加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

総まくりテキスト・論証集のBランク論点まで記憶する必要があるのか

秒速講座を受講している者です。
①上三法は短答もあるので、細かい論点まで潰しますが、論文だけの科目(下4法)でもBランクまでおさえる必要があるのでしょうか。科目によって異なりますでしょうか。
②また、総まくり論証集には趣旨規範ハンドブック(辰已法律研究所)にない論点も掲載されておりますが、こうした論点もおさえる必要があるのでしょうか。
③それから、論点につきまして、どの演習書を意識して作られたのかを教えていただけませんでしょうか。
宜しくお願い致します。

①下4法についても、原則として、Bランクまでおさえる必要があります。そうしないと、ほぼ確実に大きな知識の穴が生じます。但し、刑事訴訟法については、Aランクだけでも、出題によっては、何とかなることがあります。何も知らないから何も対応できないという分野・論点を極力なくすために、ランクにに応じて濃淡をつけながら勉強をするのが理想的です。

②総まくり論証集に掲載されている論点は、辰已法律研究所の趣旨規範ハンドブックに載っていないものであっても、おさえる必要があります。

③総まくりテキスト・論証集における分野・論点の掲載は、司法試験過去問から想定される出題傾向と著名な基本書を参考にして決定しています。刑事訴訟法については、古江頼隆「事例演習刑事訴訟法」を参考にしています。

2021年02月03日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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