加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

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2月から5月の本試験までの間における短答対策の進め方

今年の司法試験を受験する者です。
加藤先生は、2月(超直前期)から試験本番にかけて、短答対策をどのようなペースでやっておられましたか?

私は、短答過去問は1周しかしておらず、1周する際に出題された知識を六法等(憲法は伊藤塾シケタイ・判例百選、民法は伊藤塾の情報シート)に反映することにより、六法等を参照すれば短答過去問で出題された知識を確認できるようにしていました。例えば、条文知識については六法の該当箇所にマークをし、六法等に載っていない細かい判例等については六法等の該当箇所にメモしていました。そして、短答対策としてのインプットでは、過去問を回すのではなく、過去問の情報が反映された六法等を何度も読み返しました。以上のことを前提として、2月から5月の本試験までの間における短答対策の進め方についてお答えいたします。

短答試験で使う知識のうち、短答試験固有の細かい知識(特に商法・民事訴訟法・刑事訴訟法。※当時の短答科目は7法でした。)は、一過性が高く、記憶しても忘却しやすいです。そのため、なるべく短答試験に近いタイミングで短時間で六法等を使ったインプットをした方がいいと考えていました。そして、短答試験に近いタイミングで短時間で六法等を回すためには、普段から六法等を何度も回すことにより、1周にかかる時間を短くしておく必要があります。そこで、2月頃から、3月下旬頃のTKC模試に向けて、1日1~1.5時間ペースで、六法等を使ったインプットを続けました。これにより、3月末頃のTKC模試の際には、2日~3日くらいで六法等を1周できる状態になっていました。

TKC模試後も、本試験初日の1週間前くらいまでは、1日1~1.5時間ペースで六法等を使ったインプットを続けました。本試験初日の1週間前くらいからは、論文対策に集中し、本試験2日目(民事系論文)の試験終了後から寝るまで、4日目(刑事系論文)の試験終了後から寝るまで、及び5日目の朝と科目ごとの休憩時間を使い、超速で論文等を読み込み、合計1周(民事訴訟法・刑事訴訟法の六法は2周)しました。

2021年02月03日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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