加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ

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司法試験上位合格を目指す場合、事例演習教材までやるべきか

司法試験上位合格(少なくとも2桁)を目指しています。今のところ、総まくり講座+司法試験過去問講座で勉強しているのですが、事例演習教材(刑法、商法、民法)までやった方がよいですか?
一応、模範答案のようなものは手に入れられる状況にあります。

総まくり講座、基礎問題演習講座及び司法試験過去問講座の3講座をマスターすれば、司法試験論文2桁は問題なく目指せます。これら3講座には、2桁合格に必要とされる知識、方法論及び演習量が十分に備わっているからです(1桁でも目指せます。)。あとはとにかく、3講座で学習したことの精度と定着度を高めるだけです。

司法試験では現場思考要素が強いとともに、当てはめのボリュームも多いので、”自分で考えて書く”箇所が多いです。したがって、読解思考のコツと文章力も非常に重要です。これらは事例演習教材をやり込んでも身に付くものではありませんから、主として過去問演習で身につけるものです。

1桁~2桁前半を目指すなら、分量が必要です。とにかく処理速度を高めて平均6~7枚書けるようになる必要があります。私は5枚平均で36位(8015人中)でしたが、全科目で正解筋をほとんど外していない上に、コンパクトな論述が上手かったからです。分量を増やすためには、問題処理に慣れる、採点されるぎりぎりのことろまで字を崩して筆速を高める、総まくり講座・基礎問題演習講座・司法過去問講座を徹底的に頭に叩き込んで既知の論点と類題では脳死状態で瞬時に処理できるようにしておくなどの工夫も必要です。

なお、基礎問題演習講座を受講しない場合、短文事例問題演習により過去問の穴を埋める必要がありますから、その意味では、事例演習教材までやるべきです。

参考にして頂けたらと思います。

2023年12月26日
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加藤ゼミナールは、加藤喬講師が代表を務める予備試験・司法試験のオンライン予備校です。

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加藤ゼミナール代表取締役
加藤 喬かとう たかし
加藤ゼミナール代表取締役
弁護士(第二東京弁護士会)
加藤ゼミナール代表
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院(既修) 卒業
2014年 労働法1位・総合39位で司法試験合格
2021年 7年間の講師活動を経て、「法曹教育の機会均等」の実現と「真の合格実績」の追求を理念として加藤ゼミナールを設立
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