学院入試レベルの論点も含まれます。

さらに、司法試験過去問で1度しか出題されていない論点であっても、現場思考論点ではない上、マイナー分野に属しないものであれば、基本的には含まれます。例えば、例えば、平成28年司法試験設問2(1)で出題された動機の不法を理由とする公序良俗違反による無効(相関的考量説)は、現場思考問題ではない上、マイナー分野に属するまではいえませんから、平成29年以降は典型論点に含まれます。これに対し、令和1年民事訴訟法設問1で出題された管轄は、マイナー分野に属するため、含まれません。

2021年02月14日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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