加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

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労働法の学習の流れ

いつもお世話になっております。
労働法速修テキスト講義を受講させて頂いております。
先日、予備試験の論文式試験を受験し、令和3年の司法試験のために選択科目の労働法の勉強を始めたばかりです。
初学者が労働法を勉強する場合、第2部労働保護法と第3部労働組合法とを一気に受講することが望ましいのでしょうか。
11月中旬に国立ローの入試があるため、まず第2部労働保護法までの受講・復習をした上でロー入試対策をし、11月下旬から第3部労働組合法を受講し始めようと考えています。
体系を把握するという観点や、来年の試験に間に合わせるという観点で、どのように受講していくことが効果的であるか教えて頂けますと幸いです。宜しくお願い致します。

今年の予備試験論文の受験、お疲れさまでした。

労働法速修テキスト講義を受講して頂き、ありがとうございます。

第3部労働組合法は第2部労働保護法の知識を前提とするものであるのに対し、第2部労働保護法では第3部労働組合法の知識はほとんど使いません。したがって、第2部労働保護法だけを勉強しても、体系的知識が身につかないということにはなりませんので、ご安心ください。しかも、労働法速習テキスト講義では、本編(約20時間)に先立ち受講して頂く導入編(1時間半)において第2部労働保護法と第3部労働組合法の全体像をざっと説明しておりますので、尚更、問題ありません。

難しさと量の多さからすると、第2部労働保護法と第3部労働組合法との学習負担の比率は、7:3~8:2くらいです。第3部労働組合法では、憲法28条と労働組合法の一部の条文しか使いませんから、条文の数も非常に少ないです。したがって、11月中旬のロー入試対策の後から第3部労働組合法の勉強を開始しても、来年の司法試験に間に合わせることができます。

参考にして頂けますと幸いです。

2020年11月01日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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