加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

総まくり2021を再受講する必要性

こんにちは。
以前、秒速・総まくり140を購入した者です。
秒速・総まくり2021を購入するか迷っております。
購入したとしても、全てを視聴する時間がありません。改正された民法は必須であるとして、他に秒速・総まくり2021で視聴するべき科目がありましたら、教えて頂けますでしょうか。
宜しくお願い致します。

秒速・総まくり140を受講して頂き、ありがとうございます。

以下では、秒速・総まくり140を受講していた方が秒速・総まくり2021で視聴するべき科目を優先順位に従って並べさせて頂きます。

1位 民法
全面的な法改正があったためです。

2位 憲法
平成30年から出題形式が法律意見書形式に変更された上、「判例を踏まえた論述」が設問で明示的に求められるに至ったことを踏まえて、総まくり憲法の内容を全面的にリニューアルしました。

3位 刑法
平成30年から学説対立をはじめとする多角的検討型の出題もなされるようになったことを踏まえて、総まくり刑法も全面的にリニューアルしました。

4位 刑事訴訟法
刑法と同様、平成30年から学説対立をはじめとする多角的検討型の出題もなされるようになったことを踏まえて、総まくり刑事訴訟法も全面的にリニューアルしました。

5位 行政法
全面的なリニューアルまではありませんが、行政裁量・処分性・原告適格については、判断枠組みに関する説明がより一層分かりやすくなっている上、判例の追加等もありますから、これら3分野については必ず視聴して頂きたいと思います。

6位 民事訴訟法
弁論主義、既判力、及び講義最後の旧司法試験過去問を16問(答案例付き)は、必ず視聴して頂きたいと思います。

7位 商法
さほど大きな変更はありませんから、会社法改正と民法改正による影響を受ける箇所と、最新重要判例が追加された箇所に重点を置いて視聴して頂ければと思います。

なお、秒速・総まくり2021「憲法」「民法」「刑法」は短答試験にも対応した内容になっており、実際、令和2年司法試験短答式は総まくりテキストだけで9割くらい取れる内容でしたから、秒速・総まくり2021「憲法」「民法」「刑法」を受講して頂くと短答の問題がだいぶ解きやすくなると思います。

参考にして頂けますと幸いです。

2020年10月27日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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