加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

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令和3年合格目標加藤ゼミを受講して予備試験合格を目指す場合の工夫

令和3年合格目標加藤ゼミを受講するにあたり、予備試験の実務基礎科目の対策をする上で、加藤ゼミで提供される総まくり論証集及び過去問解説冊子以外の教材を使って勉強をする必要がありますでしょうか。
また、予備試験を念頭に置いた場合、過去問としてカリキュラムに含まれている28問以外の過去問で潰しておくべき過去問はありますでしょうか。

まず、実務基礎科目についてですが、総まくり論証集では、民事実務基礎科目で出題される知識のうち、弁護士職務基本規程及び民事執行・保全以外については、民法・民事訴訟法で網羅しております。例えば、要件事実については、総まくり論証集「民法」で取り上げているものをマスターすれば十分です。刑事実務基礎科目についても、弁護士職務基本規程を除けば、刑法・刑事訴訟法の総まくり論証集により必要とされる知識を網羅しています。最新版の総まくり論証集では、予備試験対策に利用する方々もいることを想定して、公判前整理手続や勾留・保釈などについても丁寧に取り上げています。したがって、実務基礎科目対策の際、総まくり論証集「民法」「民事訴訟法」「刑法」「刑事訴訟法」をベースにして頂いて構いません。ただし、弁護士職務基本規程(民事・刑事)及び民事執行・保全(民事)については、別途、知識を補充して頂く必要がございます。

次に、予備試験対策としては、①ミニ総まくり講義及び総まくり論証集を使って科目・分野ごとの知識・方法論を身に付ける、②司法試験の最重要過去問28問によりも、全科目に共通する方法論(答案の書き方、問題文の読み方、考え方)と科目・分野ごとの知識の使い方・方法論を定着化させる、③上記①②で学んだことを総動員するつもりで予備試験過去問及び予備校答練の問題を使った答案練習をする、という勉強法が理想的です。②以外に司法試験をやる必要性は高くありません。仮にやるとしても、司法試験過去問が流用される傾向が強い民事訴訟法と刑事訴訟法の2科目で足りると考えます。

参考にして頂けますと幸いです。

2021年02月03日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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