加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

質問コーナー

秒速講座だけで予備試験対策をすることの可否

現在、秒速・総まくり2021、総まくり論証集、及び秒速・過去問攻略講座2021を受講しております。
来年の予備試験に合格するために、この教材をどのように活用するのがベストでしょうか。
また、法律実務基礎(民事・刑事)も、民事訴訟法及び刑事訴訟法でカバーすることができるのでしょうか。

秒速講座2021を受講して頂き、誠にありがとうございます。

基本7科目については、秒速・総まくり2021及び秒速・過去問攻略講座2021をやって頂ければ、予備試験にしっかりと対応することができます。秒速・総まくり2021(及び総ままくり論証集)では基本7科目の出題範囲をカバーすることができておりますし、今年の予備試験の問題を見る限り司法試験過去問との関連性が非常に強いです(特に、公法系)。基本7科目については、現在、憲法・行政法・民法まで答案を作成・公開しており、残り4科目の答案の作成・公開も終えましたら、本ブログの記事で、総まくり2021及び司法試験過去問と予備試験論文との関連性や、秒速講座を使った対策の仕方について説明をさせて頂く予定でございます。

実務基礎科目についてですが、民事については、総まくり2021(及び論証集)の民法・民事訴訟法で、出題範囲の2/3までは対応することができます。総まくり民法では、「新問題研究要件事実」「紛争類型別の要件事実」に掲載されていない要件事実までカバーしていますし、総まくり民事訴訟法では二段の推定について推認過程ごとの反証事実レベルのことまで取り上げているからです。もっとも、民事実務基礎では、民事執行保全法及び弁護士倫理も出題されますから、これらについては別途、対策をして頂く必要がございます。刑事については、犯罪事実の認定、勾留、訴因変更、伝聞あたりは、総まくり刑法・刑事訴訟法で学習したことが役に立ちますが、総まくりで対応することができる範囲は1/5くらいです。したがって、刑事については、民事以上に、別途、対策をして頂く必要がございます。

参考にして頂ければと思います。

2020年10月27日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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